奈良の古本屋・智林堂店主のブログ 古書買取強化中


古書店店主がつづる本と旅に明け暮れる日々..  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  【 智林堂書店 】     (電話)0742-24-2544   近鉄奈良から徒歩5分 もちいどのセンター街内 
by 智林 椰子生(ともばやし やしお)
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谷城から求礼口経由で華厳寺へ

目的を果たすともうすることはなく帰路を急ぐ。
本日は智異山麓の華厳寺まで移動するつもりだ。まず求礼まで出る必要がある。バスでも行けるが汽車村からは鉄道駅の方が近いので駅へ向う。20分後の麗水行の切符が難なく買えた。問題は駅名が求礼口となっていることで、求礼からは相当距離があることを意味する。
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新・谷城駅も町の端にありプラットフォームが2本のみの小さな駅だ。反対側はのどかな田園風景が広がる。例の牛乳パックみたいな電車に乗って求礼口まではわずかに1駅、車窓を楽しむ余裕もない。
駅前には数ヶ所のバス停がある。案内所で求礼バスターミナル行のバスを訊くと1時間後までないという。タクシーなら7000位だとも。
タクシーに乗る。きれいな大型車だったがメーターが3800台から始まるのに驚く。今まで乗ってきたのは初乗り2900位からだったので。でも目的地へ着くと7000で少し釣りが来たから相場通りだった。
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求礼のバスターミナルも駅と同様に渋い寺院風屋根の建物だ。ここで20分ほど待って華厳寺行に乗ったが乗車時間はわずか10分ほど。
華厳寺のバスターミナル付近にはモーテルや食堂が並ぶ。寺への一本道は坂になっていて山の中に続く。気軽に歩きかけたが結構遠い。これならタクシーで駅からそのまま来てもよかったかと思う。
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やっと山門が見えてきた。その先に高級ホテルもあるはずだ。
手前にはブースがあり車から料金を徴収している。
我々は歩いて通り過ぎようとすると、寺の入場料を払えという。
「ホテルに泊りに来たんですよ」と言ったが、ホテルへ行くにしてもここで料金を払わないといけないらしい。
さらに歩くこと数分、森林の緑に覆われた高台に白亜の建物が見えてきたが寺はまだ先のようだ。ずいぶん山奥に寺を建てたものだと思う。
by chirindo-tensyu | 2017-06-30 18:30 | 韓国 | Comments(0)

蟾津江汽車村の観光列車で柯亭駅まで往復

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車内には指定席と自由席がある。立席券でも空席があれば座れるのではと思ったが次々に人が乗りこんできて埋まる。デッキには立入らないよう乗務員から指示があり、やむなく車内で立ったまま出発。
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汽車は蟾津江沿いにごとごと走る。目を瞠るほどの渓谷美でもなく、窓も開かずデッキに出られないのでは撮影もままならない。乗客もさほど楽しんでいる風もなく乗りなれた日常の列車のようにおとなしくしている。
「ただ電車に乗ってるだけって感じ」と妻。それを言っちゃおしまいだ(笑)。
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狭い通路を縫って車内販売のワゴンが来る。妻は1000ウォンのジュースを買う。
次の寝谷駅は減速通過するだけで停まらない。
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もう一駅先の柯亭(カジョン)駅で30分ほどの休憩タイム。駅舎内に売店や喫茶食堂がある程度で周囲には何もない。駅前には貸自転車の店があったからサイクリングコースみたいなものはあるのかもしれないが。
また半時間かけて10キロの行程を戻る。期待したような面白味はなかったが異国の廃線跡の観光列車に乗る機会など滅多にあるものではない。貴重な体験だった。日本でも同じようなことができないものかと思う。たとえば北海道の幸福・愛国間の廃線跡に観光列車を走らせるとか。村おこしの取組みとしてどうだろう。
by chirindo-tensyu | 2017-06-29 18:28 | 韓国 | Comments(0)

