奈良の古本屋・智林堂店主のブログ 古書買取強化中


古書店店主がつづる本と旅に明け暮れる日々..  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  【 智林堂書店 】     (電話)0742-24-2544   近鉄奈良から徒歩5分 もちいどのセンター街内 
by 智林 椰子生(ともばやし やしお)
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秘蔵の大阪エキスポ万博グッズがお目見え

私は大阪万博の前年に生まれたが、両親に連れられて会場へ行ったらしい。もちろん記憶にないが、岡本太郎の太陽の塔にはなぜか既視感が・・・。各館の展示など、もう少し成長していたら興味をもって見れたことだろう。しかし、後年、外国をほっつきまわるようになったのは、幼ない脳裏のどこかに刻まれた大阪万博の影響かもしれない。
顧客から買い取った万博の資料やグッズを長らく未整理のまま放置していたが、このほど一部を市場に放出することにした。
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迷子ワッペン。親の控えとともに5枚以上あるが、なぜか番号の一致するのは2組のみ。あとのはその辺で拾い集めてきたのだろうか。
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近畿電工の風呂敷は土産店で売っていたものらしい。万博グッズ収集家のKさんにお見せしたが、いやーさすがに風呂敷まではいらないよとのこと。でも、どこかにきっと欲しい人はいるはず。
各館のパンフなどもひととおりあり、これらはまだ手元に残しておこうと思う。
by chirindo-tensyu | 2011-08-31 21:46 | Comments(0)

中国のテレフォンカードのカタログ

古書店の美術書の棚をあさると結構面白い物が出てくる。『中国電話カード珍蔵図録』巌南美術出版社1996年もそんな1冊。大判本オールカラーで、美術書と同じ扱いなのだった。
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中国にカード式公衆電話が開通したのは1987年で、発行開始当時の未使用テレカには3万元、使用済でも5千元以上のプレミア値がついている。発行枚数のデータは不明だが、百枚程度なのであろう。現在では日本と同様、携帯電話に圧されてカードの発行は下火になっているはずだが、蒐集ブームは続いているようだ。その昔、日本への国際電話をかけるのに中国の電話局で1時間待ち!という体験を経てきた身には隔世の感がある。
省ごとに独自のデザインのカードを発行していたらしく、本書も省別にまとめてある。(巻末に全国共通版もあり)
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切手の図案をそのまま使ったり。連刷シートのように何枚か組み合せると一つの絵柄になるようなものも。
私はとくにテレフォンカードを集める趣味はないが、海外旅行の折に買い求めてきたものがいつしかたまってしまった。国によってはピンコード式が主流で、カードは見せかけだけのものや、時にはレシートに番号を印刷したのを渡されたりするが、ICチップ入りの従来のカードのほうが使いやすいし私は好きだ。後の記念にもなるしね。トルコのように、使いきると機械が呑みこんでしまうので手元に残せない国もあったが。
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これらの中に多少は値になるものもあるのだろうか・・・。
by chirindo-tensyu | 2011-08-27 09:06 | Comments(0)

山中からの顧客のメッセージ

ヤフオクでは少なからず常連客がついてきて、出品のはげみになっている。この本ならあの人が買ってくれるだろうとあてこんで仕入れてきたものが売れたときの喜びはひとしおだ。
最重要顧客の一人、通称テルさんはとにかくよく買ってくださる。興に乗れば連日次々落札されるので、1、2箱分たまってから送るのが慣わしとなっている。先月も『日本古代人名辞典』全7冊をはじめ、『古代宮都形成過程の研究』『平安前期政治史序説』『戦国大名武田氏の研究』などの歴史の専門書を大量にお買い上げいただいた。智林堂が何とかやっていけてるのは、テルさんのような大量買いの顧客のおかげだ。
今月も色々落札されてたまっているのだが、なぜかぱたりと注文も連絡もとだえ、それが10日間にもおよんでやきもきした。なじみのない別の人なら、いたずら入札と判断してとっくに削除しているところである。いたずらではないとしたらどうしたのだろう・・・と心配していると、「いま山の中にいます」とメールが来た。インターネットも電話も通じない山奥にいたらしい。それなら山へ行く前に連絡してくれよ! 取引の最中なんだから。まったく、のんきな人だ。でも無事でよかった。
by chirindo-tensyu | 2011-08-25 23:55 | Comments(0)

この夏、お好み焼と発泡酒「麦きらり」で乗りきる

高い酒はうまいのでつい飲みすぎる。安い酒は安いので飲みすぎる。いずれにしても飲みすぎるのだ・・・。
夏といえばやはりビールだが、この夏は財政的に厳しかったのでもっぱら発泡酒のお世話になった。それも、国産ではなくさらに安い韓国産のをあえて買いこんだ。発泡酒までも外国産に席捲されるようではいかんなあ、日本は。
韓国産のはひととおり試したが、スギグループの「麦きらり」が値段のわりに納得できる味だった。24缶が1880円(ただし店頭での特価)ということは、1缶78円くらいでこれは驚異的に安い。味はそれなりで薄く、本当にアルコール度5%あるのかと疑うくらいだが、国産の安発泡酒にありがちな添加物などの雑味やエグい炭酸味もさして感じさせず、ジュースか水感覚でぐいぐい飲める。
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庶民的な酒には庶民的な料理ということで、キャベツが安いこともあり、お好み焼はよく食卓にのぼる。肉のかわりにハムや烏賊をつかったり、何でもありなのがよい。どういうわけか我が家ではお好み焼は男が作ることになっていて、この日も私が汗して焼いていると、家人がスーパーでエビフライとハンバーガーを買ってきた。
「何ちゅうカロリーの高い食事や!」と言いながら、せっせと二人でたいらげたことであった。
by chirindo-tensyu | 2011-08-24 19:54 | Comments(0)

