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奈良の古本屋・智林堂店主のブログ 古書買取強化中


古書店店主がつづる本と旅に明け暮れる日々..  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  【 智林堂書店 】     (電話)0742-24-2544   近鉄奈良から徒歩5分 もちいどのセンター街内 
by 智林 椰子生(ともばやし やしお)
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台湾のおもしろ地名の本

台湾を旅していると、時に不思議な地名に出くわす。
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台北の南天書局で買った『台湾郷鎮地名源由』は、その謎解きという意味で役に立つ本だった。
たとえば、空港のある「桃園」はその名のとおり、馥郁たる桃の木が植えてあったのにちなむという。
しかし、その近郊の「鶯歌」は鶯がいたからと思ったら鷹という。鷹の形に似た巨岩に基づくとか。鷹歌が日拠時代に同音の鶯歌に改められたらしい。日本人はしばしばこの種の改名をおこなっている。
面白かったのは、阿里山森林鉄道の駅名でもある「奮起湖」がもとは糞箕湖だという。さすがに、字義を嫌って良いイメージの字に替えたようだ。近辺には牛屎坑口という地名もある。
その他、本書から興味深い地名を列挙すると、剣潭、金瓜寮、傀儡山、十三股、三貂角、石雨傘、牛磨車、甘蔗崙など。残念ながら漢字の出ないのもある。
今後も台湾のおもしろ地名を追究していきたい。
by chirindo-tensyu | 2011-01-30 08:54 | Comments(0)

台湾旅行のしめくくりは淡水の紅楼で

最終日の朝は、またしても雨!
とりあえず餐庁へ。ビジネス客だろう、スーツ姿の白人男性が英字新聞を読みながら1人で朝食を摂っている。こういうシーンは今回の旅で初めてのような・・・。してみると、今まで私は何をしていたのだか。
さて、喜凱亜名物の和朝食、お手並み拝見といこう。
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うーむ、味についてはとやかく言うまい。ただ、とろりとした温泉卵であるべきがカチコチの完熟であったし、味噌汁の豆腐も細かく刻みすぎ。しかも洋食ならともかく、コーヒーを食前に持ってくるとはどういう料簡か!
さて、雨をおして海岸の方へ出かけてみたが、やはりどうにもならない。あきらめて淡水行バスを待っていると、反対側だったが台北行が来たのでそれに乗車。どうせ台北から午後には帰国するのだ。すると、皮肉なことに途中から晴れてきたではないか。
台北駅からMRTで淡水へ向うが、ずいぶん遠回りになった。実はここの紅毛城へ行きたかったのだが、時間切れ。紅楼という、眺めのよい19世紀末からの老舗レストランで昼食を摂りつつ望見するにとどめる。
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ビーフシチューにドイツの黒ビール。台湾の海岸の町でこんな本格的な西洋料理が食べられるとは・・・。またいつか、訪れてみたいものである。再見!

<台湾旅行記 完>
by chirindo-tensyu | 2011-01-28 20:38 | 台湾 | Comments(0)

金山温泉の喜凱亜酒店

最終日は金山温泉に泊まることに。MRT淡水駅を降りると、ちょうど金山経由基隆行バスがまっていたので乗りこむ。海岸を通るルートとあって、どことなく開放的で気分がやわらぐ。運転手は若い男性だったが、私が不慣れな外国人とみて、路線バスなのにホテルの前へ横づけしてくれた上に、何と運賃は要らないという。100元程度だろうか、支払ってもどうってことないのだが好意に甘える。会社には不利益を承知で、マニュアルにはない対応をしてくれたことが嬉しい。これも異国の旅の醍醐味だ。そういえば、ミャンマーのバスでは他の乗客が払ってくれたっけ。逆にフィリピンでは10倍くらいボッタくられたなあ、と今までの旅を懐かしく想いかえした。
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喜凱亜酒店は温泉風呂付の静かな部屋が4620元(朝食付)。
デスクも2台あればミニバーも完備。昨日のホテルよりよほど気が利いていて、しかも安い。別に畳の和室もあるが、やや割高になるとのこと。日本式というのが売りのようで、希望すれば日本の旅館と同じように、女将が部屋まで夕食を配膳してくれるサーヴィスも受けられるとか。
温泉は陽明山よりは硫黄分が薄い気がしたが、ここのは海底からの成分も含む貴重な泉質という。
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夕食はホテルの餐庁は日本料理というので敬遠し、外の別の温泉ホテルで羊肉鍋250元。体が温まった。夜はやはり寒く、エアコンが冷房専用なのか効かないのでフロントに文句を言ったらヒーターを持ってきてくれた。
by chirindo-tensyu | 2011-01-27 20:33 | 台湾 | Comments(0)