蟾津江汽車村の列車食堂

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待ち時間を利用して列車食堂で食事を摂ることにする。園内には列車ホテルもあるそうで次回機会があれば泊ってみたい。
車内は往時の食堂車そのままの光景で動かないことだけが違うが気分は満点だ。
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若いスタッフがいたが言葉は通じない。隣席の家族連れが食べているビビンバを指さして注文し、卵焼も追加。こういうテーマパークでは酒類は置いていないのではという心配は無用でビールといったらちゃんと出てきた。
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さて時間前に駅へ行くと前に出発した列車が戻ってきた。大勢の乗客が降りてくるので撮影もままならない。一見SLだが実はSLを模した電車だそうで、それが証拠に後方にも機関車がくっついている。機関車はかなり精巧にできているので危うく騙されるところだった。メンテナンスや先頭機関車の付替作業などの問題もあるのは理解できるが、できれば看板に偽りなく本物を使ってほしかった。
ともあれ車内へ乗りこむ。
by chirindo-tensyu | 2017-06-28 18:27 | 韓国 | Comments(0)

谷城の蟾津江汽車村(ソムジンカンキチャマウル)へ入園

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蟾津江汽車村(ソムジンカンキチャマウル)へはバスターミナルから幹線道路沿いに徒歩15分。SLを模した橋梁が見えてくるのでそれを渡る。いい齢した大人が連れ立って渡るにはちょっと恥ずかしいような橋だ。
休日とあって駐車場も一杯で屋台が出店を連ね子供連れの家族らで賑わっている。テーマパークみたいな感じでちょっと場違いな所へ来てしまったか。
遊園地の入場券売場へ来たが我々は廃線の観光列車のみに乗りたいのだ。窓口でその旨告げたが韓国語オンリーで要領を得ない。と窓口嬢はどこかへ電話をかけて電話機を私に差し出した。電話の相手はまず入場してから園内で列車の切符も買うように日本語で言った。
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入場料W3000×2人を払い園内へ入る。セマウル号の実物車輌の展示などがあるがそれは後回しにし旧・谷城駅の観光列車の乗場へ向う。
窓口はやや混雑しており並んで待つ。次の列車は13時半の発だ。まだ1時間以上もある。我々の番が来たがやはり言葉が通じない。相手は自動翻訳機を出して画面を見せた。漢字で「立石」とある。何のこっちゃと思ったが座席は売切で立席になると言っているらしい。自動翻訳機は精度がいまいちだな。片道30分ほどの行程なので無座席でもこの際仕方ない。うかうかしていると立席券もなくなる。2人分の切符を購入。W5500×2人。
by chirindo-tensyu | 2017-06-27 18:34 | 韓国 | Comments(0)

智異山から谷城へバスで移動

翌朝は食事をとらずに下山を決める。
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気になるのはバスの時刻でヴィジターセンターでの情報とバス停に掲示の時刻表とが食い違う。バス停の方を信じて9時過ぎのバスを待つ。その時刻表も黒青赤の文字があり線で消してあったりして要領を得ないが、黒字は平日、青字は土曜で赤字は祝日の運行という意味ではないかと推測できる。とそこへワゴン車が来て老若男女10人ほどを降ろす。みな重装備で今から登山に向うのであろう。
さらにバス停には現地の客の2人連れが現れたのでほっとする。1人の初老の男は巧みな日本語を操る。彼によればこのバスの時刻は始発のものだから15分くらい遅れて来るという。
実際その通りにバスは来て我々は無事乗れたが彼らは乗ろうとしない。はて、我々のことを心配していてくれてたのか。
南原バスターミナルの窓口に昨日の女性がいたら「智異山よかったよ」と報告しようと思ったが今日は休みらしく不在。20分後の谷城(コッソン)行のバスに乗り継ぐ。谷城には廃線跡を利用した観光列車が走っているはずでそれに乗るためだ。谷城までは整備された道で風景は凡庸。小一時間で到着。
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谷城のバスターミナルは幹線道路沿いにある小規模なもので観光客など訪れそうもないたたずまいだ。運転手に道を教わって歩き出す。
by chirindo-tensyu | 2017-06-26 18:28 | 韓国 | Comments(0)

