奈良の古本屋・智林堂店主のブログ 古書買取強化中


古書店店主がつづる本と旅に明け暮れる日々..  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  【 智林堂書店 】     (電話)0742-24-2544   近鉄奈良から徒歩5分 もちいどのセンター街内 
by 智林 椰子生(ともばやし やしお)
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年末年始休業のお知らせ

12月24日~1月11日まで智林堂は店売り・ヤフオク・アマゾンとも完全休業いたします。
当ブログも今回は予約投稿などせず休止させていただきます。したがってこの期間中更新されることはないと思いますので、12日以降にまた覗いてみてください。
一部の人には誤って日程を告げてしまいましたが、11日夜に帰国し、来年の初売りは12日(土)の予定です。細々とながらも長く続けたいと思っていますのでご愛顧のほどよろしくお願いします。
それでは皆様よいお年をお迎えください。
by chirindo-tensyu | 2012-12-24 18:07 | Comments(0)

清水公照の色紙を売り「鳥貴族」で忘年会を

「店に手伝いに来てくれたら、帰りにご馳走してもいいよ」
このところ妻が全然店に来てくれないので、そういって誘ったら来てくれた。店内が以前よりすっきりしているのに感心した様子。そう、アマゾンで相当の量の本を売ったからな。
年末だし、忘年会のつもりでどこかへ繰り出そう。
ただ、いつものことだが昼前からやっていても売り上げが伸びない。不振なまま夕方を迎える。もう少し高額なものが売れないかとねばっていると、店に吊りさげてある土鈴をみせてほしいという男性客。東大寺と興福寺のものをお見せする。
さらに清水公照の色紙に目をとめ、ほしいとおっしゃる。土鈴は安いがこれは5千円の商品だ、しめた!
「5千円は高いな、4千円にならんか?」
「土鈴のほうはいかがされますか」
「そっちは要らん」
「土鈴もふたつつけて5千円ではいかがでしょう。実質4千円になりますよ」とこちらはあくまで5千の数字にこだわる。
「商売上手やな」と商談成立。ただ、
「これを払ったら帰りの電車賃がなくなるから」とさらに200円引かされる。なかなか相手もしたたかだ。

さて、そこで繰り出したのが小西通りの「鳥貴族」。ここは飲物も含め全品294円均一で、懐具合をあまり気にせず飲み食いできる。焼鳥・唐揚・鶏釜飯などのほかカマンベールのコロッケなどもおすすめ。飲物も生ビール(中)のほか、ハイボール、焼酎などひととおり置いてある。ただ、低価格だけにそれぞれの量は少なめ。
妻はここぞとばかり次々注文し、食べまくる。
二人でたらふく飲み食いし、勘定は5千円でお釣が少し来た。
by chirindo-tensyu | 2012-12-23 18:36 | Comments(0)

アマゾンの古本の出品一時停止とFBAについて

老婆心ながら申しあげると、年末年始はアマゾンでは古本だけは買わないほうがいいと思う。
なぜなら、この時期出品を一時とりやめて休む業者が多く、値段が通常より上昇する傾向にあるからだ。
逆に売る側にとっては競合者が減ってチャンスといえるかも知れない。
当店では長く休暇をとるので、念のためその3日前から一時休止の措置をとった。やり方は簡単で、何千点出品していようと一気に停めることができる。以前はそれが実際の画面に反映されるのに2、3日かかるといわれていたが即時に改善されたようだ。
実際に数点検索して確認してみたが、当店の出品は消えている。当然注文も来ない。寂しい気もするが、いつでも復活できるのだ。この機会にじっくり本の整理をしてみよう。
何千点もの在庫になると整理管理するだけで大変で、注文が来たのに見あたらないということの絶対にないよう、非常に気を遣う。
ところで、アマゾンにはアマゾン側が商品の本を預かり、受注から発送まですべてを代行してやってくれる画期的なシステムFBAもある。梱包が面倒だったり、保管場所がなかったりする人にはいいだろう。もちろん保管費や発送手数料はとられるが。
最大のメリットは休暇中にも商品が売れることで、一部の売れ筋の本はいずれアマゾンに委託してみようかとも考えている。
by chirindo-tensyu | 2012-12-22 20:37 | Comments(0)

均一台の50円文庫本がごっそり売れた

「店頭の50円の文庫本を50冊ほど欲しいんですが・・・・・・」と、とあるご婦人。
「どうぞご自由に選んでください」
「棚がごそっと減りますけどいいですか」
「全然いいですよ、好きなだけもって行ってください」
本を買うのに何も遠慮は要らない。均一本ばかりであろうと、大量に買ってくれる客ほどありがたいものはないのだ。もっとも、中には均一本を大量に買うとなぜか嫌がり冊数を制限したりする店もあるが。
その婦人は本当に50冊選んで持ってきた。どうも旦那さんから頼まてきたようだ。正月休みにでも読むつもりだろうか。
結構な重さだがお持ち帰りいただく。
さて、空いた棚をどうするかだが、元通りに埋めてしまうのにものの十数分もかからなかった。何のことはない、レギュラーの棚から状態や売れゆきの悪そうなのを抜きだして50円に落としただけのことである。
そのレギュラーの棚には新しい本を補充。一気に回転がきいてありがたいことだった。
50円に落とした本は別の客が待ってましたとばかり買っていく。
50円の本が50冊なら2500円。しかし、1冊500円の本が5冊売れるより、あるいは1冊2500円の本が売れるより総額は同じでも冊数がさばけるだけ店主にはもっと嬉しいことなのだった。
by chirindo-tensyu | 2012-12-21 18:18 | Comments(0)