意外と見かけない『サントリー90年史』

いつだったか、難波のブックオフで柳原良平の船の本を手にとったら献呈サインがあり、その宛名がサントリー社長の佐治敬三だったので驚いたことがある。もちろん速攻ゲット。その本は某料理店のオーナーが買ってくれた。
さて、このほど入手したのは『サントリー90年史』1990年。
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ネットで調べてもヒットしなかったので、意外と珍しい社史なのかも。社員だった山口瞳のほか、椎名誠や向井敏などが一文を寄せていて面白い。社史というのはだいたい堅くて退屈なものだが、本書は一味ちがう。何せサントリーだから。
あと、『トリス広告25年史』というのも機会があれば入手したい。こちらは「日本の古本屋」では数件ヒットしたが結構高い。これでトリスが何本買えるか・・・などと考えるとその値段では買えない。どこかに安値で出るのを気長に待つとしよう。
by chirindo-tensyu | 2011-08-21 23:10 | Comments(0)

15パーセントの特典付プレミアム商品券は15%お得ではない

最近入手した情報によると、来たる11月にまた県内でプレミアム商品券が売り出されるらしい。
そういうのは今年2月ので終わりかと思っていたので意外だった。
2月の発売当日はもう長蛇の列で、2ヶ所に並んでやっとの思いで20冊確保したのだった。しかも、1冊は使い切れずというか、引き出しに入れたまま忘れていて期限が切れてしまい、みすみす1万円、額面分なら11500円を損したのだった。使用期間が短かったのでそういう人も多かったのでは。期限内に使わねば紙クズになる金券はもう、こりごりだという気もした。本来なら飲みに行ったりして早々に使い切ってしまうのだが、たまたまその時期は家人の体調がよくなく寝こんでしまったこともあり、あれよという間に期限が来て焦ってしまった。
自営業をやっているので私自身が加盟店となり、券を集めて換金するということもできたがそれは申請しなかった。やはり、地域だけの期限付きの金券より現金に越したことはなく、払い戻しの手続きの煩雑さや、万が一の発行元の不履行を怖れてのことである。
謳い文句は15パーセントのプレミアムが付くということで、15パーセント得になるように錯覚するが、それは数字のマジックで、実際の割引率は13パーセント程度である。電卓で計算してみるとすぐわかる。しかも、お釣りは出ないので、その分の現金での買い足し分も考慮すると、実質1割引強程度であろう。そう考えるとさほどメリットがあるとも思えず、朝から1時間もかけて並ぶのは、アホらしくもなってくるのである。
次回発売時には、どうか皆さん、冷静な行動をお願いしたい。
by chirindo-tensyu | 2011-08-20 19:41 | Comments(0)

小野田寛郎のサイン本『たった一人の30年戦争』

下鴨の古本祭で10冊で500円というのがあって、選んでいくと例によって欲しいのが11冊になって困った。どれか1冊減らさねば・・・。芭蕉論か、宮嶋茂樹か、迷った末に定価3300円だかの函入りの芭蕉論を棄て、『不肖・宮嶋青春記』を採ったのだった。これには自分でも「ええっ?」と驚いたが、帰りの車中で読みたいと思ったのだ。そう、私はこういうノンフィクションものが大好きなのだ。芭蕉論・・・は別に読みたいとは思わないもんね。
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小野田寛郎『たった一人の30年戦争』も下鴨で拾った。サイン入だった。特に巧くないが元軍人らしい端正な文字である。
「最後の帰還兵」こと小野田氏は、途中までは仲間とともにルパング島に潜んでいたので、このタイトルはどうかと思うが面白く読んだ。ジャングルでの生き方・戦い方がすべて書いてある。
私は昔、フィリピンの島々を2ヶ月かけて巡ったことがある。太平洋戦争の激戦地であったレイテ島・サマール島も訪ねた。密林の山小屋で寝泊りしたこともあったが、一日で悲鳴をあげた。照れば灼熱地獄、降れば土砂降り。加えて毒蛇・害虫・鼠の襲撃・・・。夜は禽獣虫魚の声や葉ずれがうるさくて眠れやしない。それくらい苛酷な環境で、何で日本軍はこんな土地を強硬に欲しがったのかと疑問に思ったものだった。
小野田氏はそんな島で、最後は一人になって30年間も生きのびたのだ。祖国がとっくに敗戦したことはビラなどでうすうす気づいてたはずだが、なぜ帰還に30年もかかってしまったのか、本書を読んでも容易にはわからなかった。住めば都で、ジャングルでの生活がいつしか居心地よくなり、あまり帰りたくなかったのだろうか。実際、小野田氏は帰国しても高度経済成長した日本になじめず、ブラジルに移り住んでしまった。
ルパング島にもいつかぜひ行って、小野田寛郎の足どりをたどってみたい。
by chirindo-tensyu | 2011-08-18 19:40 | Comments(2)

