奈良の古本屋・智林堂店主のブログ 古書買取強化中


古書店店主がつづる本と旅に明け暮れる日々..  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  【 智林堂書店 】     (電話)0742-24-2544   近鉄奈良から徒歩5分 もちいどのセンター街内 
by 智林 椰子生(ともばやし やしお)
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ルーマニアとの国境の町ヴィディンへ到達

ブルガリアもトルコと同様、主要幹線を別にすれば鉄道よりバスの方が使い勝手がよく早い。サンダンスキからは鉄道を利用したかったが、やはり時間が合わなかったりしてバスでの移動にする。
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サンダンスキ発8時のソフィア行バスは満員だったが、通勤客であろう、大半がブラコエフグラッッドで降りる。隣が空いていればバスでの旅も快適だ。
山道や草原を走りトラムが見え始めるとソフィア市内、11時前に中央駅前のツェントラル・アウトガラに着く。ここからさらに北部のヴィディンをめざす。発着ボードを見上げると、「BИДИH」の文字が目に飛びこんでくる。11時発、オフィスを探して切符を買っている暇はない。こういう中央のバスターミナルでは事前にオフィスで買う決まりになっているところもあり、いちかばちか出発寸前のバスに飛び乗ると、車内でチケットを売ってくれた。マイナーな路線だから本数はそう多くないはずだ。
車内での移動時間を除けば、ソフィア滞在わずか2、3分! そこからは4時間以上の長い道のり。ドナウ河が見え始めると間もなく終点ヴィディン。この先はルーマニアだ。国境の町だがあまり辺境という感じはしない。
河沿いに中級ホテルが建ちならぶ。
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順番に見て、3つ星ホテル「ネプチューン」に決定。ドナウを望むスタイリッシュな部屋が50レヴァは安い。
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近くの店でお気に入りのビール「スタロプラメン」と小魚のフライで一息つく。さて、明日はいよいよ旅の最後の国ルーマニア入りだ。白夜で日が長く、ドナウの夕陽を見ずに寝てしまったのは残念。
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by chirindo-tensyu | 2012-07-31 18:04 | ブルガリア | Comments(0)

ブルガリアの名湯サンダンスキ温泉

トルコでは温泉を満喫したが、ブルガリアにも気になる温泉地サンダンスキがあり、足をのばしてみることに。
バンスコからはソフィア行きミニバスでまずブラゴエフグラッドへ出て乗換。このあたりはギリシアへの国境にほど近い。
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きれいな川が流れていて、川沿いに上流へ行ったところに何軒かのホテルがある。
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4つ星「ホテル・サンダンスキ」は7階の見晴らしの良い部屋が105レヴァ。3階以下なら95とのこと。どの部屋にもバルコニーがある。
まずは近くの店で昼食。
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ローストラムとポテトセット。ビールはスタロプラメンの生がうまい。美味なはずで、これはブルガリアでなくチェコ産のビールなのだ。
温泉は付設のプールへ行く。野外に39度の浴場があり、入ってみたがさらっとした感じ。
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湯あがりのビールがまた格別。スーパーで珍しくヴァイス(白)ビールを売っていたので買ってみた。これはドイツもの?
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町の中心部にある遺跡を覗いてみたりしたが、どうも暑くてやりきれない。食欲もわかず、例によって朝昼の2食のみ。夜、シェイクスピアの『オセロー』を一気読み。これはキプロスが舞台になっているので持ってきたのだ。
by chirindo-tensyu | 2012-07-30 18:34 | ブルガリア | Comments(0)

バンスコでのすてきな出逢いと町あるき

東南アジアの夏が鍋で蒸焼きにされる暑さとしたら、ヨーロッパのそれはフライパンで炒られる熱さであろう。汗だらだらということはないが、汗も蒸発する熱さ(?)なのである。
日が傾きかけてからやっと歩きだす気になった。広場の方へ行くと、ここですてきな出逢いが・・・・・・。
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昼間も見かけた雌犬が、私の姿をみとめるやニコニコしながら走り寄り、腹をみせて転がりはじめたのだ。かなりの愛情表現である。でも、私には撫でてやることくらいしかできないのだった。それと、彼女に「バンス子」と名づけてやるくらいしか。
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冬に備えてか、早くも薪を大量に準備している家もあった。冬場は相当冷え込むだろう。
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ラテン系のルーマニア人とちがって、ブルガリア人はシャイな人種である。馬車の二人づれの男を見かけたのでカメラを向けると、二人とも顔をそむけてしまった。
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バンスコの町からはどこからでも山が見える。いつか季節のいい時期に来て、トレッキングなどにも挑戦してみたい。
by chirindo-tensyu | 2012-07-29 18:15 | ブルガリア | Comments(0)