台北の書店めぐり★古本屋編★古今書廊他

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雅舎二手書店は大通り羅斯福路をへだてて2店舗ある。ブックマーケットみたいな感じで、定価の半額が基準だが、売れそうにない理工書は大幅値下げしている。日本語の本の中に山川鉄三郎『河の自然現象』大14年を発見、裸本で500元は高い。この値段では誰も買わないだろう。
ここでランチタイム。こぎれいな店に跳びこんだが、大学が近いせいかアルコールは置いていない。名ばかりの大阪鶏丼と桔花茶というジュースみたいな飲料。
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茉莉二手は地下にあり、医学書などの専門書とCD、新刊書も扱う。
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汀州路の公館旧書城は品揃えも雰囲気も下町の古本屋風。帳台に白い看板猫が鎮座ましましている。店頭に均一ぽい棚もあったが、欲しいと思うのはない。
同じ並びにあった古今書廊は最近移転したもようで、貼紙をたよりに何とか探しあてた。
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2階建て×2店舗体制で、圧倒的な規模の品揃えを誇る。台湾の文献はもとより、中国本土の省志、林語堂全集などがずらりと並ぶさまは盛観。やっと古書店らしい店に出あえたような気がする。
日本語の本も豊富だが、総じて値付けは高い。高濱虚子『五百句』が1000元、レオーノフ『穴熊』新潮社世界文学全集・昭7は600元。これが日本円の数字なら買えるが、台湾元だから3倍と考えると買えない。
結局何も買えずじまいだったが、台北の古書店リサーチという当初の目的を達成できて満足。ふと時計を見てびっくり、5時間近くもこの辺をうろついていたことになる。日の暮れないうちに今宵の宿を探さなくては・・・。
by chirindo-tensyu | 2011-01-26 21:02 | 台湾 | Comments(0)

台北の書店めぐり★新本屋編 南天書局ほか

次の日も雨。陽明山はあきらめ、故宮博物院にでも行こうかと思案したが、それより重要な任務があった!台北の新古書店めぐりだ。
MRT公館駅を降りると、椰子並木が目立つ名門台湾大学。大学在るところ書店あり。というわけで歩き回って探してみよう。
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書林書店(これが店名らしい)は洋書専門。英名BOOKMAN。ビルの上階にあり、静かな雰囲気でじっくり本を味わえる。ただ、欧米からの直輸入本なので定価は日本なみに割高。20元からのバーゲン本の中に「小公女」を見つけた。
近くには誠品書房・真理書坊といったおしゃれな店も軒を連ねる。
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結構群大陸図書(これまた、すごい店名だね)は教科書などを扱う店のようで、学生がたむろしている。
めざすは本邦にも名前がとどろいている南天書局。
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店内の奥は事務所として広いスペースが割かれ、何人もの職員が忙しく働いている。京都の臨川書店みたいな感じ。壁面を埋めつくすのはすべて台湾関連本。日本語の貴重な文献、伊能嘉矩『台湾文化誌』全3巻、小泉鉄『蕃郷風物記』、古野清人『高砂族の祭儀生活』などの復刻版が揃い、研究者にはたまらない空間だろう。マニア垂涎の鉄道本もある。目移りしたが、『台湾郷鎮地名源由』『台湾的古地図 日治時期』『台湾的老火車站』の3冊を厳選購入。定価の1割引だった。在庫目録『台湾研究総書目』も付けてもらう。
まだまだある古書店にもいってみよう。

(古書店編につづく)
by chirindo-tensyu | 2011-01-25 04:08 | 台湾 | Comments(0)

陽明山温泉の中国麗緻大飯店は私見では格下げだ

ラスト2泊は台北近郊にあてることにし、その1泊目に選んだのは陽明山温泉。MRTとバスを乗りついで、雨の中飛びこんだのは5つ星ホテル中国麗緻大飯店。
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温泉風呂付の部屋が7200元(朝食付)。一見豪華だがベッドの周囲が座敷風に盛りあがっていて何となく違和感も。普通のライティングデスクがないのも、旅先でも読み書きを欠かさない私としてはつらい。ビジネスには不向きのようだ。
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温泉は硫黄分たっぷりの白濁の湯で申し分ない。こういう湯をこそ求めていたのだ。窓からの庭園の景色もよい。女性客などは開放的すぎるのが気になるだろうが、湯気がうまく煙幕となってくれる。ところが、湯あがりにビールでもと冷蔵庫を開けると何も入ってない!5つ星でミニバーがないとは・・・。フロント脇のバーでは飲めるが馬鹿高いし、第一くつろげん。ベッドで「プハー」とやるのがいいのではないか。外のコンビニへ買いにいったが、バス停3個分くらいの距離はあり、雨の坂道でちょっとした労苦だった。天気なら陽明山まで足を伸ばすのも厭わないのだが。
周囲に何もないところなので、夕食もホテルで摂るほかはない。大餐庁へ行き、奮発して海老料理など頼もうとしたら女給仕がそれは2、3人前だから多すぎるという。なら他のものをと思ったらどれも2人以上で1人分のはないとのこと。それなら、何も食べられないじゃないか!
別のカフェバー「山嵐餐庁」では一人分の料理もあるというのでそちらへ移る。350元の精進料理。
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うーむ、何だか味気なくて物足りない。先のレストランのメニューには300元程度の炒飯などもあり、そういうのでもよかったのだが。初めは親切で言ってくれているのかと思ったが、意地悪されているように感じてきた。今まで50ヵ国近くをわたり歩いてきたが、台湾と中国本土以外ではそういう理不尽な扱いを受けた記憶がない。融通がきかないとは、このこった!
次に陽明山に来る機会があれば、格が下でも別のホテルに泊まりたい。
by chirindo-tensyu | 2011-01-24 20:49 | 台湾 | Comments(0)

