奈良の古本屋・智林堂店主のブログ 古書買取強化中


古書店店主がつづる本と旅に明け暮れる日々..  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  【 智林堂書店 】     (電話)0742-24-2544   近鉄奈良から徒歩5分 もちいどのセンター街内 
by 智林 椰子生(ともばやし やしお)
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カテゴリ:イタリア( 23 )

トリノ駅からクーネオ駅まで列車で移動

11時15分発クネオ行はなかなか快適な車輌。
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車窓にはしばらく西アルプスの雪山が寄り添う。乗っているとわからないが列車は山へ向けて徐々に高度を上げているようだ。
山麓の町クーネオには昼過ぎに着く。待合室で妻を待たせてホテル探しに出かける。
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駅前はひっそりしていたがしばらく歩くと人通りの多いメインストリートに出る。
その通り沿いの小路にプチホテルがあった。
駅の近くにも寂れた安ホテルがあり、値段は80~90ユーロ位。
どちらの宿にもあまり魅力を感じず、決めかねたまま駅へ戻る。
待合室に戻ると妻と荷物の姿がない。トイレにでも行ったのかと思ったが、待合室にいた男に言い寄られたので逃げ出したのだという。やれやれ、やはりフランスまで行ったほうがよさそうだ。
出発まで駅の建物の陰の「安全地帯」で過ごす。
by chirindo-tensyu | 2017-03-01 18:50 | イタリア | Comments(0)

トリノ中央駅に到着

2017年の元旦はイタリアの夜行列車内で迎えることとなった。
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目ざめると車窓の風景は一面霜が降りている。遠方の山々には雪がかぶり冬景色である。
9時20分頃トリノ中央駅に到着、本来はトリノに用事はない。このままクーネオ方面に向いたいが数分後の列車を逃がし次のは2時間後。切符を買うのにも時間がかかる。ナポリでクーネオまでの通し切符を買っておくべきだった。
ただそうしなかったのはさらにその先、フランスとの国境を越えたタンドまで行きたかったからで、その情報も乏しくトリノに着いてから調べて考えようとしたためだ。
窓口ではトリノ→クーネオ、クーネオ→タンドの2枚に分けて切符が発行された。
しかし、接続を見るとクーネオでも2時間ほどの待ち時間が発生する。2枚目の切符は当日でなくても使えるし場合によってはクーネオで泊ってもいいかと思案。
トリノ駅前は元日の朝とあってかひっそりしている。ナポリ駅周辺のように怪しそうな人はいない。
駅のカフェで軽い朝食。サンドイッチは1個4.5ユーロ程度で高いが旨い。
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by chirindo-tensyu | 2017-02-28 18:42 | イタリア | Comments(0)

ナポリ中央駅からトリノ行夜行寝台列車に乗車

それから2時間ほどもナポリ駅構内でひたすら列車を待つ。
ベンチに座って日記を書いたりしているとイタリア人のカップルが騒ぎながら近づいてきた。
女のほうは酔っぱらっているらしく、私に抱きついたり膝の上に乗ってきたりするので驚く。
彼らをよく見ると青年と熟年女で、息子と母親のようである。
息子も母親の「奇行」にどう対応したらいのか困惑している様子だが、こっちはたまったものではない。
妻と一緒に逃げだすと追いかけてきたが何とか振りきって見つからないよう別のところに潜む。
もうナポリ、最悪だ・・・・・・。
列車は始発なので出発時間より早く乗車できると思ったが入線してきたのは10分ほど前。
座席と寝台の混成で乗客はどちらも少ないようだ。年末から夜行列車で移動する人はそういないわな。
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すでにベッドメイキングはされており、1室に上下段ベッドが向い合せに並ぶ。暖房はよく効いており毛布一枚でも眠れそうだ。
飲みきりサイズの水パックとウエットティッシュがあるのは気が利いている。
何の合図もなく定刻に発車、車掌が来てチケットとパスポートを照合。チケットは降車時まで預かるという。
その後は誰も来ない。車内販売も来ないが手持ちのワインを飲んで就寝。私は上段、妻は下段で寝る。
次のローマ駅で誰か乗りこんでくるのではという一抹の懸念もあったが杞憂に終る。
by chirindo-tensyu | 2017-02-27 18:06 | イタリア | Comments(0)