智異山の鳥キムチチゲ鍋

ホテルではレストランも機能していないようなので夕食は周辺の食堂で摂るしかない。
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1軒に狙いをつけて入る。入口に料理の写真があったからで言葉が通じなくても何とかなると思ったからだ。
写真は内容不明だが赤っぽい鍋料理が目についた。隣には黒豚が写っている。両方指して豚かと訊いたら女将はそうだと頷いた。
値段は5万だという。ちょと高いなと思い逡巡を示したら女将は「それなりに量があるからねー」というしぐさをする。まあそれならと注文、冷蔵庫へ行ってビールも欲しいと伝えたのだがすぐには持ってこない。どうやら前菜を作ってからそれと一緒に持ってくるつもりらしい。客がいつ来るかわからないような閑散とした食堂だから作り置きなどはしていないのだ。でも私は今すぐに飲みたい! 何しろ何キロも歩いた後なのだ。よほど言いに行こうかと思ったが気を利かせてそうしてくれているわけだしな。
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薬草酒の並ぶ座敷で苦悶の一時を過ごした後ようやく待望のビールと前菜にありつく。地域柄か素朴な山菜のようなものが多い。
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ほどなく地獄のように煮えたぎる鍋も運ばれてくる。あれっ、これは豚ではなく鶏ではないか。質問がうまく伝わっていなかったようだがこの際それはどうでもいい。鶏1羽丸ごと使ってあるのか骨付のままぶった切りにしたのがふんだんに入っている。キムチは切り刻まず白菜の葉っぱそのままで醗酵が進みとろけるような食感だ。じゃが芋も丸ごと、汁も真っ赤で濃厚でたっぷりある。これは豪快で食欲をそそる。私は辛い料理が大好きなのだ。
ビールも3本飲み2人で頑張ったが食べつくさないうちにギブアップ。締めにラーメンでも入れたら最高だったろうに。
この鍋に出遭えただけでもペムサゴル渓谷へ来た甲斐があったというもんだ。
by chirindo-tensyu | 2017-06-25 18:36 | 韓国 | Comments(0)

ペムサゴル渓谷の遊歩道

まずは渓谷入口のヴィジターセンターで情報収集。知りたいのは帰りのバスの時間でスマホで調べてもらったが頼りない。館外には愛敬ある熊の像が設置されている。山深い所だから野生の熊も出没するのだろう。
2日がかりの本格登山コースもあるようだが我々は渓谷沿いに続く遊歩道を漫ろ歩くにとどめる。といっても全長は10キロ以上にも及び、完全往復するのは困難だ。
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遊歩道はよく整備されていて初めのほうはがっしりした鉄板の道が続く。ちょっとした瀧や瀧壺、奇岩ぽい景観なども現れるがとりたててどうということはない。
2キロほど進むと休憩所がある。妻はここで休憩し、私は歩き足りないのでもう少し先まで行ってみる。
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上流へ行ってもさほど景観は変らず妻のことも心配なので早々に戻る。ヴィジターの多くは休憩所あたりで引き返すようだ。
休憩所の分岐点からは村落へ続く車道もあり合流したあと2人で行きかけたがすごい坂道で嫌気が差して途中で引き返す。
思っていたほどの渓谷美ではなかったが心身ともにリフレッシュできたのでよしとしよう。それにしても腹が減ったし喉も渇いた。帰ったらビールだと思いながら帰路を急ぐ。
by chirindo-tensyu | 2017-06-24 18:27 | 韓国 | Comments(0)

ペムサゴル渓谷のホテル「チリサン・カン・ホテル」

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川沿いの道路には食堂や商店が並び、その中にあってひときわ目立つのが「チリサン・カン・ホテル」だ。
暇そうなフロントには若い男がいた。韓国語しか通じない。でも問題はない。耳に手をあてて寝る真似をすれば部屋を求めにきたという意思は通じる。
男は自動翻訳機を持ち出し近くの実相寺へのガイドなども勧めてきたが、まずは部屋を見せてもらう。
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今までのような高級ホテルでないことは承知していたが室内は狭いながら意外とこぎれいで冷蔵庫やコーヒーポット、エアコンなど必要なものはほとんど揃っている。おまけにオンドル仕様で床暖房も完備、もっともこの時期必要ないが。小さなバルコニーもつき浴室にはバスタブもあってシャンプー類も揃う。安宿としては文句無しだ。
室料は6万ウォンで値切ってみたが無理だった。カード払いも可能でサインは液晶画面に電子ペンでするよう言われる。こんな山奥の宿にしてはハイテク化が進んでいるのに驚く。
男は小遣い稼ぎがしたいのかまたも実相寺へ車で送ってあげるよと翻訳機で伝えてきたがやんわりと断り、我々は歩いて目的のペムサゴル渓谷の方へ向う。
by chirindo-tensyu | 2017-06-23 18:27 | 韓国 | Comments(0)