新竹駅前の路面電車廃線跡

翌日もあいにくの空模様。
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朝風呂を浴びようと温泉に行くと8時なのにまだ空いていない!
朝食は粥と漬物など、典型的な台湾式。
天候さえゆるせば周辺の山道を散歩したかったが、やむなく台北へ移動することにし、竹東行きバスに乗りこむ。沿線住民の生活路線なのか、結構乗り降りがあって混み合う。
竹東には大きな市場があった。軒先で豚肉をぶった斬っているシーンも。気後れがして写真には撮れなかった。
バスを乗り換え新竹駅へ。駅前のロータリーに線路を発見。昔の路面電車の跡である。ループになっているのは方向転換のためであろう。
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踏切や転轍機もそのまま残っているが、使われる事はもうあるまい。
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新竹駅で駅弁を買って台北方面への自強号に乗る。さすが首都行きだけあって満席に近い。
by chirindo-tensyu | 2011-01-24 08:48 | 台湾 | Comments(0)

清泉温泉の石頭親爺

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宿泊先の石頭城では中年男が1人で切り盛りしていた。宿名にちなんで石頭親爺としておくが、なかなかどうして気のよくまわる男で、日本語も堪能だ。
夕食はここで将軍餐というのを注文。親爺はフロントから裏の調理場へ移る。
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素朴だが温かみのある料理。川魚も一匹ついている。
食べていると、若い男二人づれが上階から降りてきて夕食を摂りはじめた。今夜の泊り客は私と彼らだけのようだった。
食後に再び温泉に入ろうと思ったら、19時前なのにもう閉まっている。あたりは真っ暗闇で足元もあぶなかしい。残念ながら石頭城には温泉は引湯されていない。
夜は相当冷えこむので、石頭親爺に布団を余分にもらって寝る。
by chirindo-tensyu | 2011-01-23 08:37 | 台湾 | Comments(0)

清泉温泉であわや無宿か

高鉄・新竹駅を降りるとあいにくの小雨。清泉行きのバスを探すが、ここからは出ていないらしくタクシーに乗る。竹東の町を経て山道をひたすら登っていく。道中、一抹の不安がきざす。情報では清泉温泉山荘という一軒宿があるきり、果して営業しているのかどうか。
1時間ほどで到着。
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視界が急に開け、川べりに世俗を離れたような集落があった。温泉もひっそりと開いている。ところが、帳台の若い男によると、入浴だけで宿泊はないとのこと。あせる私に対岸の崖の上の古い建物をしめし、あそこに行けという。なるほど、清泉山荘と看板が出ている。
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行ってみると、完全に無人で入口に何やら貼紙が。予感的中、大ピンチ!場合によっては近くの教会に泊めてもらおう。隣家の住民に話すと、電話で連絡をとって鍵を開けてくれた。板張りに布団があるきりの狭い部屋が600元で、明朝管理人が来たときに払えばよいという。
山小屋みたいな所で気がめいるがやむをえない。先の温泉に戻ってとりあえずは湯船に浸る。
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単純炭酸泉で、体にやさしそうな湯だ。露天風呂からの眺めもよい。
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落ち着いたところでふとその背後の建物をみると、「住宿」と書いてある。訊けば部屋はあるというので案内してもらう。小ぎれいなバス・トイレ付のシングルルームが1200元(朝食付)。こちらに移ることにして、例の山荘に戻り、隣家に鍵を返してきた。やれやれ。すぐ近くに宿があるなら、温泉の人も一言教えてくれたらいいのに。
by chirindo-tensyu | 2011-01-22 19:31 | 台湾 | Comments(2)

開通した新線・沙崙線と新幹線で新竹へ

在来線台南駅から新幹線の駅へはシャトルバスに代って鉄道が開通した。折しも新線試乗キャンペン中で無料券がもらえた。これは気前のいいことだ。駅構内のキオスクで「環島鉄路火車時刻表」最新版を購入。それにも支線・沙崙線として載っている。早速乗ってみよう。
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車体はぴかぴかで気持ちいい。台南からは4駅間、途中までは従来の縦貫線と同区間で、新しくできたのは長栄大学駅。目の前に巨大な大学の建物が見える。通学客の利用も見こめるわけで先行きの明るそうな路線だ。沿線の風景はまだのんびりしたものだが、徐々に発展していくのだろう。
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新幹線と接続する沙崙駅には記念スタンプ台が置いてあり、押していく人が多い。
新幹線は新竹までの切符を購入。今回は自動券売機に挑戦してみたが簡単に買えた。クレジットカードでも直接買える。新竹では懲りずにまた山奥の温泉宿にいくつもりだ。
by chirindo-tensyu | 2011-01-22 08:16 | 台湾 | Comments(0)

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