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奈良の古本屋・智林堂店主のブログ 古書買取強化中


古書店店主がつづる本と旅に明け暮れる日々..  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  【 智林堂書店 】     (電話)0742-24-2544   近鉄奈良から徒歩5分 もちいどのセンター街内 
by 智林 椰子生(ともばやし やしお)
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カテゴリ:トルコ( 25 )

トルコ国鉄バスで国境駅へ 後編

謎解きをすると、ブカレストへ行く客は途中駅でいったん降りて別の列車に乗り換えるのだった。こんなところでも車輌の節約? ブカレストの客はまた未明にたたき起こされることになる。たまったものじゃないな。
驚きはさらに続く。中の車室は寝台が上中下3段、向い合せに国籍もばらばらの男6人が押しこまれる。ベッドは狭くて長さも足りない。私は何とか上段を確保。上段の続きに荷物用のスペースがあり、頭を乗せる台として使えるからだ。それにしても目の前が天井で圧迫感のあること! 足で押すとぺこぺこいう。何ともチャチな車輌だ。おまけに天井灯に蚊がまとわりついて眠るどころではない。
列車は停まったまま動き出す気配がない。たまりかねて起きだし、通路へ。私と向い側の上段の青年も降りて来たので少し話す。オーストリアのウィーンから来たという。
「いまどきこんな列車があるなんて! バスの方がまだよかったよ」と私。
「昔はヨーロッパの列車はこんな感じだったよ」
「そういや、日本もそうだった」
「その昔にはオリエント急行なんて豪華列車もあったけどね」
昔の方がよかったのか、悪かったのか。
夜目にぼんやりと引込線の貨車の白いキリル文字が浮かびあがる。
「映画のようだね」とオーストリア人。
映画って、あんた詩人だね。私には悪夢を見ているとしか思えないのだが・・・・・・。
時刻は午前3時をまわっていたろうか、ようやく名ばかりのバルカン特急は動きはじめた。
by chirindo-tensyu | 2012-07-21 18:38 | トルコ | Comments(2)

トルコ国鉄バスで国境駅カプクレへ 前編

夜22時、トルコ国鉄のバスは駅前からひっそり出発した。車内には各国語が飛びかい、車掌も流暢に英語を話す。その点は「国際線」らしくあったが・・・・・。ブルガリアとルーマニアへ向かうというのに乗客は座席分にも満たない。そうか、乗客が少ないのでバスにしたんだな。トルコ国鉄の都合による単なる合理化かよと思う。
バスは深夜の高速道を走る。前方の席に座っていたので対向車のサーチライトがまぶしく寝られやしない。途中、エディルネという比較的大きな町を過ぎるともう何もない。車窓に光もほとんど見られなくなり、ドライブインで休憩タイム。トルコリラを使う最後の機会だ。あまり金で地図、土産物など買いこむ。
うとうとしかけた頃、国境駅カプクレに到着。列車はすでに入線していたが、ここで出国審査があるという。なのに肝腎の窓口が開いていない! しばらくするとパトカーがやって来ておもむろに窓口を開けはじめる。
さて待望の列車を見て愕然とした。客車が1輌しか連結されていない! これはありえない、というのもソフィアとブカレストと行先が途中でわかれるため途中で切り離すことになるから最低でも2輌ないとおかしいのだ。
本来なら1等・2等・座席の3輌×2国分の6輌編成が最低基準のはずだが。
車室はソフィアとブカレスト方面の乗客では別々になっていた。しかし、車輌をちょんぎるわけにもいくまい。これはいったいどういうことだろうか。

(後編につづく)
by chirindo-tensyu | 2012-07-20 18:14 | トルコ | Comments(0)