バンスコのホテルと郷土料理「猟師の野兎」

バンスコは泊まる所には困らない。町から山の麓にかけ、星なしの山小屋から5つ星ホテルまでわんさかある。ただし、季節はずれの夏場は休業するところも多い。
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目についた4つ星「パルク・ホテル・ガルデニィア」に案内を乞う。ここはこの時期2・3階は閉鎖し、1フロアのみで営業しているという話だった。部屋は申し分ない広さでバスタブ付。夏期割引料金なのか、49レヴァは驚異的に安い。
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荷を解くと、遅い昼食兼夕食にありつく。思いがけず分厚くカラフルなメニューを手渡され、迷ったあげくに選んだのが郷土料理「猟師の野兎」。
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この辺の山林で獲れたものだろう、スパイスがきいた煮込料理。
スキー・シーズンにはどこも予約なしでは泊れないほどの盛況になるとも聞く。夏のバンスコはその点静かでいいなあ。山の方へ散歩にいきかけたがやめた。暑くて登山どころではない。町の建物の日陰を選って歩くのが精一杯だ。客が少ないのはそれなりに理由があるのだった。
by chirindo-tensyu | 2012-07-29 15:20 | ブルガリア | Comments(0)

バンスコ山岳狭軌鉄道に乗車 後編

山へつづく勾配を登りきったあたりにその駅はあった。
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アヴラモヴォ、ここでバンスコ方面からの対向列車待ちのため、15分ほど停まる。絶好のシャッターチャンスかと思うが、要所要所で私の先回りをして写真を撮りまくる男がいて、ファインダーの中に入ってきてしまう。もっとも、鉄道にだけ気をとられるのはおろかなことで、周囲にはすばらしい景観が拡がっている。
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途中下車したい誘惑にも駆られるが、冷静に乗り続けよう。その先の沿線風景も見飽きない。
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さらに走り雪山が車窓いっぱいに見えてきたかと思うと、14時前にバンスコ駅到着。
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なんとも牧歌的な、スイスの高原あたりを思わせるような駅である。実は終点はもう一駅先なのだが、大半の客はここで降りる。例の写真男も降りる。「完乗」にこだわるのなら、そのまま乗って引き返してもいいだろう。
by chirindo-tensyu | 2012-07-28 17:48 | ブルガリア | Comments(0)

バンスコ山岳狭軌鉄道に乗車 前編

パザルディックからバンスコまでの通し切符は6.90レヴァと激安。こんなところでバルカン・レールパスなんて使うやつはおらんだろうな(笑)。
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まずは最新型電車で起点のセプテンブリへ。鄙びた田舎駅で、周囲にホテルなどはなさそう。
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バンスコ方面行は駅のはずれにひっそり停っていた。赤い電気機関車の牽引する小さめの客車4輌編成で2等のみ。線路を見ると、なるほど狭い。鉄ちゃんならここで巻尺を持ち出してはかる場面だが・・・・・・。線路の幅に合せて客車も狭い。まずまずの乗車率で、ほとんどは地元の民だろうが、観光客なのか写真を撮っている人もちらほら。
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9時06分定刻発。途中駅が結構多く、乗降客もそれなりにある。停車中に駅弁らしきものを買いこんでいる人も。停車時間が短いので慣れていないと無理だろう。駅弁、といってももちろんヨーロッパだからサンドイッチのようなものだが。
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列車は走る。
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乗客は眠る。
これから徐々に山の方へ登っていく。ビールを買ってこなかったのを少し悔んだ。

(後編へつづく)
by chirindo-tensyu | 2012-07-27 17:58 | ブルガリア | Comments(0)

(割込記事)アマゾン真夏の夜の悪夢

アマゾンへの登録作業を進めているが、猛暑ということもあって思うようにはかどらない。自宅のパソコンのある部屋に冷房はないのだ。まあ、別に急ぐ事はないので少しずつやっていこう。
ところがショッキングな事件が発生。登録した本や貴重書は書庫の棚にきちんと収めることにしているのだが、別に未整理本の仮置き場となっている座敷があり、大半の本が床に直積みの状態。そこへ何を血迷ったか愛犬が入りこみ、いつの間にかオシッコをしているではないか! トイレはいつも決まった場所でするというのに。
被害にあったのは愛読誌「ナショナル・ジオグラフィク」数冊、まあこれは許せる。その辺の店で1冊百円程度で買いなおせるからな。あと、単行本数冊もやられた。損害額は売値でざっと2、3千円以上、あまりの惨事に呆然。
本人、いや本犬に犯行の動機を問いただすと「あまりに暑いのでむしゃくしゃしてやった」と供述。
書物の敵は湿気、黴、虫、鼠、そして犬。人間の子どももかな。蔵書家の皆さん気をつけましょう。
by chirindo-tensyu | 2012-07-27 10:17 | Comments(0)

