「ほっ」と。キャンペーン

奈良の古本屋・智林堂店主のブログ 古書買取強化中


古書店店主がつづる本と旅に明け暮れる日々..  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  【 智林堂書店 】     (電話)0742-24-2544   近鉄奈良から徒歩5分 もちいどのセンター街内 
by 智林 椰子生(ともばやし やしお)
プロフィールを見る
画像一覧

<   2011年 07月 ( 19 )   > この月の画像一覧

ブックオフの朝8時から半額セールに初参加

ブックオフは曲り角に来ているのだろうか。それとも新古書店業界トップの余裕のあらわれだろうか。新手のセールを次々に打ちだしてきている。
自宅近くの同店でこの日催されたのは、通常営業前の朝8時から10時まで限定で、全品半額になるというセール。どんなものかと8時前に行ってみるとすでに長蛇の列、40人くらいは並んでいたろうか。
開店後、まず野口晴哉『偶感集』をゲット。単行本で買えたのは結局これくらいで、あとは岩波文庫の『碧巌集』『韓非子』のセットなど。
よく鉢合わせをする機関車君の姿もあった。先日智林堂にも来て百円均一から山鹿素行全集の端本などを買っていってくれたので敬意を表して挨拶。そう、ライヴァルでもありお客さんでもあるのだ。彼のカゴには南総里見八犬伝の函入り本のセットがあった。これは私の方が先に見て、半額でも微妙な価格で幅が抜きにくいと考えてやめた本だった。でも、買っとけばよかったな。機関車君は手あたりしだいに2カゴ以上も買っていた。素性は知らないがやはりどこかの業者なのだろうか。
店内はごった返していて、買わねば損みたいな雰囲気に呑まれ、つい余計なものまで買ってしまった。それもブの狙いかもね。
しかし、何で日曜の朝8時からなんだろう。休日は黙ってても来客が多いわけだし、あまり人が殺到すると危険きわまりない。こういうセールは平日にこそやってもらいたい。
by chirindo-tensyu | 2011-07-31 20:50 | Comments(0)

関口良雄「昔日の客」三茶書房元版を入手

犬も歩けば棒にあたる、という諺は二通りの解釈があるようだ。いたずらに歩き回ってもどうせろくなものがないという説と、せっせと歩き回れば何らかの収穫があるというのと。私的には後者を支持したい。そう、やっぱり自分の足で歩き回る、これは古書道の基本だと思う。
過日、一日をあてて大阪の古書店を周ったのだが、前半の京阪沿線では徒労に終ったのに対し、後半南海沿線に切り替えてから俄然ヒットする確率が高くなった。そして最後に鈍行しか停まらない小さな駅前の店の均一台で見つけたのは・・・。
a0163227_19132450.jpg
a0163227_1913335.jpg

何と、関口良雄『昔日の客』。昭和53年元版初版、山高登の木版画入。本書は最近、夏葉社からも復刊されたが、元版の味わいにはかなうまい。しみじみと読むには旧仮名遣いがいいなあ。
これはしかし、いかにも地味な本だ。まず、タイトルで損をしている。古書店主の随筆なら、表題のどこかに古書なり古本なりの文字を入れればもっと素人受けしたろうに。でも、はじめからそんな商業ベースに乗せることを想定して作ったものではないのだろう。
帰りの近鉄の車中で読みふけった。時代は古いが、業界が華やかなりし頃の古書店の内事情が描かれていて興味津々。業者の交換会で尾崎一雄『虫のいろいろ』を目あてに威勢よく競り落としたら、『虫のゐどころ』という別の本だったとか。プロでもそんなことがあるんだね。
by chirindo-tensyu | 2011-07-29 19:18 | Comments(2)

「航空朝日」と「科学朝日」を大阪の古書店で入手

大阪の某古書店のガラスケースに「航空朝日」のバックナンバーのセットがあるのを見つけ、小躍りして購入。
a0163227_2085836.jpg

ガラスケースというと高価なイメージがあるが、ここの店は特売品を目玉的に出していることもあり、掘出物も多い。戦前の「映画の友」や「少年倶楽部」「キング」といった雑誌もここで発掘した。
さて、16冊一括ということだったが、買ってから背表紙を数えてみると1冊多い。しめしめこれは儲けと思ったが、大阪の名店がこんな単純な数量の数えちがいをするとは。しかし、よくよく見ると1冊「科学朝日」が混じっている。状態もボロボロだし、1冊単独売りは無理と考えておまけ的にくっつけたものだろう。おまけとはいちいちことわらずにさりげなくつけ加えているのがこの店らしい。
「航空朝日」は昭和15年創刊、20年の終刊まで60冊が刊行されたもよう。今回入手したのは17年から20年にかけての分だが、後の号になるにつれ紙質が悪く、薄くなっていくのがわかる。終戦後も世界の航空機の情報を掲載していきたい意欲はあったようだが、もう国内の事情がそれどころではなくなって、あえなく廃刊に追いこまれたものと見られる。
by chirindo-tensyu | 2011-07-27 20:12 | Comments(0)