黄昏のブルーモスク

初夏の長い日も傾きかけてきた。ギュルハネ公園を経てスルタンアフメット地区へ歩いていった。この界隈にもお洒落なホテルや店が出来ている。
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ブルーモスクへ自然と行き着いた。ここはもう何度目だろうか。入口で絨緞屋が声をかけてくるのは昔と同じ。ただ、あやしげな人は以前よりは減った。
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モスク内では土足厳禁。絨緞に座りこんだりするのはかまわない。荘厳な装飾にしばし見とれる。モスクはあちこちで見てきたが、ブルーモスクの古典的な美しさにかなうものはないと思う。
by chirindo-tensyu | 2012-07-19 18:29 | トルコ | Comments(0)

そしてガラタ橋名物鯖サンドははずせない

ガラタ橋近くの桟橋に派手な装飾の蒸気船が横づけされると、人々がいっせいに群がる。
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鯖サンドだ! 獲れたての鯖をさっと焼いてキャベツなどとともにフランスパンに挟んだもの。5リラ。以前の滞在時にはさんざん買って食べたが今回も思わず手が伸びた。やや薄味だが懐かしい味。この鯖サンド、日本で再現しても全然おいしくないんだよね。
by chirindo-tensyu | 2012-07-18 18:29 | トルコ | Comments(0)

ガラタ橋たもとの魚料理店

ガラタ橋付近には釣人が多数。小鯵などがよく釣れるらしい。
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海にのぞむ橋の地階廊には魚料理店が軒を連ね、立ちどまるとすぐ客引きにつかまる。何となく海老が食べたくなり、値段もメニューより安くするというので1軒の店へ。むろん、海老といっても一番安い車海老。最高級のロブスターは1キロあたり200リラ!
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車海老と茸のグリル、15リラ(定価20リラ)。
休日ということもあってか夕方になるにつれ人が増え、二層のガラタ橋は人の重みで崩れそうなくらいになっていた。
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by chirindo-tensyu | 2012-07-17 18:18 | トルコ | Comments(0)

イスタンブールは食べ物屋台が面白い

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それではガラタ橋の方へいってみよう。スィルケジ駅前、エミノニュ界隈には屋台が多い。
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定番ドネルケバブ。店によって味や盛りつけが微妙にちがう。
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暑い日はアイスクリームが馬鹿売れ。トルコアイスは餅のように伸びる、これが美味さの秘訣。
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涼しい日は焼栗かな。秋の風物詩って感じだけど。100グラムからの量り売り。
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焼とうもろこし屋も繁盛している。
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ムール貝、これに檸檬を絞って食べたら最高ということだが私は試したことがない。貝類が苦手なもので。
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果物屋のディスプレイはどこもきれいだ。チェリーなども安い。量を指定して買わないと、うかつに紙幣でも差し出そうものなら、食べきれないほど盛られて困るぞ。
by chirindo-tensyu | 2012-07-16 18:39 | トルコ | Comments(1)

イスタンブール・スィルケジ駅周辺のパブとホテル

スィルケジ駅周辺は日曜とあって人通りも多い。
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まずは手頃なパブに飛びこんで待望の生ビールを一杯。
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「ガル」という店で、飲んでいるうちに以前にも来た店であるのを思い出した。つまみの種類も多く、庶民的な居酒屋という雰囲気の店。
基本的には変っていないが、周辺は全般にきれいになっている。
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私が常宿にしていた裏通りのホテル「エメッキ」も健在であるのをうれしく思った。当時は10ドルほどで泊まれたが、今はもっと値上がりしているはず。
「イェニ」という安宿にも一泊したな。寝るだけの、どうしようもない部屋だった。当時は確か黄色の外観だったが、スマートな茶色に塗り替えられている。新しいホテルもトラムの線路沿いに次々とできているようだった。
by chirindo-tensyu | 2012-07-15 18:40 | トルコ | Comments(0)