パザルディックの街歩きと魚肉料理のガルニテュール問題

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パザルディック中心部には歩行者天国が縦横に延び、公園や緑も多く親しみやすい雰囲気。もっとも、観光するようなものは何もない。訪れる外国人は稀であろう。
夕食は自分のホテルはあまりにもひっそりしているので敬遠し、例のキリル文字のホテルのレストランへ。メニューもやはりブルガリア語オンリーで、これは解読困難だから給仕に英訳してもらう。
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ポーク・ステーキとフライド・ポテトのセット。やや高いわりに大したことはなく、つけ合せの野菜のトマトと胡瓜にも1.5レヴァづつ加算されていたのでもめる。でも、生ビールが2杯飲んで1.8レヴァと情けないほど安いのでそれに免じて(?)払う。パンもトルコでは無料だったが、この国ではきっちり加算される。
     
さて、ここでガルニテュール(付け合せ)問題について。ヨーロッパで肉・魚料理を単独で頼んだ場合、ガルニテュールはどうするかと大抵訊かれる。もともと料理に野菜などが含まれる場合も多いが、メニューに書いていなければ単独ということで、さらに何か選ぶ必要がある。付け合せは一切いらないと主張することもできるが、料理の飾りつけの必要上、最低限のもの(ポテトなど)を強くもとめられることもあり、節約旅行者にはなかなか難しい問題だ。下手に温野菜のセットなど頼むとかなり高額になることもある。
困るのは勝手に付け合せをアレンジして持ってきてその分を後で請求されることで、「これは注文してない」「食べた以上は払ってもらう」とトラブルになってしまう。これらは現地の習慣的なもので、ある程度は割り切らないといけないのかもしれないが。
ほら、日本料理店などでも突き出しと称して最初に何かもってくるけど、「注文してないよ」という人はいないわけで・・・・・・。
by chirindo-tensyu | 2012-07-26 18:17 | ブルガリア | Comments(0)

パザルディックのグラン・ドホテル・ヒーバーで癒しの時を

朝の光を浴びながらパザルディックの駅前通りを歩いていった。
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地図もなく市街地への距離もよくもわからなかったが、それほど大都会ではないはず、およその見当がつくものだ。
まずはホテル探し。大通りにキリル文字で書かれたホテルの看板をみとめたが、いかにも老朽化している感じ。ここはパスしてさらに探す。
裏通りに1軒発見、「グランド・ホテル・ヒーバー」私好みの4つ星ホテルだ。この嗅覚の鋭さにはわれながら感心。もっとも中心部は歩いて充分まわれる程度で、犬も歩けば棒に当たる論理か。
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部屋はスタンダードが70、ハイグレードが110ユーロ。両方見せてもらい、広いバスタブつきの後者にする。何しろカプセルホテルよりひどい棺桶のような寝台での一夜を強いられたのだ。これくらいの贅沢は自分に許そう。交渉すると、きりのいい100ユーロでいいとのこと。
近くのレストランで軽食を摂ると、快適なベッドで午睡をこころゆくまでむさぼったことだった。
by chirindo-tensyu | 2012-07-25 18:19 | ブルガリア | Comments(0)

(割込記事)アマゾン新規出店でたちまち売れた本

倒産した某ホテルの破産管財弁護士から一本の電話が。ホテル所有の絵画を購入しないかというお誘い。リトグラフなどが数点あるという。名前を聞くと知らない画家だったので断ってしまった。しかし、後でネットで調べるとそれなりに名の知られた人のよう。ちょっと惜しかったかな?
ただ新たに始めたプロジェクト、すなわちアマゾンへの出店で今は手いっぱいで買取どころではない。絵ではなく古書なら仕事を中断してでも行きたかったが。
アマゾンは日に10点以上出品すると1、2点売れるといった具合で、まあうまく回転していってるという感触だ。
 三井為友『南海虜囚の詩』
 世界経済調査会『ナチス戦時経済法の展開』1942年
 綾井英二『プラスチック放浪記』
 小倉親雄『アメリカ図書館思想の研究』
といった本がたちまちのうちに売れた。やはり、その辺には売っていなくて値段的にも手頃なレア本がよく売れるようだ。中には店内に何年間も残っていた本やヤフオクでも売れなかった本も売れる。今更ながらアマゾンの集客力に感服したしだい。なぜもっと早く始めなかったのかとさえ思う。
ブログで宣伝したせいか、智林堂の馴染みのお客さんからも注文が来た。最近ご来店いただけないと思っていたが、ネットで買ってくれるならそれでもいい。
智林堂は店舗の何倍もの在庫を持っている。その今まで眠っていた在庫を最大限活用できるようせっせと登録していこう。
by chirindo-tensyu | 2012-07-25 13:56 | Comments(0)

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