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奈良の古本屋・智林堂店主のブログ 古書買取強化中


古書店店主がつづる本と旅に明け暮れる日々..  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  【 智林堂書店 】     (電話)0742-24-2544   近鉄奈良から徒歩5分 もちいどのセンター街内 
by 智林 椰子生(ともばやし やしお)
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初夏恒例の休業のお知らせ

5月23日から6月6日まで、恒例のヨーロッパ旅行のため智林堂は臨時休業をいただきます。
帰国しだい、ヤフーオークション及び当ブログも再開します。
休みが長いという批判もあるでしょうが、ヨーロッパではこの程度のヴァカンスは問題外です。古本屋というのは気楽な商売のように思われがちですが、意外とストレスのたまる仕事で、精神の均衡を保つために必要な休暇でもあり、ご理解の程お願いします。
なお、当店は店外での取引量が最近急増しており、今後も営業時間を短縮してまいります。ご不便をおかけしますが、その点もあわせてご了承ください。
by chirindo-tensyu | 2011-05-22 20:15 | Comments(0)

待望のフィッシュアイ(魚眼)レンズを購入

一眼レフカメラにある程度慣れてくると、交換レンズが欲しくなってくる。いま愛用しているのはキヤノンのKissX3。ダブルキットで買ったので標準と望遠レンズの2本、ほとんどそれで事足りるのだが、第3のレンズが欲しくなるのですね、やっぱり。一つの選択肢として超望遠レンズがあるが、天体写真や野生動物を追っかけるのでもないかぎり、あまり必要性がないといえばない。普通の250ミリ望遠で撮って、トリミングして引き伸ばせばそれなりの迫力ある画像は得られるわけだし。
そこでかわりに購入したのが遊びごころのある魚眼レンズ! TokinaのDX fisheye。これはキヤノンのマウントと対応しており、メーカー純正品と比べて数割方安い。といっても5万円くらいでかなり考えてしまう額だが、買ってよかった! いやー、はまりますよ、この特殊レンズは。
ドーリン君をモデルに早速試写開始。
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何だ、この空間のゆがみは?
狭い書庫の撮影もバッチリ。
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旅先でも、ホテルの室内や寝台列車の車内の撮影などに威力を発揮するだろう。オークションの仕事などでも重宝しそうだ。全集ものを平面に並べて撮るときなど、標準レンズでは画面に収めるのに一苦労で、脚立の上から撮ったりすることもあるが、このレンズだと容易に収まりそう。骨董などの立体感のある商品でもうまく写せばよりリアルな画像が得られるかもしれない。もっとも、魚眼という性質上、周辺部の歪みが強調されるのはしかたなく、その特性をうまく生かせないと逆効果になってしまうおそれもあるが。人物の集合写真などには不向きだろうね。
by chirindo-tensyu | 2011-05-20 19:49 | Comments(0)

あと30回のヨーロッパ旅行

昔、アメリカ好きの女性から言われたことがあった。
「あなたはいつも西側なんですね」と。
そう、私はよく海外旅行に出かけるが、常に日本から西側のユーラシア大陸&アジア島嶼部方面で、稀に変化球的に南半球というパターンもあるが、日付変更線を越えたことはない。むろん、南北アメリカ大陸に興味がないことはないのだが、やはり西側の方に惹かれるのである。
ということで、もう何度目になるのだろう。来週から休暇をいただいてまた単身ヨーロッパへ赴くことになった。前回は13日間で9ヶ国を周るという、あまりにも目まぐるしい強行軍だったので、今回はハンガリーとルーマニアに的をしぼっていくつもり。場合によってはセルビアへも足をのばすかもしれない。
これら3国もなじみの国々であり、いまさら世界遺産や観光名所を追っかける情熱もなく、ひたすら地方をまわってのんびりできればというほどの想い。
ところで、死ぬまでにほぼ毎年ヨーロッパへ通い続けるとして、あと30回くらいは行けるだろうか。30回というとずいぶん多そうだが、ヨーロッパの主だった国だけでも30はある。とすれば、一生かけても周りつくせるはずもなく、もっと綿密に毎年のプランを練るべきかなと思いつつ、いきあたりばったりになってしまうんですね、いつも。
by chirindo-tensyu | 2011-05-18 20:19 | Comments(2)

『ドイツの文学』でビンディング「モーゼル旅行」を読む

探していた本を天牛堺書店で見つけて購入。三修社『ドイツの文学』第12巻。
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これはセットでは時々見かけるが単品ではあまり出てこない。この12巻目にはビンディング「モーゼル旅行」という逸品があり、それを読みなおしたいがためである。帰りの電車内で読みふけってしまった。
紀行文の形を踏んでいるがフィクションであろう。一人旅の男性が旅行中に偶然知り合った女性と恋に落ちかけるも結局ふられるというお定まりのパターン。他愛のない内容だが、モーゼルの風光についての描写がすばらしく、本書には現地の写真も豊富に挿入され、優れた旅行案内ともなっている。
興味を抱いたのは、モーゼルワインと鰻の夕食の挿話。残念ながら料理法は詳しく書いてないが、ドイツの鰻料理ってどんなのだろう。まさか蒲焼ではあるまい。フライか煮込みか、スープ仕立てか。一度現地で試してみたいものである。
by chirindo-tensyu | 2011-05-16 19:42 | ドイツ | Comments(2)