南原からバスで智異山国立公園のペムサゴル渓谷へ

さて一夜明け、本日から2日間はホテルの予約がフリーである。予定では智異山(チリサン)周辺の観光にあてているがそのあたりの情報は乏しく主要な予約サイトでもヒットしなかったためだ。
とりあえずは国立公園のペムサゴル渓谷へ出て宿泊施設を確保しトレッキングをしたい。南原からバスも出ているはずで距離もたいしたことないから朝はのんびり過ごす。実際、連泊したいような気持のいいホテルだった。
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タクシーでバスターミナルへ出る。南原BTは建物の混みあった大通りから中へ入りこんだ場所にあり非常にわかりにくい。
チリサンと窓口で告げたら、
「智異山のどこに行きたいの? 智異山は広いよ」と日本語で返答が返ってきた。愛想のよさそうな中年女である。
昨日観光案内所でもらった英語の地図を示してこの辺だと言ったら次のバスは12時10分までないという。現在時刻は10時過ぎ。日に数本しかないらしい。前日にやはり時刻を確認しておくべきだった。
判断保留し待合室で地図を見ながら妻と思案する。隣町の求礼(クレ)まで行ってからバスに乗ったほうが早いのではあるまいか。求礼行は15分後というのでそのチケットを買ったが、求礼からペムサゴルへのバスはなく結局、南原経由になることがわかる。チケットを変更してもらったが差額を要求されただけで手数料はとられない。
待ち時間に町をぶらつくが別段どうというものはない。露天商がいたり東南アジアらしい一面もあった。
智異山方面へのバスに乗ると珍しく全乗客にシートベルト着用の指示がある。ほどなく引月(インウォル))という町に着く。運転手は車外で煙草を吸ったりコーヒーを飲んだりして束の間の休憩をとる。
その後、山道へさしかかるがそれほど険しくもなく悪路でもない。ツーリストホテルの前で我々は降ろされる。
by chirindo-tensyu | 2017-06-22 18:31 | 韓国 | Comments(0)

南原の泥鰌料理店「セチプ」

南原の名物は泥鰌料理だという。ホテルでも食べられるが高くつくし雰囲気が出ない。特にビールは1本1万もするようなので敬遠し、タクシーで町へ出ることにする。
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町にはユーモラスな泥鰌のモニュメントも目につく。形だけ見ると鰻に似ている。
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「地球の歩き方」に掲載のセチプという店の前で車を降りる。なかなかモダンな店構えで中は広い座敷がある。
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たれをつけて焼くチュオスクフェを注文。前菜がさっと出てほどなく熱々の鉄板も運ばれて来る。玉葱・エノキ茸・韮なども入っている。泥鰌は小ぶりでまずくはないのだが小骨が多く鰻や鱧のような旨味はない。鍋のチュオタンのほうがよかったかもしれない。
妻は泥鰌を食べたのは初めてとのことでそれも貴重な経験だろう。私は東京でいわゆる柳川鍋を食べたことがある。
勘定は2万プラス焼酎がW4000でまあリーズナブルだった。
近くには春香伝ゆかりの広寒楼苑という観光名所があるが興味はない。
観光案内所で地図やパンフレットをもらう。出た後でスタッフの女の子が日本語の冊子もあったとわざわざ追いかけて手渡してくれた。「南原に恋する」というタイトルで結構厚みがある。南原にはこんなに見どころがあるのかと思う。
by chirindo-tensyu | 2017-06-21 18:28 | 韓国 | Comments(0)

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