奈良の古本屋・智林堂店主のブログ 古書買取強化中


古書店店主がつづる本と旅に明け暮れる日々..  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  【 智林堂書店 】     (電話)0742-24-2544   近鉄奈良から徒歩5分 もちいどのセンター街内 
by 智林 椰子生(ともばやし やしお)
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四天王寺の古本市は下鴨神社なみに熱い

連休の谷間を狙って四天王寺へ行ってまいりました。春の大古本祭、今回は30あまりの店舗が参加しています。
気がせいて早く着きすぎたので、天王子の「ブ」へ。ここは新古書店としては異例の朝9時開店、知ってました?今日は洋書が充実していて、いきなりシルヴィア・プラスが!幸先よし。
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五重塔が青空に映える古本祭会場は地下鉄で一駅。ここでも最初に寄った店の均一台に釘づけ。他ではありえない値段です。えっ、こんなに安くていいの?ためらっていると、横から手がのびて1冊抜かれました。『大阪百年』という本。「これやったら〇〇円で売れるで」などと言っていたので大阪の業者かも。プロなら黙って買うべし。
それに発奮して買い進めること2時間あまり。昨夏の京都・下鴨神社と比べても品揃えが充実していて、よい買物ができました。戦利品は宅配便で送って未着なので、紹介は明日にでも・・・。

by chirindo-tensyu | 2010-04-30 20:27 | Comments(2)

戦前マッチラベルにみる大軌(現・近鉄)電車沿線風景

戦前・終戦直後のマッチラベル帖を入手しました。
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デザインも秀抜で見飽きませんが、当時の世相風俗を知る好資料としても見のがせません。
近鉄の前身、大阪電気軌道の広告で、ざっとその歴史をたどってみましょう。
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「仙境へ急行」というのが当時のキャッチフレーズだったのでしょうか。桜井から宇治山田への路線をもっていた参宮急行は後に大軌と合併します。
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これらは大軌直営の食堂。今でも地上ホームになごりが残っていますが、上本町は当時、大阪の玄関口でした。
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奈良の駅前にも小さな百貨店があったのでしょうか。これはまた調べてみます。
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四季亭といえば、奈良公園の名旅館? 奈良温泉と名のっていますが、本物の温泉だったかどうかは不明。
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あやめ池には戦前から遊園地、そして温泉もありました。この地に炭酸鉄泉が湧き出ていたので、大軌が出資して開発を進めたそうです。テーマパークに温泉、今でもあちこちで似たようなことをやっていますが・・・。

by chirindo-tensyu | 2010-04-29 11:25 | Comments(0)

古い漫画・講談本・絵本なども出てきたぞ

電話帳の広告に「古い漫画」と書いておいたのが効を奏してか、少量ながらお譲りいただきました。
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いずれも昭和29年頃のもので、相当痛んでいます。内容的にもいわゆる偉人伝で、あまり面白みがないのですが、貴重なものですね。一口に古いといっても定義は曖昧だけど、昭和30年代以前の漫画でしたら、雑誌でも付録でもどんなものでも大歓迎。古い方がいいですよ、やっぱり。
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絵本や児童文学書も古いのは捨ててしまいがちだけど、ちょっと待った!その前に当店にご相談を。有名な作家が翻案したりしたものなど、意外な価値が出てくるのもありますから。

by chirindo-tensyu | 2010-04-28 10:18 | Comments(0)

飛行機本は低空飛行、オバQゲームは大化けか?

あるお宅へ買物に行きました。飛行機の本がたくさんあるという話でしたが・・・
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状態が悪く、お値打ち物はなさそうでした。この中でちょっといいなと思ったのが、
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佐貫亦男『ヒコーキの心』。本書は光文社文庫にもなっていますが、やっぱり元版は味があります。
平木国夫『暁の空にはばたく』は読んでみようかな。八木義徳が帯文を、さらに、あの稲垣足穂が序文を書いていますよ。
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「世界の傑作機」みたいな古い雑誌がもっとあったら・・・。
何でもいいからほかにないですかと聞いていただいてきたのがこちら。
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オバケのQ太郎の「絵合わせゲーム・ドンジャラ」。面白そうです。オバQと「人生ゲーム」で育った世代だけど、これは知らなかったな。ドンジャラはドラえもんやパーマンも出ているみたい。箱は痛んでいるけど、中身は問題なし。これは懐かしい人、欲しい人、遊んでみたい人、多いんじゃないでしょうか。


by chirindo-tensyu | 2010-04-26 07:35 | Comments(2)

勝手に発泡酒評★キリン<コクの時間>編

いきつけのスーパーのキリン商品限定セールに釣られて買ったのがこちら。
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<コクの時間>。とあるランキングでは第一位に輝いている商品ですが、どうなんでしょう。まず、一口飲んで感じるのは甘みです。メーカーとしてはそれがコクの秘訣といいたいのでしょうが、ビール本来の苦味を期待すると、がっかりきます。
同じキリンの商品なら<ホップの真実>の方がまだましかな。まあ、<時間>の方は、食前酒としては嫌味がなくていけるのではないでしょうか。料理と合せずに、ジュース感覚でならぐいぐい飲めます。
それにしても、「何々の何」というのが、最近のネーミングの流行りでしょうか。発泡酒で時間だの真実だの深遠なことをいわれてもねえ。

by chirindo-tensyu | 2010-04-25 20:29 | Comments(0)

