奈良の古本屋・智林堂店主のブログ 古書買取強化中


古書店店主がつづる本と旅に明け暮れる日々..  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  【 智林堂書店 】     (電話)0742-24-2544   近鉄奈良から徒歩5分 もちいどのセンター街内 
by 智林 椰子生(ともばやし やしお)
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タンド線乗車記 クーネオからタンドまで

我々のこれから乗るタンド線はトーマス・クック時刻表の景勝ルートにも選ばれているローカル線で観光路線の色合いもあるらしい。「地球の歩き方」にも紹介されているのを見て、今回の旅行にぜひ組み入れてみたいと思っていたのだ。
イタリア海岸部のヴェンテミリア行列車は昼過ぎの発。イタリアからフランスを経てまたイタリアへ戻るわけで、国境の入り組んだヨーロッパではこういう形態の運行はさほど珍しくはない。
列車はトリノからのにも増して近代的なものでローカル線のイメージはない。
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車窓はしだいに雪景色に変りはじめる。リモーネという駅では実に標高が1000mにも達する。
沿線の雪の積もりようを見て私は不安に駆られた。観光路線かと思いきや観光客など誰も乗っていない。
「地球の歩き方」には路線の紹介だけでタンドに泊るところがあるとは書いていない。いきなり訪れて大丈夫なのか?
途中から若者のグループが乗りこんできて、日本のあられ煎餅とそっくりな物を大袋をまわしながらぼりぼり食べ始める。まさか米菓のはずはなく小麦でできた甘い菓子なのだろう。
近くの女の子にタンドにホテルはあるか訊くと、あるという。そりゃ、1軒位はあるよな。
でも私はなお疑心暗鬼だった。宿泊施設はあっても冬季休業の可能性もある。
その不安は見事に的中することとなる・・・・・・。



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by chirindo-tensyu | 2017-03-02 18:33 | フランス | Comments(0)

2冊のルーヴル美術館公式ガイドと初めてのルーヴル体験

店に持ち込まれた美術書を買取。その中にルーヴル美術館の公式ガイドが英語版と日本語版の2冊あった。
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中身は全く同じ。ではなぜ売りに来た人は2冊買ったのか? 私の推測だが、日本語版は日本語でしか書かれていないのでかえってわかりにくい部分がある。たとえば作品名や固有名詞などは全部カタカナ表記なので現地の展示説明文と対照しづらく、スペルが思い浮かばないもどかしさがある。そういう意味では英語版でざっと参照しながら、作品の説明は日本語でじっくり読む。2冊あったほうが便利かもしれない。もちろん、フランス語がある程度わかるならフランス語版を買うに越したことはない。
これらは同館で売られているものだが、事前に買って予習しておくことをおすすめする。というのもルーヴルは広い。観たい作品の見当をつけておかないと、何が何だかわからず肝腎のものを見逃してしまったということにもなりかねない。そしてとくに宗教画などは作品の背景も知っておいた方が鑑賞の助けにもなる。

ルーヴル美術館へ妻と訪れたのはいつの夏だったか。真っ先に向ったのは「モナリザ」で、その他アングル、ラ・トゥール、フラゴナール、ドラクロワなどの教科書的な名画を駆け足で見てまわって大満足かつ大疲労。結局おおかたの日本人観光客と変わらぬパターンをとってしまったが、初めてのルーヴル体験というのは誰でもそんなものだろう。
ところで館内で妻が「最後の晩餐」を観てないと言い出した。それはルーヴルにあったっけといぶかりながら守衛氏に訊く。
「ダ・ヴィンチの『ラスト・サパー』を観たいんだけど」
「えっ、当館にはないけど」
「ではどこにあるのかね」
「さぁー、イタリアのお寺にあるって話だけどね」
調べてみるとミラノのサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ修道院だった。
おかげで恥をかいたではないか。そういうことにならないよう、しっかりガイドブックで調べてから行こう。
by chirindo-tensyu | 2012-08-26 18:07 | フランス | Comments(0)

パリのカルチェ・ラタン街の古本屋とプチホテル

冬の旅の始まりはパリから。といってもエール・フランス機の乗り継ぎのために今回は1泊するだけ。
宿はカルチェ・ラタン地区にと決めていた。ここへは空港から電車一本でいけるし、感じのよさそうなプチホテルが多数ある。夕刻に着くと適当に界隈を歩き、1軒目は満室だったが、2軒目のホテル「サントラル・サンジェルマン」ですんなり部屋が見つかる。
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女性好みのかわいい装飾の室内。しかし、3つ星で120ユーロは高い。パリ値段と思って割り切ろう。
宿が決まると近くの古本屋「GIBERT JOSEPH」へ。
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店頭の1~3ユーロと50セント均一箱は充実していて人だかりが。状態もよいものが多く、何でこんなに安いのか。日本でなら1冊数百円以上で売れるのではと皮算用してしまうが、旅の初日から買いこむ気にはなれず見るだけにとどめる。
この時期、パリの日暮れは早い。みる間に暗くなり、セーヌ河岸の古本屋へも廻るがもう閉っていた。
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明日の朝にはモロッコへ向けて発たねばならず、あっけないパリ滞在であった。

(注・1ユーロ=約100円強)
by chirindo-tensyu | 2012-01-13 19:25 | フランス | Comments(0)

ブルターニュ半島の砂の本

奈良には海岸線も砂丘もないせいか、砂に対して、妙にあこがれめいた想いを感じます。
志賀浩二『古本屋残酷物話』には、鳥取砂丘の砂を粗品として、注文品の本に同封して送るという話が出てきます。あっ、これはいいかもと思いますが、人によっては不愉快に感じるかもね。
砂は古来、文学作品にも登場するテーマで、思いつくだけでも、ホフマン『砂男』、ボルヘス『砂の本』、安部公房『砂の女』などの名作があります。
さて、書架を整理していましたら、いつどこで買ったのか、こんな本が出てきました。
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フランス語版『ブルターニュの手帖』。何と、表紙にブルターニュ海岸の本物の砂が入ってます。
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貝殻の破片めいたものも混じっていて興味津々。
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中身も窓の写真ばかりのページとか、気どらない感じ。見ているだけで癒されるというか、なごむというか。こういう遊びごころのある本は好きですよ。他の海岸の砂入り本もあるのか、気になってしまいました。

by chirindo-tensyu | 2010-05-20 19:33 | フランス | Comments(0)

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