奈良の古本屋・智林堂店主のブログ 古書買取強化中


古書店店主がつづる本と旅に明け暮れる日々..  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  【 智林堂書店 】     (電話)0742-24-2544   近鉄奈良から徒歩5分 もちいどのセンター街内 
by 智林 椰子生(ともばやし やしお)
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東大寺お水取り・先どり特集

今年も、もちろんやります。「お水取り」本特集! これをやらねば智林堂の春は始まらないって感じ。
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まず、おすすめは『東大寺修ニ会 お水取りの声明』。これはもう必携ですよ。何しろ、当日会場で唱えられる声明が解説入りで載ってるんです。お水取り行事のすべてがわかるといっても過言ではないでしょう。
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これは14年前の図録『東大寺展 み仏たちとお水取り』。見のがした方、買いそびれた人はぜひ。
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おなじみ、清水公照『お水取 修中絵日記』。識語落款入。以前、当店のブログで紹介してすぐに売れたのですが、再入荷したもの。数多い公照師の著作の中でもきわめつけの1冊だと思います、私は。
その他、東大寺歴代長老の色紙・自筆物など、各種取り揃えてお待ちしています。
by chirindo-tensyu | 2010-02-27 20:42 | Comments(2)

ヨーロッパを旅した猫と犬の本

私は猫派ではありませんが、きれいな写真に惹かれて買ってしまった本です。
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平松謙三『ヨーロッパを旅してしまった猫のはなし』。愛犬や愛猫を飛行機に乗せて海外へ行けたら・・・誰しも夢に思いえがいても、いざ実行するとなると、課題山積で二の足を踏んでしまいますね。それを実現させた人と猫の旅行記です。黒猫はヨーロッパの街角の風景になじんでいますね。
著者は犬を連れてヨーロッパを旅した人の話を聞いて、触発されたといいます。
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定番となっているこれらの本もきっと読まれたのでしょう。夫婦でそれぞれ書いているので2倍楽しめますね。特におすすめは織本篤資『犬をつれて旅に出よう』。
なぜ、皆さん行先がヨーロッパかというと、他の国々では、動物の入国は原則として認めていないからです。ニュージーランドなんか行けたら快適そうですが、植物や食物ですら持込が禁止されていますからね。
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智林堂の看板犬ドーリン君は体重制限もあって、飛行機に乗せるのは無理なようです。国内では以前、まだ幼犬の頃に新幹線に乗って九州まで行きました。
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その時の切符です。料金は距離にかかわらず1回250円と格安。バスなどでは小型の犬猫は無料のところも多いようです。利用しない手はありませんね。

by chirindo-tensyu | 2010-02-26 12:12 | Comments(2)

売れる下水道の本、売れないゾウリムシの本

智林堂では定期的に書棚を見直して、まともに置いてても売れそうにない本、周りから浮いている本などを伐採します。理工学、自然科学書などはその標的になりやすいですね。
間引きした本はというと、ヤフオクに出品します。すると、面白いもので、店内で数年間も売れ残っていた本に、次々と買い手がついていくんですよ。
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下水道、自然浄化、環境問題などの本が一気に処分できました。下水道工学の本なんて誰が買うんだろう、やっぱり水道屋さんかなと思ったりします。
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高木由臣『生物の寿命と細胞の寿命―ゾウリムシの視点から』。これも売れない本で、何とかしたいのですが、近くの女子大学の先生の本なので横流しせずに置いてるんです。内容はひたすらゾウリムシ・・・。誰かゾウリムシの本をお探しの人はいませんか?

by chirindo-tensyu | 2010-02-24 19:59 | Comments(2)

女性の鉄道旅におすすめ鉄子さん本

鉄子さんという言葉が市民権を得るようになったのは、いつ頃のことでしょうか。女性の鉄道ファン、私は実際には会ったことありませんが、メディアでは最近よく目にするようになりました。ネットの検索サイトでも予想以上の大ヒット、わけても[情報提供鉄子の鉄道旅行記…みたいなもの 」]には舌を巻きました。タイトルそのままの内容ですが、カテゴリの分類の仕方とか、目配りが行き届いています。
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矢野直美『おんなひとりの鉄道旅』。日本全国の魅力的な路線が紹介されていて、女ならずとも旅心をそそられる本です。著者は鉄子さんブームに先鞭をつけた人といわれていますね。今や、各誌で写真に文章に大活躍。櫻井寛の人気を上回りそうな勢いです。
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酒井順子は「観光の哀しみ」などの著書で知られるエッセイスト。本書『女子と鉄道』は、新古書店のセールでタイトルにまず惹かれ、装幀もおやおやという感じで思わず買ってしまいました。内容も「立山砂防工事専用軌道」なんていう超マニアックな路線が載っていたりして面白いです。
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智林堂店頭でも大人気の「週刊鉄道の旅」シリーズ。これはよく出来た雑誌です。この線に乗って、どこそこで降りて、あそこに泊って・・・と考えだすと楽しくなりますね。

by chirindo-tensyu | 2010-02-23 19:53 | Comments(0)

釣魚大全とその周辺

古本屋稼業というのは、漁に似ています。大漁の日もあれば雑魚しか釣れない時も。さしずめ、他店を周って1冊づつ抜いていくのは一本釣、宅買いに行ってごっそり持帰るのはトロール網漁法・・・。
ということで、釣と魚の本を集めてみました。
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釣文学の古典的名著といえば、ウォルトンの『釣魚大全』。虎見書房の元版や洋書はもう売れてしまって、今店にあるのは角川選書版だけ。個人的にも大好きな本なので、新たな蒐集に努めたいです。
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これは珍本。『釣魚大全』コレクションで知られる、がまかつ文庫の写真版目録です。
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洋書ではこんなのが。『スコットランドの魚の王』。『鮭と鱒』の著書もある著者が、鮭について熱く語った珠玉の1冊です。日本では魚の王者といえば鯛ですが、この人の中ではサーモンなんですね。

by chirindo-tensyu | 2010-02-21 21:04 | Comments(0)