ナポリ駅前の治安とトルコ料理店

さて夜の出発まで駅周辺で時間をつぶさねばならない。
ナポリ駅の荷物預かりは1個6ユーロと高額でしかも20時までという。
預けずにリュックを背負ったまま町のほうへ歩き出す。
駅前の狭い通りには物を並べた黒人の露天商が大勢いる。駅前広場は再開発中で周囲は雑然として何となく治安はよくなさそうな感じだ。
さらに大通りを進むと妻が後ろから何度も背中をひっぱられたという。見ればリュックのチャックが開いている。やられた!と思ったが幸い何も盗られてはいなかった。
私も警戒していたが一度開けられかけた。普通に歩いているだけで金品が消えてなくなることもあるのだ。ナポリ恐ろしや!
妻は急に怖くなったみたいで駅へ戻りたいという。
しかし、駅といえども安全ではなくどこかで夕食をとる必要があるので妻の好きなトルコ料理店へ入る。
オープンテラスの席で、防犯のため荷物は椅子の脚にくくりつけておく。
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注文したのは15ユーロのセットメニューで、チキンの腿肉やカレー、ピラフ、サラダ、ポテト、それにスプライトが1本つく。2人でシェアしてもほどよい量だ。
例によって酒は置いていないので他の店で調達した缶ビールを隠し飲みしながら食べる。
美味しかったがさっきのことがあるので常に誰かに狙われているようで落ち着かなかった。
by chirindo-tensyu | 2017-02-26 18:20 | イタリア | Comments(0)

ナポリ駅で夜行寝台列車の切符を手配

ナポリへは15時過ぎの到着。
本来の計画ではフェリーでイスキア島に渡り島内の温泉ホテルへ泊るはずだったが、新年を迎える日で満室のおそれがあったのと日程的に厳しくなってきたので先を急ぐことにする。
ナポリへの車中で地図をにらみながら練り直したプランは夜行列車でトリノまで一気に移動するというもの。
トリノといえばイタリア北部であり地中海からは大きく逸れることになるが、トリノから別の路線で戻ったほうが時間的に好都合でストレスにならないように思われた。
都市間を結ぶ夜行寝台列車はヨーロッパ内でも近年減少傾向にある。乗れる機会のあるうちに乗っておきたい気持もあった。
ナポリ駅はさすがに大きく切符売場も近代的で、整理券を取ってから電光表示板に自分の番号が出ると窓口へ向うシステム。自動券売機でも買えるようだが間違いがあってはならないので窓口で購入。
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ナポリからトリノへの夜行列車は21時01分と21時46分発の2本ある。途中経路も異なり後の列車のほうが若干早く着いて料金も少し安かったが先発のにする。寒いし一刻も早く乗りたかったので。
寝台料金込で1人105.3ユーロ。包括料金なので寝台の値段もわからないが割安感はある。寝ている間に距離が稼げるのはメリットだ。ちなみにナポリ~トリノ間は900キロ近い距離がある。
4人定員のクシェット(簡易寝台)だが、おそらく2人で1室、個室として使えるはずだという読みもあった。
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by chirindo-tensyu | 2017-02-25 18:58 | イタリア | Comments(0)

ポンペイ遺跡見学

ポンペイ遺跡はさながらひとつの町であった。
とにかく広大でどこからどう歩き出せばいいのか。
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まずは円形劇場が目につく。
その先には葡萄畑がある。古代ローマ人もワイン好きだったことがわかる。
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さらに通路が碁盤の目のように広がり、洗濯屋だの悲劇詩人だの名士の住居が列なる。
観光客も多く、場所によっては大変な混みようだ。
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発掘された土器などの収納庫には火山灰で埋もれて死んだ人の石膏像がある。
カフェで休憩し、遺跡はずれの秘儀荘まで足を伸す。ここにもミイラのような倒れた人の生々しい像がある。
遺跡に戻ると昼過ぎで早くも日が傾きかけている。
次の列車に間に合うように急ぐが道を間違え袋小路に入りこんでしまう。また妻の機嫌が悪くなる。
その次の列車でもいいかとゆっくり駅まで戻る。だが、大晦日のせいか間引き運転となっており1時間近くも待ってようやくナポリ行が来る。
by chirindo-tensyu | 2017-02-24 18:23 | イタリア | Comments(0)

サレルノ駅から列車でポンペイ駅へ

朝食ビュッフェはシンプル、コーヒーはノーマルなものが温かいポットに入っていた。
今日はポンペイ遺跡を訪ねようと思う。そう、火山灰に埋れて近年になって発見された古代の町の遺跡だ。
9時前のナポリ行に乗車。4輌位のローカルな車輌で乗客は少ない。検札に来ることもなく30分ほどで鄙びたポンペイ駅に到着。
駅に隣接のカフェでは荷物を預かってもらえる。1個2.5ユーロ。
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駅前にはなかなか立派な広場がある。遺跡への道には土産物店やカフェ、プチホテルなどが建ち並ぶ。サレルノではなくポンペイに泊るべきだったかと少し後悔。
観光案内所の前で黄色い制服の女が声をかけてくる。
「遺跡は今日はクローズ」などと言ってヴェスビオ火山への高額なツアーに誘導しようとする。
明日の元日は休日だが大晦日は開いているのだ。うっかり騙される人もあろう。まったく悪質な観光案内所だ。イタリア政府観光局に報告せねばなるまい。
by chirindo-tensyu | 2017-02-23 18:16 | イタリア | Comments(0)