下鴨神社古本祭2011 続2 神の手が掘り出した「文章世界」

一瞥してダメだこれはと思った。そのどうしようもない雑書の山のエリアで善行堂さんと遭遇。
古い雑誌を手にしているのでひょいと見てみると、何と「文章世界」ではないか。こんな貴重な雑誌が、まさかこんなところに埋もれていようとは・・・。善行さんは独自の嗅覚で、それを丹念に掘りおこしたのだ。噂にきくゴッドハンドをまのあたりにしておののいた。それで私も必死に古雑誌を探したのだが、昭和30年代の「文藝春秋」が数冊見つかっただけで、あきらめて立ち去った。
でも、転んでもたたでは起きない。別の店では大あたりで、あまり競合相手もいないのをいいことに余裕で数十冊買えた。ご主人の話によると、今年は売れゆきが鈍く、通常ならすぐ売れるはずのお値打本も残っているという。春の大震災の後遺症がまだつづいているのかな。
今年は結局、去年には及ばなかったが、のべ200冊ほど買った。
『北相馬郡志』大正7、英文『ヘンリー・ミラー書誌』、ベールドニコフ『チェーホフの生涯』全2冊、加藤治郎『サニー・サイド・アップ』歌・署名入、上司海雲『東の大寺』署名入、瀧川駿『運慶』、星野素秋『攻防定石 聯珠精解』等々・・・。
悔いもあったが、いい想い出ができた。来年は会期中500冊に挑戦したい。
by chirindo-tensyu | 2011-08-16 20:16 | Comments(0)

下鴨神社古本祭2011 続1 痛恨の『フィンランド語辞典』

現代日本のカリスマ相場師BNF氏は若年にして200億の資産を築きあげた。それだけあったら仕事をやめて遊んで暮らした方がいいだろうと思うが、、まだ大きな取引を続けているらしい。キーボードを叩いて一日で何億と稼ぐこともあるのだ。
「目の前にエサがあるのにみすみすやめられない」という。
そう、目の前にチャンスがあったら、つかむべきだろう。
家族は「こんだけ本があったらもう買わなくていいのでは」などというがそれは間違いだ。
そう思って2万円財布に突っこんで、また下鴨へ行った。億単位の話から急に金額がみみっちくなったが、2万もあれば均一本狙いなら相当買える。200円の本なら100冊買えるのだ。あまり懐がゆたかだと気が大きくなって余計なものを買ってしまうおそれもあり、これくらいの予算でちょうどよい。
初日に見送った本で後から猛然と欲しくなったのがあって、真っ先に駆けつけたがもうなかった!それは『フィンランド語辞典』(昭38)で、内容的に古くて中途半端かなと思って戻したのだが、後で調べてみると類書がほとんどなく、貴重なものであることがわかった。スペンダー『現代英国史』と『ドイツ・ロマン派集』の間(たしかそこにあった)に空いたすきまを眺めて落胆。ちなみにその両隣の本はすでに持っている。
半世紀前のフィンランド語の辞典なんか誰が買うのかという気もしたが、買っていった人がいるのだ。
全国から目利きの集まる下鴨、あなどってはいけない。
by chirindo-tensyu | 2011-08-16 03:25 | Comments(0)

下鴨神社古本祭2011 番外 スムースランチで意外な出会い

昨年につづき、スムースランチに出席。今年は岡崎武志さんと林哲夫さんが不参加で、山本善行さんを囲む会のような感じだったが、それはそれで楽しかった。
この会の特徴は買ったばかりの自慢本を披露しあうことで、皆がどんな本を探し、どの分野に価値観をおいているかがわかって興味深い。天野忠の詩集や福原麟太郎のレア本を誇らしげに掲げる人も。
私は均一から掘り出した冠松次郎『黒部』昭5元版本を紹介し、個人的な趣味で山や旅の古書を集めていることを語った。前回は大町桂月『十和田湖』を紹介したのだった。
一人で店をやっていると、自分だけの価値観にたよりがちだが、こういう席上で古書の通人たちと語り合うのは視野を広げるよい機会だ。
隣席の若い女性に好きな作家をきくと、日野啓三という。読んだことのない作家だ。2、3冊倉庫に在庫があったはずなのだが。今度探して読んでみよう・・・。
『関西古書探検』『古本漁りの魅惑』などの編著書で知られる編集者の高橋輝次さんにお会いできたのも光栄だった。燃焼社の古書シリーズはもう何回読んだことか。来月上梓予定の新刊本のPRも兼ねて出席されていたようだ。短時間でもお話できてよかった。
by chirindo-tensyu | 2011-08-14 17:13 | Comments(0)

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