大阪の商業ビルへ古本の未払い代金を回収に行く

先方の支払いの滞っている案件が1件あり、非常手段に訴えることにした。個人でのご購入は原則前金でいただくのだが、過去に何度か取引実績のある相手でもあり、信用して先に商品を送ったらなかなか送金されない。再三のメールや電話にも応答いただけず、日々不安な想いが高まっていく。同業者に言わせると、よくある手口だとか。ちなみに金額は小料理店で夜に一人で飲み食いする程度で、あきらめのつく額ではあるが泣き寝入りはしたくない。お買いあげ商品の代金は何が何でも回収する。さもないと零細商店なのだからたちまち食いあげ?だ。
先方の住所は大阪駅近辺のとある商業ビルの1室となっており、これも自宅などとちがってかなり不信感があった。でも、大阪なら訪ねていくこともできる。そこで平日の昼過ぎ、開いていそうな時間を狙って現場に行ってみたが、何ともあやしい。まず、ビル全体がさびれている感じで、平日の昼間なのに薄暗い。半分以上はシャッターを下ろしたままで「テナント募集」の文字がむなしく映る。しかも通路は曲がりくねっていて迷路さながら、人の気配もほとんどない。いつ、撃ち合いが始まってもおかしくない雰囲気?
該当の1室を何とか探しあてるもあいにくシャッターが下りたまま。看板も表示もなく、何の職種だかも不明。隣のオフィス(これも営業内容不明)の人に聴いても、知らないという。隣室のことも知らないとは変だね。知っているけど教えてくれないのかな。夕方に開きはじめるとは言ってた。
やむなく、メッセージをシャッターに貼りつけて立ち去った。
その日の夕方、自店の閉店後に記帳するとちゃんと振りこまれている。「支払いが遅れてすいません」とのメールも届いた。相手が職場にまで訪ねてきたのに驚き、慌てて送金してきたものだろう。このまま送金されないと裁判沙汰になるかと思っていたので、正直胸のつかえがおりた。
皆さん、商品の代金のお支払いはどうかお早いめに!
by chirindo-tensyu | 2011-05-13 20:39 | Comments(2)

雨の日に売れた正倉院展目録(図録)

アルバイトも含めて普通の勤め人が羨ましいとおもうのは、雨の日でも出勤すればきちんと給料がもらえること。我々商売人は天候によってそれが大きく左右され、実労働に割りの合わない日もある。
雨の日は商品の本が湿気るし完全休業といきたいところだが発送などの仕事もあり出勤せざるを得ず、それならちょっとでも開けとこうと思う。でも、やはりお客さんは来ないし、来てもほとんど何も買わない。
そうなると気も滅入るし、悲観的になる。今日は完全に赤字だ、もう経営が破綻しているのではないかとすら思う(まさか!)。
そこへ救世主のような女性が現れた! N女子大の関係者で、歴代の正倉院展目録のバックナンバーをお探しとか。彼女の手持ちリストと照合しながら必要な号を探す。昭和20~30年代の初期のパンフレットみたいなのは在庫がどこにあるかとっさにわからず店内を探しまわった。いや、もう必死だった。目の前に買いたいというお客がきているのだから。
その結果6冊ほど見つかったが、公費でご購入とのこと。公費ということは・・・代金は後払いということである。当日の実入りにはならないが、後日確実に回収できる金である。それでよしとしよう。
by chirindo-tensyu | 2011-05-11 19:53 | Comments(0)

「平城宮発掘調査報告」など古代史関連書の買取

連休中に1軒、宅買いがあった。最近では並の内容・分量の出張買取はお断りしているのだが、古代史の専門書が大量にあるとあっては出動せねば。
場所はとある団地の5階。引越しのために蔵書の大半を手放すという。1室の壁面が書棚で埋めつくされ、中央にはデスクがある。一目で熱心な勉学の徒とわかった。古代史の研究を専門にしている人であろうか。
依頼者いわく「有名な本が多い」。たしかに、吉川弘文館の『国史大系』や日本書紀・続日本紀関連など、今までに何度となく扱ってきたような定番本もある。その一方で「これは限定数百部で関係者のみに配布された」という貴重書も。「平城宮発掘調査報告」シリーズなど。大極殿を扱った巻は特に人気が高いという。
石母田正『中世的世界の形成』昭21を示し、この本はみたことあるかと問われる。何だかテストされているみたいで緊張する。後年の復刊本ならあると答えると、「これは著者の出発点となった記念すべき初版本で・・・」などと熱い解説が入る。「初版本といっても文芸書とはちがうのでそんなに値段にはならないですよ」とこちらは冷静に応酬。
ご本人が長年にわたって買い集められてきた本でそれぞれ思い入れもあるようで、これはうかつに買値は言えないなと思った。でも、こちらも何百回と場数を踏んできたプロである。無事に商談成立し、助っ人ともに運び出したがエレベーターのない5階はきつかった!こちらが値段にならないのですよといった「文化財発掘情報」「ヒストリア」などの雑誌の束も「持っていって」ということになった。
今回、ちょっと面白いと思ったのはCDーROM版『群書類従』。
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これ1巻(3枚組)に正巻全30冊が収録されているという。定価52500円。今後はこういうのも取り扱う機会が多くなるだろう。本よりずっと軽くてコンパクトなのは歓迎だが何だか味気ないね。
by chirindo-tensyu | 2011-05-09 20:41 | Comments(0)