サレルノのイタリア料理店「カナスタ」

サレルノの町へ出るが底冷えのする寒さだ。
レストランを探すが夕方遅くからの営業の店がほとんどで見当らない。
海岸近くのモダンなカフェ「カナスタ」では軽食もできるというので入る。
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スカンピ・アッラ・グリーリアは烏賊や海老を揚げたもの。9ユーロ。
スパゲッテイ・バジリックは太目の麺にバジルとトマトのみのソースをかけたシンプルな一品。7ユーロ。正直言って私にも作れそうな料理だが、茹で加減は完璧なアルデンテでさすが。
私はベックスの生ビール。妻はジンジャービールというのを頼むがアルコールは入っていない子供だましの味。
コベルト(席料)も2ユーロ加算される。これはイタリアの商習慣だから仕方ない。コーヒー1杯でもとられるのである程度注文しないと割損ということになる。
帰りにワインの専門店に立ち寄る。いかにもその道の達人ぽい老店主が静かに座っている。
支払いは妻が持つという。種類がありすぎて選べないし、高いからいいとも限らないので遠慮して7ユーロの赤エノテカにする。
老店主にその場でコルクを開けてもらう。いかにも手慣れた様子でスクリューを廻したが、コルクがぽろっと折れてしまう(笑)。
店主は何事もなかったように抜栓すると半分になったコルクを詰めなおして私に渡した(笑)。いや実際、妻は笑いを抑えきれないようだった。
暖房を効かせたホテルの部屋でワインを飲んでいる間、妻は買物に出かけた。
目あてのものは買えたようだがなぜか浮かぬ顔。
釣銭を50セントばかりでじゃらじゃら渡されたという。嫌がらせじゃないのかと。
たまたま釣銭がなかったのだと思うが確かに気分はよくないだろう。
「日本の法律では同じ金種のコインが21枚以上の場合は受取を拒否できる権利がある(通貨の単位及び貨幣の発行等に関する法律・第7条)けど、まあ許容の範囲内だしね」と私は言って慰めた。
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by chirindo-tensyu | 2017-02-22 19:18 | イタリア | Comments(0)

サレルノの駅前ホテル「プラザ」

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対岸に上陸すると列車はヴィラ・サン・ジョバンニ駅で停る。元々遅れているはずなのになかなか出発しない。
しかしさすがIC特急、走り出してからは速い。ほとんど停車駅もなくひた走り16時過ぎにサレルノ到着。ただし定刻より30分以上の遅れで。
その先のポンペイまで行きたかったが、この列車は停車しないし乗り換えていると日が暮れてしまう。
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無理をせずサレルノ泊りとする。ホームからは遥か山上にサレルノの城塞が見える。さすがにそこまで登りたいとは思わない。
駅前でホテルを探す。
駅に隣接の新しそうな4つ星ホテルをまず見せてもらうが、駅広場に面した部屋しかなくうるさそうだったのとバスタブもないので3つ星の老舗ホテル「プラザ」へ回る。
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部屋のつくりは似たようなものだが最上階の中庭側だったのでそこに決める。値段はいずれも税・朝食込で100ユーロ。同じ値段だったら4つ星のほうが得な気もするが、星の数は快適度とあまり関係ない。しかし、ここもシャワーのみで寒いのに風呂に入れないのはやりきれない。
by chirindo-tensyu | 2017-02-21 18:01 | イタリア | Comments(0)

メッシーナ港から列車ごとフェリーに乗船

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列車は港へ着き停車したが乗客はみなおとなしく座っている。
この列車は何とそのままフェリーに乗ってメッシーナ海峡対岸のイタリア本土まで運ばれていくのだ!
もちろん長大な列車編成そのままの形では不可能だから車輌を数輌づつばらして積みこんでいくのだ。
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専用船内にはレールも敷かれ港湾から接続できるようになっている。
旅客列車ごとフェリーに乗せて運送するという形態は今や全世界中でもここくらいでしか見られない。鉄道ファンならずとも一度は乗ってみたい、ダイナミックな体験ができる稀有な路線である。
船の「胎内」に入りこむと別の車輌が横に並び不思議な圧迫感がある。鉄道会社の車庫か整備工場にでも迷いこんだような気分だ。
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積みこみが完了して船が動きはじめると、乗客は次々に車外へ脱け出していく。我々もカメラを持ってそれに続く。
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船の2階部分には広大な座席スペースやカフェテリア、トイレなどがある。カフェテリアは行列が途切れることのないほどの繁盛ぶりだ。
船が動き出してからは実質30分ほどの航程、地図で見るとメッシーナ海峡は対岸へは簡単に橋が架けられそうなくらい近い。遠くない将来には実際そうなって、「列車フェリー」も地球上から絶滅する日がくるのだろうか。



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by chirindo-tensyu | 2017-02-20 18:49 | イタリア | Comments(0)

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