古い旅券でたどる仏領インドシナへの旅

外務省によれば、2月20日は「旅券の日」。この日にちなみ、秘蔵の旅券を紹介しましょう。
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表題は「大日本帝国外国旅券」。発行は昭和16年、松岡洋右の名前が発行人としてあります。形式は今のパスポートとそんなに違いはありませんが、身体の特徴に、身長やホクロの位置などが書かれているのが印象的でした。
支給を受けたのは外国語の先生をしていた方で、その語学力を買われ、一時陸軍の情報部の任務についていたこともあったようです。岩波文庫などでもおなじみで、名前はご存じの方も多いでしょうが、伏せておきます。なぜ私の手元にあるかというと、蔵書の一部とともにご遺族の関係者から個人的興味でいただいたもので、売物にするつもりはありませんので念のため。
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これは仏領インドシナの査証です。フランスとスタンプにあるのを横線で消して、インドシナと書き換えています。随分いい加減なようですが、当時はそれで通ったのでしょう。神戸から商船で現在のベトナムへ入国。
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帰りは空路を利用したらしく、帰国印は「台北飛行場帰着」となっています。どんな旅だったのか、古い旅券はそれ以上は語ってくれませんが、想像力をかきたてられますね。

by chirindo-tensyu | 2010-02-20 08:49 | Comments(0)

模型薬師寺東塔と引換にルイ・イカール画集を

先日、大阪の古書店で、探していた『模型薬師寺東塔』を見つけて購入。これは絶版になっていて、切り抜いて使うという性格上、古書として出回ることが少ない本なのです。ところが、帰って中を開けて見ると初めの5ページほどが切り取られてなくなっています。ショック! 元の持主はきっと、組み立てかけたものの、難しそうなのですぐに断念したのでしょうね。しかし、買わされた方はいい迷惑。これはもう商品価値がありません。1週間以内なら返品に応じてくれるというので、後日改めてその店へ行きました。そこで目にとめたのはルイ・イカールの全エッチング集。
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イカールの名前を知ったのは、西洋アンティークの岩崎紘昌氏の著書によってでしたか。前から気になっていた画家です。高かったら無理には買わないけど、カバーが破れていたせいか安かったので即購入。これぞ災い転じて・・・というやつですね。気をよくして、フォービズムの画集や服飾辞典とかも色々買ってしまいました。

by chirindo-tensyu | 2010-02-19 09:22 | Comments(0)

趣味の日本刀・刀剣・ナイフの本

よく聞かれるのが、刀剣の本。最初は何でこんな物騒なものをと思いましたが、美術品としての魅力に魅かれて、この道にのめりこむ方が多いようです。智林堂としては不得手な分野ですが、ある程度は揃っています。
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内田疎天『大日本刀剣新考』は稀覯本。造本も見事です。「正倉院御物刀剣考」といった項目も見られます。
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色々な事件があって、最近ナイフの売買や所持も規制が厳しくなってきましたね。本で見て愉しむのは自由です。
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日本刀が奈良で人気が高いのは、人間国宝の刀匠・月山貞一の影響も大きいようです。出身は大阪ですが、吉野山や桜井を舞台に活躍した人です。在庫はいずれも1点限り、お求めはお早い目に・・・。

by chirindo-tensyu | 2010-02-18 19:52 | Comments(0)

奈良の名士による軽便鉄道の本

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今回紹介するのは、我々の間では「先生」として通っている松藤貞人氏の『奈良県の軽便鉄道』。実際、著者は長年地理と歴史の教師をされていた方で、私は直接学んだわけではありませんが、開業当初から古書のことを色々教えていただいています。「この本は値つけが甘い。同業者に抜かれんようにせなアカン」とかね。お客さんこそ最良の教師です。
さて、本書はご本人から、「珍しいものだから、見かけたら買っておくように」みたいに言われていて、気になっていたのです。先日ある市場で見つけ、署名入増補版で決して安くなかったのですが、先生の言葉を思い出して買ってしまいました。今はもう廃れてしまった奈良の小さな鉄道の歴史が、豊富な資料を駆使して書かれています。初瀬鉄道なんて、私は全然知りませんでした。これに乗って長谷寺へ詣でたかったですね。
松藤氏はその後、『水木十五堂小伝』という別の本も出されていますが、これについては店主代理が読了後、ブログで紹介するでしょう。
by chirindo-tensyu | 2010-02-17 20:01 | Comments(2)

カルタゴ展と地中海の誘惑

京都文化博物館では「古代カルタゴとローマ展」を開催中。カルタゴの本とくればこれ。
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森本哲郎『ある通商国家の興亡』。古代の繁栄国家カルタゴは、現代の経済大国日本に似ていると著者は語りかけます。展覧会の後にでも読んでみて下さい。
カルタゴから範囲を拡げて、地中海の本を集めてみました。
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一度やってみたいのが、地中海沿岸づたいに陸路で一周の旅。ジブラルタル海峡のわずかな航路をのぞけば地図上では可能ですが、政情が不安定で国境が開かれていない国々もあり、現状では夢のような話です。
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ブローデルの名著『地中海』でもひもといて、その甘美な夢を見つづけることにしましょう。

by chirindo-tensyu | 2010-02-16 10:25 | Comments(3)

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