ジャン・ジュネ全集も買ってみたけど・・・

ヘンリー・ミラーにジャン・ジュネとくれば、当方の文学的趣向がわかってしまいますか・・・。でも、それは昔の話で、今はどちらも読みませんね。
ある古書目録でジュネの全集を見つけ、我になく興奮して注文してしまいました。別にそれほど珍しいものではないのにね。実際、抽選にもならなかったのか、すんなり送られてきました。
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この4巻本全集にはちょっと思い入れがあって、文学にめざめた10代の頃に天牛書店で入手し、ずっと愛蔵していたのですが、あるときお金に困って手離してしまったのです。その後、絶版になって古書価が高騰、悔しい思いをしましたが、業者になってからも縁がなく、それで先日やっと再会を果たした次第。
でも、読み直すかといえば読まないわけで、読むとしても、活字の細かい全集版ではきついです。当時の感触を楽しんだら、もういいやとなって、結局また売りに出すことにしました。

by chirindo-tensyu | 2010-04-24 22:05 | Comments(0)

勝手に発泡酒評★サントリー<絹の贅沢>編

4月23日は「地ビール」の日だそうですが、最近は地ビールのブームも去って、スーパーへ行っても、置いてあるのは定番の銘柄ばかり。かわりに幅をきかせているのは発泡酒&第3のビール。次々に新製品が出ていますが、今回試してみたのがこちら。
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サントリー<絹の贅沢>。泡立ちもいくぶんクリーミーで、苦味と旨味のバランスがとれていて、発泡酒にしてはいけるぞという第一印象。成分を見ても、スピリッツ(小麦)となっているだけで、他に余計なものも入っていないようです。国産大手の量産ビールと比べても満足できる味わいだと思います。アルコール度も6%と高めで、ちょっとリッチな気分が味わえます。ただ、「絹の」soyeuxというのは、本来は高級ワインの評価に使う用語であり、発泡酒が自ら名のるのはどうかと・・・。

by chirindo-tensyu | 2010-04-23 20:56 | Comments(2)

奈良の古書店街はイギリスのへイオンワイをめざす

「古本屋が多いな~」通りすがりの人から、毎日のように耳にするフレーズです。何気なく聞き流しているけど、これってすごいことでは。古書店街としての奈良町が一般にも認知されてきているということですから。その奈良の古書店街の地図が、新規参入組によって、またしても塗りかえられようとしています。いずれも早耳筋のお客さんによる情報ですが、小西さくら通りに骨董を兼ねた古書店がオープン、さらに、やすらぎの道沿いにも西大寺の業者が移転してきたそうです。
近鉄奈良駅徒歩圏内にいったい何軒あるのでしょう。古書喫茶などの兼業の形態の店も合せると、ざっと数えて十数軒、これは地方の町としては奮闘しているほうではないでしょうか。とくに、注目すべきは今まで南北の直線上に集中していたのが、上述の2店によって東西方向にも延びてきたこと。お客さんにとってはそれだけ選択肢が拡がり、古書店をめぐる楽しみが増えることなので、我々業者としても喜ばしいです。
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今や世界の古書通の聖地と呼ばれるイギリスのヘイオンワイも、もとは田舎の寒村でしたが、ひとりの若者が始めた店がきっかけで、続々仲間が集まりだしたといいます。奈良もそうなればいいですね。町おこしの一環として、行政でも真剣に検討してもらいたいものです。古書店は市から補助が出て家賃を優遇されるとか・・・。それはありえないか。新規開店をお考えの方は相談にも乗りますので、ご遠慮なくどうぞ。

by chirindo-tensyu | 2010-04-20 20:09 | Comments(4)

ボスニア・サラエボの地図から

4月19日は「地図の日」。地図を見ていると色々発見があり、興味が尽きません。
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ボスニア・ヘルツェゴビナっていうと、ヨーロッパの内陸部の山国のイメージだけど、地図でよく見ると海岸線もわずかにあるのがわかります。クロアチアのプロチェからドブロヴニクへ海沿いにバスで走っているときに突然パスポートチェックがあったので、あれっ?と思ったんですよ。
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「史上初の戦場都市ガイド」との副題をもつ『サラエボ旅行案内』にさそわれて当地を訪れたのが10年前の今ごろ。まだ、ボスニア内戦の戦火の跡がいたるところに残っていて、ものものしい雰囲気でした。
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これは現地で入手したもの。左は普通の観光案内図ですが、右のは戦場サバイバルマップ! といっても、これもお土産用に売っているものですが。
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東西に伸びるメインストリートは通称「スナイパー通り」。動くものは何でも狙撃されたといいます。二つの地図を重ねあわせながら、復興の進んでいない町を歩いてまわりました。ビルが穴だらけになって崩れかけていても住民がいるのには驚きました。
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サラエボ駅も相当な被害を受けました。砲弾の跡が生なましいです。
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線路には廃車が放置されていて、駅として機能しているのかも疑わしかったのですが、古ぼけた電車に乗って何とか脱出、クロアチアへ向いました。
by chirindo-tensyu | 2010-04-19 09:46 | Comments(0)

マニアックな廃線跡探訪・個人誌発見

いまだにあちこちから届く紙の古書目録(通称カミモク)から、東武鉄道の社史を注文し、ついでに買ったのが本誌。
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「途切れた鉄路の向こう側」。鉄道の雑誌のはずなのに表紙をみてあれれという感じでしたが、中身はマニアックな内容でした。日本煉瓦鉄道専用軌道、相模運輸倉庫在日米軍専用鉄道など。よく歩き、わかりやすく書かれています。
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かわいい女の子の漫画が場違いなように見えますが、人気のシリーズらしいです。著者は岡崎かづきという人ですが、漫画が本職なのかな?発行元も「微風重工」となっていて微笑を誘われます。関西の廃線特集編があればぜひ拝見したいものです。



by chirindo-tensyu | 2010-04-15 21:29 | Comments(2)

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