三島由紀夫とコスタリカ

三島由紀夫は生前、どこへ行きたいかとのアンケートに対し、コスタリカと答えている(「文藝」1963年12月号)。コスタリカとはあまり日本人にはなじみのない国で奇矯な回答とも思えるが、本心であろう。何かの本でコスタリカの魅力について読んだか、人から聞いたかして行ってみたいと思ったに違いない。
しかし、実際には三島はコスタリカには訪問することはなかったようである。北米・南米の一部の国へは渡航しており、『アポロの杯』などの紀行文にまとめられている。
なぜ三島がコスタリカへ行きたいと思ったのか、その辺はよくわからないが、魅了的な国であることはたしかなようだ。
実際、中米の中ではもっとも興味をそそられる国で、コスタリカだけで2、3週間滞在してもいいかとも思える。
手つかずの自然公園が数多く残っており、ガイドブックなどをひもといても誘惑のもとなのであえて見ないようにしているくらいだ。ただ、聖アントニオ国立公園にだけはぜひ訪れてみたいと思う。
三島は取材旅行などの名目では国内外各所に結構訪れているが、プライヴェートでは旅行はそれほど好きでなかったのかもしれない。
自殺などせず長生きしていれば、コスタリカへ訪問する機会もきっとあったろう。『アポロの杯』の第2・第3弾が読めたかもしれないと思うと残念なのであるが、三島の果たさなかった夢を私はひそかに実現してみたいとおもうのである。
by chirindo-tensyu | 2012-12-20 18:25 | Comments(0)

エクスペディアでアメリカ・ヒューストンのホテルを予約

さて年末年始恒例の海外旅行は中米方面へ行くことになった。
まず空路コスタリカへ入り、国境を次々に越えてメキシコのユカタン半島へ到達するという計画。
訪問国はコスタリカ、ニカラグア、ホンジュラス、エル・サルバドル、グアテマラ、ベリーズ、メキシコ、そしてアメリカの8ヶ国を予定している。
これらの国々はベリーズをのぞいて日本人はビザは不要とのこと。ベリーズのビザは隣国ホンジュラスなどで取得できるほか、国境で即時発給されるという情報もある。アメリカ合衆国は現在ビザ代わりに電子登録ESTAが必要で、ネット上で簡単にできる。費用は14ドル。
アメリカへは今回寄るつもりはなかったが、訪問国に入っているのはフライトの乗継の都合上。どうしても同国で往復とも1泊ずつせざるをえず、同じ街では面白味がないので往路はヒューストン、復路はサンフランシスコでという形で組みこんでみた。
私は海外のホテルの事前予約はまずしないのだが、今回に限り初日のヒューストンのホテルのみ予約しておいた。空港に夜着いて次の朝発つというスケジュールだから、やむなくエアポートホテルを確保。エクスペディアでネット予約できたが結構高い。空港から車で5~15分程度のホテルなら半額くらいになるのだが。
アメリカ大陸方面は全く初めてで、今まで通いなれたヨーロッパ・ユーラシアとどうちがうのか見当もつかないが、何とかなるだろう。
by chirindo-tensyu | 2012-12-18 18:34 | Comments(0)

『シュペングラーとその時代』『フンボルトとその国家』などドイツ語古書をアマゾン登録

あまり売れそうにないので後回しになっていたが、洋書のアマゾンへの登録もこつこつ進めている。昔とある機関からドイツ語の経済・歴史学関係の古書を数千冊買い取った。一部は店やヤフオクで売ったが、まだまだ手つかずのまま残っている。それらがようやく浮かばれるときが来たのだ。
洋書の登録は和書と基本的には同じだが、どうしても時間がかかる。タイトルなどをアルファベットで打ちこまねばならず、漢字変換のない分ある意味楽だが、スペルを1字でも間違えるとアウトなので気を遣う。
特定の言語だけで検索したいときは、アマゾン洋書の検索機能にそういうのがあるので重宝できる。
その機能をフルに使って探しても、出品したい本のデータが見つからない場合も多い。そういうのはとりあえず保留し、見つかったものは片っ端から登録。
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『Oswald Spengler in seiner Zeit(シュペングラーとその時代)』はデータがあったが、出品者が誰もいない。
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『Wilhelm von Humboldt und der staat(フンボルトとその国家)』も出品者なし。これは値段が好きにつけ放題だ! 
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『Herrscher gestalten des deutschen Mittelalters(ドイツ中世の創造君主)』もいなかったが、これは間もなく復刊本が発売されるとのことだから、その予定定価より安くしなきゃね。何しろ扱いなれた和書とちがって、相場もよくわからない。競合者がいなくてつけ放題だといっても売れなければ画に描いた餅と同じで、実際に売れる値段を設定するにもなかなか頭を使うものだ。
by chirindo-tensyu | 2012-12-16 19:08 | ドイツ | Comments(0)