岡部伊都子『シカの白ちゃん』を買った小さな来客

黄金週間は智林堂にとっては稼ぎどき。全国各地、いや世界中から来客があり、1年でももっともにぎわう時期だ。ヤフオクも縮小して、なるべく長時間店を開けるようにした。
今年もよく売れた! 東京からお越しのお客さん。入江泰吉の署名本をお探しという。『花大和』『古色大和路』『萬葉大和路』の3冊の大型本を前に商談。初版美本の完全本でないとだめだと。『萬葉大和路』は残念ながら再版だったので候補からはずす。残る2冊は何としてでも買ってもらわねば。
「こちらは外箱がちょっと傷んでますねー」
「中はきれいですよ。段ボールの外箱までこだわりだすと、きりないですよ。とりあえず確保しておいて、より良い状態のを見つけたときにまた買い換えられては」などと私にしては珍しく弁舌を奮い、少し値引きサービスして2冊お買い上げいただく。『古色大和路』の署名本はなかなか見つからないとのこと。欲しい本を見つけたときの相手の興奮ぶりがこちらにまで伝わってきた。
一方、岡部伊都子『シカの白ちゃん』昭58を買ったのは小学生低学年?の男の子。これはちょっと驚いた。内容的には子供向けなのだが、店にあるのは署名入小書簡付初版本で、プレミアのついたコレクター向けの本だったから。いま全財産が6千円あるという。そのうちの3分の1を当店の本に投じてくれたわけだ。感謝感激せずにおれようか。
by chirindo-tensyu | 2011-05-06 15:35 | Comments(6)

『国書総目録』の値下げ要請にも屈せず

岩波の『国書総目録』はあらゆる古典籍の検索に重宝する叢書だ。その全8冊揃(索引欠)の売値が5000円だったら安いだろう。それ以下だったら泣くぞ、私は。その値でヤフオクに出品してみたら、まだ入札のない段階で同じ人からの質問があいついだ。「○○円になりませんか?」
時々こういう人がいるが、値下げ交渉による即決などには応じない。
「ぎりぎりまで安くしていますので応じかねます」と返答したところ、またしても「○○円になりませんか?」「できません」というやりとりがあって、最終日。「お願い、お願い!」ときた。
しかし、いくらお願いされても無理なものは無理なのだ。第一、これはオークションであって1対1の取引とはちがう。こちらは値引きどころか、逆に競りあがるのを期待しているのだし。
ただ、アクセス状況をみるかぎり、よくて最低価格での落札、下手すれば落札されず終了しそうな気配であった。盛りあがる時はもっと早くから誰かが入札しているものだ。落札されずにもう1週まわることになって「それみたことか」と思われるのも癪だな・・・。
案じてもしかたなく、そのまま寝て翌朝の結果待ち。やはり最低価格で落札されていたが例の質問者とは別人だった!常連のテルさん(仮称)、テルさんはこの道の達人で、相場よりあきらかに安く価値あるものを終了直前にほとんど最低価格で落札してしまう。先日も石田茂作『飛鳥時代寺院址の研究』全3冊など、出品者自身がうなるような本を大量にお買い上げいただいた。
ともあれ、収まるところに収まって一件落着。
by chirindo-tensyu | 2011-05-05 16:07 | Comments(0)

四天王寺古本市で見つけた翻訳本や探偵小説など

均一台から真っ先に確保したのがラディゲ『肉体の悪魔』昭和27初版。
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作品自体は文庫本で容易に読めるのだが、帯・元パラ付というのに惹かれて。
とある古書店の均一にはちょっと珍しい探偵小説なども。
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『世界大ロマン全集』は時々見かけるが、函が痛んでいるものが多く、二の足を踏んでしまう。モリソン『緑のダイヤ』他状態のいいのを選んで購入。
異色探偵小説選集のハメット『デイン家の呪』昭28も捨てがたい味わいのものだった。
ほかに『ラフォルグ全集3 伝説的な教訓』吉田健一訳昭24これは珍しい。
特筆すべきはゴーティエ『金羊毛』大9。
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背文字がかすれて読みづらくなっていたがそういう本こそ狙い目。ネットで調べたら1万円ついていた! まあ、それは高すぎとしてもお値打ち物といえるだろう。
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やや稚拙な蔵書票もほほえましく思える収穫の1冊だった。
by chirindo-tensyu | 2011-05-01 20:56 | Comments(4)

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