面白くて為になるグリコ文庫「萬國國旗集」

夏休み特集第3弾はグリコ文庫!これは珍しいぞ。そう、大手菓子メーカーのグリコが戦前に出していた本だ。
a0163227_1630952.jpg

a0163227_16415790.jpg

調べた限りでは動物集・軍歌集・国旗集の3冊があり、私が入手したのは国旗集のみ。昭和13年発行。
一般に販売されていたものでなく、キャラメルなどに当時ついていた引換券15枚で交換できた景品らしい。
a0163227_16422535.jpg

添付の国旗シールを本文に貼りつけるようになっているが、残念ながらシール欠。今はなき満州国の記事もあり興味深い。満州国の国旗、見たかったな。どんなのかは知ってるけど。
それにしても、引換券を15枚も集めるというのは子供にはなかなか大変なことで、まして3冊揃えるのは至難の業であろう。完全な形で3冊持っている人がいたら奇跡だ。
by chirindo-tensyu | 2011-07-24 16:46 | Comments(0)

大宅壮一全集で「世界の裏街道を行く」を読む

行きつけの新古書店ブに開店前に行くと、一人の男がそわそわしながら扉の前で待っていた。足踏みさえしている。あれっ、今日は特段セールもないのになと思いつつ警戒。扉が開くと同時に突進していったのでやっぱり何かあるのかと思ったら、通路を通りぬけて奥のトイレへ駆けこんだのであった。まったく、朝から心臓に悪いな。
さて、そのブで大宅壮一全集がばら売りされていたので「世界の裏街道を行く」(第18~22巻)シリーズを買ってきた。この全集は全31冊揃いでも古書店で1万円程度で売られているので、飛びついて買うほどでもない。バラで買い集めるより、始めからセットで買った方が安い。
「裏街道」の内容は面白いといえば面白いし、つまらないといえばつまらない。裏街道といっても世界の裏事情がそれほどディープに語られているわけでもないが、著者ならではの語り口もあり、今読んでも新鮮味を感じさせる記述もある。サンマリノやリヒテンシュタイン、モナコといった小国も、大国と変らぬ扱いで採りあげているのは好感が持てた。当時から鎖国政策を続けていたアルバニアだけは入国を拒否されて訪問できなかったそうだが、それでも周辺から得た情報をもとに「バルカンの反逆者」という記事にしているのは、さすがジャーナリスト魂というべきだろう。
by chirindo-tensyu | 2011-07-22 04:08 | Comments(0)

輝かしき満洲時代の鉱物や化石の標本

夏休み特集第2弾は、以前お客さんから買い取った鉱物標本。尋常四、五、六学年とあるので教育用だろう。
a0163227_23273597.jpg

a0163227_2339363.jpg

昔、小学校の理科室にこういうのがあったような・・・。
水晶・石英から硫黄、金鉱、溶岩、化石にいたるまで40種。産出地は全国各地にわたり、満洲・朝鮮・印度もある。満洲というので大体年代は特定できるね。
異色なのはケースに入った新潟の原油! 長年のうちに自然蒸発したか、量が減っているように見える。
さて、これも売り出すわけだが、評価はむずかしいなあ。宝石的なものは単独で価値がありそうだが、瑪瑙ははじめから欠けているし、標本としてまとまっていることの付加価値の方が大きそうだ。
それにしても、古本屋をやってて原油や石炭まで売ることになろうとは・・・。
by chirindo-tensyu | 2011-07-18 23:43 | Comments(0)

小学館「幼稚園」夏の増刊号広告にオート三輪が

さあ、子供たちの夏休みだ! 倉庫の古雑誌をあさっていたらこんなものが出てきた。
a0163227_7495155.jpg

小学館の雑誌「幼稚園」昭和35年夏の増刊号。わりと状態も良く、それなりの古書価がつきそうだ。誰か蒐めている人はいないかな?
a0163227_7504049.jpg