とにかく面白い!? 『アーサー・マッケン作品集成』

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先日、大阪の古書店で買ってきた『アーサー・マッケン作品集成』第2巻を開けてみてショック! 奥付に書き込みがある。
「早く落ち着いてこの本が読める状態になりたい。今は色々悩みが多くて又読むヒマもない。早く一家を持たねばならない。本がなくなるのでBUYした」
そんなこと本に書くなよ、と思う。よく調べなかったのが悔やまれる。
しかし、ヒマがないといいながらもその人は一読したらしく、本文最終頁には、
「第1回読了。とにかく面白い!」とある。そう、マッケンは幻想怪奇文学の作家で私も昔愛読したことがあるがなかなか面白い。文庫版『夢の丘』を逍遥し、『怪奇クラブ』の扉を叩き、この牧神社の全集も入手したかったが古書価が高くてかなわず、図書館で借りて読んだりした。
ラヴクラフト、デニス・ホイットリーなども暇にまかせて読んだ。
いまさらそれらの作家を読み直そうとは思わないが。
困ったことに、この本には神保町で500円で買ったとも書いてある。買った値段まではっきり書かれていてはそれ以上で売りにくいではないか。
by chirindo-tensyu | 2012-12-15 20:54 | Comments(0)

奈良もちいどのセンター街、そして我が店智林堂の危機の分析

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『危機の分析』とはド・ビュスの著書のタイトル。本書のカバーデザインには双方向の矢印が描かれている。これは過去を振り返りつつ未来へ進めという意味であろうか。
ここへ来て当店の先行きに危機感が増している。これは冷静に現状を見つめ、原因を分析し、解決にみちびかなければ・・・・・・。我が店に人が来ないのにたまりかねて、周りの店を見て歩く。と、やっぱり誰も入っていない。こんなことでみんなやっていけるのだろうか。
鳴り物入りで新設された近くの若手起業家向けの総合施設「夢キューブ」も2つのテナントが空いたまま、そしてなぜか別の2店も休業中のもよう。これは異常事態である。当初は抽選で競って入居者を募集したはずではないか。
開けていても客が来ないから開けない。開いていないから客も来ないという悪循環に陥っているようだ。
このままでは伝統ある我らが商店街・もちいどのセンター街が、再びシャッター通りと化すのではないかという危惧を抱いている。といって遷都1300年祭の大イベントを終えた今、新たな起爆剤に何も期待はできず、かすかな光明をもとめて手探りの状態である。
私は悲観的すぎるのだろうか。

後注・「夢キューブ」の空き店舗は契約期間切れにともなう入れ替わりによる暫定的なもののようでした。再び全店入居されて活気づくことを祈っています。
by chirindo-tensyu | 2012-12-14 20:09 | Comments(0)

右城暮石の自筆俳句短冊も安売りしてしまったが・・・・・・

いっそ店を畳もうかと思うくらい売上が低迷する中、昔ながらの顧客が来て何らかのものを買っていってくれるのはありがたいことだ。
かつての常連客・通称「獣医」さんが久々にご来店、私の飼い犬のこともよく知っていて、「あの犬はあいかわらずアホか」などと、のたまう。結構なご挨拶だ。
この間、右城暮石の自筆色紙がヤフオクに出ていて、最低価格で落札したという。
相場よりは安いが、そんなものだろうとも思う微妙な値段。
「暮石のファンは年寄ばっかりだし、年寄はネットなんかしないでしょ」と獣医さん。
そんなことはあるまい、たまたま気づく人が少なくて競りあがらなかったのだろうと思うが、ここで私はセールスに入る。
「当店にも暮石の短冊がありますよ。ネットで買うんだったらうちで買って欲しいですね」と壁に掲げてある額をお見せする。
   持ち歩く百合の花粉が花汚す   暮石
しかし高い、買った色紙と同じ値段ならまあとおっしゃる。ここは思案のしどころだが、ぐっとこらえて相手の言い値でお譲りする。
さらに、「何かお薦めの本は?」と訊かれる。そう漠然といわれても困るのだが、相手の趣向などが今までのやりとりでわかっていることもあり、杉本秀太郎の本を差し出すと、「これは面白そうね」と値切らずにすんなり買ってくれた。
損したのだか得したのだかよくわからないが、まあまあの取引ができたのではあるまいか。
売れた暮石の短冊は早速別のものに入れ替えておいた。実はまだ数枚の手持ちがあるので、回転を急ぎたい気持ちもあるのだ。
    牡丹鍋煮えたぎらせて運び来し   暮石
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by chirindo-tensyu | 2012-12-13 18:19 | Comments(0)

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