イスタンブール発バルカン寝台特急列車の大誤算

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「国境まではバスになるよ」スィルケジ駅国際線窓口氏の言葉に私はとまどった。
イスタンブールは過去の旅で延べ10泊も滞在しており、今回は宿泊せずブルガリア方面への夜行列車、通称バルカン特急に乗りつぐつもりだった。いつものように1等寝台で個室同様に利用、早めに乗りこんでワインでも傾けながらトルコ旅行の余韻にふけるという想定がもろくも崩れさった瞬間でもあった。
「バスってどういうこと?」
「国境のカプクレ駅までバス。そこから列車に乗換」窓口氏は事務的に応える。
不通区間の発生など、何らかの事情で振替輸送になるのだろうか。これはたまにあることだが、とんだ計算違いだった。
「バスはどこから?」
「当駅からだよ」
スィルケジ駅には本来、長距離バスは発着しない。だが、国鉄のバスで列車と同じ扱いだから、駅前から出るというのだ。
おまけに窓口氏はつけくわえた。
「後続の列車に1等はない。全部2等、クシェット(簡易寝台)ね」
迷ったが選択の余地はない。昼間の列車はないし、全区間バスでというのもきつい。国境駅からは寝台にありつけるのだ。
ブルガリアのプロヴディフまでの切符を買うと、22時発まで相当時間があるため、とりあえずコインロッカーに荷物を預けた。
by chirindo-tensyu | 2012-07-14 18:30 | トルコ | Comments(0)

ヤロワからイスタンブールへの船旅、そして国鉄近郊路線

ホテルでは温泉の料金を請求されなかった。単につけ忘れかもしれないが、夜中のパーティー騒ぎの一件でのお詫びのしるしと解釈した。
ブルサからまずバスでマルマラ海岸のヤロワへ出て、イスタンブール行の船に乗りつぐ。13年前、私はイスタンブールから逆にこの海を渡り、トルコ1周の旅をこころみたのだった。昔の恋人に逢いにいくような気分だ。
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船は車も積める大型船で、座席も指定と自由がある。所用1時間あまり。
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アヤソフィアとブルーモスクの堂々たる偉容が迫ってきた。これぞイスタンブール!
イェニカプ港から国鉄の駅まで歩き、スィルケジまでの電車を待つ。
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この路線には改札機がある。子供らが駅員の目を盗んで線路わきの茂みからさっとホームへ駆けあがる。こういう駅のたたずまいは昔とあまり変らないが、電車はデザインも一新されていた。
by chirindo-tensyu | 2012-07-13 18:03 | トルコ | Comments(0)

ブルサ名物イスケンダル・ケバブと個室温泉ハマム

イスケンダル・ケバブ、この帝王のようなひびきをもった料理はブルサ名物ということで、早速ロカンタ(食堂)で探しもとめテイクアウト。
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パン生地の上にトマトソース味のケバブ、ヨーグルト、仕上げにバターを垂らしてある。うまいのだがややしつこい。それにパンはソースでほとびてしまっているので別々にした方が美味しい? もっともパンは別についている。これが竈で焼いて焦げ目のついた本格的なもので食べだすとやめられない。
疲れて夕方まで眠ってしまう。19時頃から階下のサロンで何かのパーティーが始まり音楽がうるさい。とりあえず地下のハマムへ。
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公衆浴場はなく、個室のみ。宿泊客でも有料で1時間25リラとのこと。これは高いぞ。中は湯気が濛々とたちこめ、湯温も熱めでよかったが10分と入っていられない。ベッドで仮寝できるスペースもあったがファンもエアコンもなく早々に退散。
昼寝したのとパーティーの騒音で夜は寝られない。部屋を替えてもらおうとフロントへ行ったが、反対側の部屋は構造上0階フロントわきにしかなく、これはパス。別の意味でうるさい。それよりいつ終わるのかが知りたい。「あと5分で終わる」などといい加減なことをいわれ、待っていたが終わらずもう一度行くと、「0時に終わる」。そうこうするうち真夜中0時ジャスト、ぴたりと音楽はやみ、静謐な時間が訪れた。真夜中過ぎてもやっていたら狂気の沙汰だ。
by chirindo-tensyu | 2012-07-12 18:39 | トルコ | Comments(0)

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