童話や漫画など、その後にさりげなくテスト問題が載っている。
a0163227_7512458.jpg

巻末のバンダイの車の広告もちょっと珍しい。イギリスの「すぽ-つかー」と並んで、マツダのオート三輪が「さんりんしゃ」として紹介。三輪車には違いないが・・・。この頃は花型の現役だったんだね。ちなみにアルバニアではオート三輪が今でもふつうに町を走ってます。
by chirindo-tensyu | 2011-07-17 08:06 | Comments(0)

遷都1300年祭あとの奈良の夏は厳しい

初夏の旅行から帰ってきて、我がもちいどのセンター街の入口に近い大型店が2軒もつぶれているのに愕然。玩具屋の跡は別の店になるのか改装工事に入ったが、パチンコ店はシャッターが下りたまま。駅により近い東向・小西通りでもテナント募集中の空店舗が目につく。
それにしても、駅近の大型優良物件がすぐに埋まらないとは、数年前なら考えられないことだ。もう、ブックオフでもいいから来てくれって感じ。
震災の後遺症もあり、やはり地域全体が不況なのかと思う。昨年こそは1300年祭で盛りあがったが、その反動で今年は厳しい。
あきらかに人通りや来客数が少ない。昨年の何分の一かであろう。
智林堂も安泰ではいられず、店売りの激減をおぎなうためネット売りを加速させている。ネットでもありふれた本はもとより専門書でもよほど安くしなければ売れず、これでいいのかと思うが、とにかく売っていくしかない。
秋になれば客足も景気も回復することを祈っている。
by chirindo-tensyu | 2011-07-16 17:02 | Comments(2)

ネットバンキングで外貨預金に挑戦

商取引を円滑にするため、ネットバンキングにはすでに1行加入しているが、そこで外貨預金の口座も開設。私は古本屋だから、
「資金は本で運用する」
「本に投資するのが一番儲かる」
という考えなので、財テクとか金融商品にはほとんど興味がない。唯一関心があるのが外国為替で、これは海外旅行に備えるための実需でもあるから。同じならなるべく円高の時に行くのが望ましいが、タイミングを合せるのも難しく、それなら外貨が安いときにあらかじめ買っておけばリスクヘッジができる。
とりあえず米ドル建の口座をパソコン上に開き、1ドルだけ替えてみた。79円だった。数時間後にもう1ドルと思ったら80円台になっていたのでやめた。我ながらセコイ!もっとも、これは手始めの練習で、今後為替の動向を見据えながら買い増していくつもり。私の予測では今後年末にかけて円高がさらに進むと見ており、今はまだ様子見の段階である。
by chirindo-tensyu | 2011-07-15 14:43 | Comments(0)

ブダペストの古本屋めぐり

町へ戻ると、地下鉄で国立博物館の前へ出た。このムゼウム通りはちょっとした古書店街になっているということで期待していたのだが・・・。
a0163227_65880.jpg

確かに軒を連ねていた。しかし、どの店も開いていない。ここではたと気づく。日曜日は主だった商店は軒なみ休業するのだった! これはヨーロッパの常識、でも忘れていた。私は明朝帰国するのでもう来れない。残念だったが仕方ない。
a0163227_629044.jpg

商店のすきまに一人のおじさんが本を積み上げて座っていた。もぐりの露天商?それにしては本の量は少なく、客の相手をするでもなく自分の世界に浸っているので、話しかけるのもためらわれた。
幸い、ウィンドウごしに店内は覗ける。どこも高そうな店で均一本が大量にあるような雰囲気ではない。となると、開いていたとしてもあまり収穫はなかったかもな。
a0163227_6132893.jpg
a0163227_6134442.jpg
a0163227_614054.jpg
a0163227_614164.jpg

年代物の古書や古地図などが店頭に飾ってある。ちょっと気になったのは「サムライ」とマジャール語で書いてある本。まあ、大体中身は想像つくけどね。
a0163227_621869.jpg

今回最後の晩餐は連泊中のホテルの近くでビーフシチュー。
また来年、ヨーロッパに戻ってくるぞー。


(ルーマニア&ハンガリー紀行 完)
by chirindo-tensyu | 2011-07-13 06:39 | ハンガリー | Comments(2)

古書全般買取

古書全般買取 

(学術&一般書、雑誌、古銭、切手、鉄道用品、美術品、刀剣、CD、DVDなど持込歓迎!)

大量の場合は出張買取!
経験豊富な店主が参上し適切査定・即金でお支払
寺社・大学・公的機関OK!!

まずはお電話をemoticon-0129-call.gif

【智林堂書店】
近鉄奈良駅南へ徒歩5分
もちいどのセンター街内

0742-24-2544
(昼~夕方頃、営業不定)
0742-44-3110
(時間外 8~20時頃)

タグ

検索

ブログジャンル