奈良の古本屋・智林堂店主のブログ 古書買取強化中


古書店店主がつづる本と旅に明け暮れる日々..  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  【 智林堂書店 】     (電話)0742-24-2544   近鉄奈良から徒歩5分 もちいどのセンター街内 
by 智林 椰子生(ともばやし やしお)
プロフィールを見る
画像一覧

公共図書館の無料リサイクル本の争奪戦は狂気の沙汰だ

月に一度、地元の公共図書館で除籍本が放出、市民に無料頒布される。以前は選び放題で、勤め帰りに寄っても良い本がまだ残っているなどのんびりムードが漂っていたが最近は様変わりした。
一人5冊に制限され、怖そうな監視員のおじさんが立っていて赤枠内の人気本は1冊とかいわれる。
そして開館時間に少しでも遅れていくと、棚はもぬけの殻で何も残っていない!
そこで開館前に行ってみた。すでに行列ができている。20代、30代の若者も多い。ブックオフのセール日の朝を想起させる。でも、ここは図書館。何があるかはわからないし、除籍印が押してあるからそんなに値打ち本などないはずだぞ。
開館と同時になだれこみ、1棚しかない単行本の棚へ十数人もが殺到。選ぶような余裕はなく、背文字を見ることすらもできない。そんな中でバーコードリーダーをかざしている若い女。まさかと思ったが、こんなところにもセドラーはいたのだ。まあ、ただで仕入れられたら絶対損はないわな。
私は前の人々のすきまから強引に手を入れて手さぐりで何冊か本を取り出す。『地球の歩き方』のバックナンバーなど。赤枠も何もあったものではない。専門書らしきものもあったのだろうが、あっという間に最前列付近の人々にとられてしまったもよう。
一番の人は1時間くらい前から並んでいたのだろうか。そのうち徹夜組が出るかもしれない。狂気の沙汰だ。
こういうのは公共・公平性を重んじる本来の図書館の主旨にもそぐわないのではないか。ではどうすればいいだろう。
提案としては、特定の日時を定めずに不要本が発生しだい常設棚に随時収納する。たまたま居合わせた者が優先的に持ち帰る権利を得られるわけで、そのほうが万人にまんべんなくチャンスがあり、朝からあさましくすさまじき争奪戦をくりひろげるよりずっとスマートだと思うのだが、さて。
by chirindo-tensyu | 2012-10-02 14:17 | Comments(2)
Commented by JHK at 2012-10-03 13:40 x
図書館によっては不要本を募集しリサイクルブックとして配布しているところもあるそうです。

あとゴミ収集、環境局などで収集した不要本をリサイクルブックとして提供してもらい、無人古本屋で売ってる商店街もあります。空き店舗対策の一環で、売り上げは福祉団体に寄付するとか。

おそらくまだせどりはないみたいですが、結構いい取り組みに思いました。
Commented by chirindo-tensyu at 2012-10-03 14:23
JHK様ご意見ありがとうございました。古本のリサイクルは歓迎ですがセドリの餌食になるのもどうか・・・という感じです。1冊100円でも50円でも値段をつけて売ってもらったほうがいいかもしれませんね。

古書全般買取

古書全般買取 

(学術&一般書、雑誌、古銭、切手、鉄道用品、美術品、刀剣、CD、DVDなど持込歓迎!)

大量の場合は出張買取!
経験豊富な店主が参上し適切査定・即金でお支払
寺社・大学・公的機関OK!!

まずはお電話を030.gif

【智林堂書店】
近鉄奈良駅南へ徒歩5分
もちいどのセンター街内

0742-24-2544
(昼~夕方頃、営業不定)
0742-44-3110
(時間外 8~20時頃)

検索

ブログジャンル