奈良の古本屋・智林堂店主のブログ 古書買取強化中


古書店店主がつづる本と旅に明け暮れる日々..  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  【 智林堂書店 】     (電話)0742-24-2544   近鉄奈良から徒歩5分 もちいどのセンター街内 
by 智林 椰子生(ともばやし やしお)
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トゥールーズからアンドラへバスで移動 フォワまで

トゥールーズのバスターミナルは閑散としていた。バスの姿も見あたらず心配になって窓口のオバマ氏に昨日と同じことを訊いてしまう。何しろアンドラ行は日に2本、10時半のバスを逃がすと14時半までないのだ。アンドラ・ラベリャまで所要約3時間半、途中トイレ休憩はないという話なのでしっかり済ませておく。
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時間ぎりぎりになって乗場に現れたのはバス、というより大型タクシーのような車。乗客は我々のほかに白髪の男性が1人だけでほとんど貸切状態だ。車はベンツ製でなかなか豪華な内装だ。料金は1人37ユーロ、それ以上の価値はあったろう。
車はトゥールーズ空港にも立ち寄るが新たな乗客はいない。客が誰もいず空気を運ぶだけの日もあるのではと思われる。運転手はどこかにスペイン語で電話をかける。フランス語英語とあわせ3ヶ国語が堪能なようだ。
高速道路に乗り正午前にフォワという村に着く。
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山小屋風の外観のマクドナルドがあり、そこが停留所になっているのかしばらく停車するがやはり誰も乗ってこない。

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# by chirindo-tensyu | 2017-03-12 18:16 | フランス | Comments(0)

トゥールーズのトルコ料理店とスーパー

夕食は妻の希望でホテル向いのトルコ料理店でテイクアウト。トルコ料理は今回の旅行で3度目だ。トルコに訪れているわけでもないのに(笑)。
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ケバブは残念な味、ちゃんと羊肉を使っているようには思えなかった。
夜は冷えこむが三菱電機製のエアコンがよく効く。隣室の音楽や話し声がうるさいのでフロントへ文句を言いにいくと、さっきの青年はその部屋に行って静かにするように諭した。ちらりと黒人の若者どもの姿が見えた。
音楽はやんだが話し声は深夜まで続き眠りを妨げられる。部屋を替えてもらうべきだったと後悔。「替えずに言いにいくところが3つ星ね」と妻。確かに一流ホテルなら客室に注意しに行ったりはめったにするまい。
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朝食もスーパーで調達。サラダセットやサンドイッチなど。
ホテルのチェックアウト時にもめる。フロントにはアジア系の女がいた。支払いは昨日カードで完全に済ませており、明細だけもらったのだがそれには室代70+税2.76の合計72.76ユーロとなっている。私は75ユーロ払ったのでおかしい。差額を返せと文句を言ったら、その明細は隣室のものであることが判明。
女は差額を返すどころか未払いの税金2.76ユーロを現金で払えと言う。税金だけ翌日に請求するなんてありえない。昨日の青年はおらず、どうも連携がうまくいっていないようだ。とにかく全額精算済なのでそのまま出てきたが不愉快な対応のホテルであった。
# by chirindo-tensyu | 2017-03-11 18:26 | フランス | Comments(0)

トゥールーズのホテル「ドルレアン」

トゥールーズまで足を伸ばしたのは他ならぬアンドラ公国への拠点となる町だからだ。
トゥールーズ駅に着くとまず隣接のバスターミナルへ向う。
明日朝のアンドラ行の時刻を確認しチケットも買おうとすると、オバマ大統領(当時)に似た窓口の男が当日車内で支払うようにという。
次にホテル探しだ。駅前正面の「イビス」がまず目につくが車の騒音がうるさそうなので避けて中のバイヤール通りへ入る。
ニースほど多くはないが中級ホテルが軒を連ねる。外観で判断して3つ星の「グランドホテル・ドルレアン」に飛びこむ。
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フロントには手持ち無沙汰の青年が寒そうに手をこすり合せている。最低料金が素泊り75ユーロとのこと。
部屋は改装したてなのかきれいだが冷蔵庫やバスタブはない。バスタブにこだわるとなかなか宿が見つかりにくいし日没前でつい妥協してしまったが結果的には悔いが残り後味の悪い思いをすることになる。




# by chirindo-tensyu | 2017-03-10 18:40 | フランス | Comments(0)

ニース駅からトゥールーズへ列車で移動

翌朝は早起きするつもりが目ざめが遅い。やはり疲れがたまっていたようだ。
本日はニースからトゥールーズまで一気に移動するつもりだ。少なくともマルセイユかどこかで一回乗換の必要があると思っていたが駅で訊くと直通列車で行けるという。日に何本かあるボルドー行がそれだ。
所要時間は7時間弱、値段も1人82ユーロと格安航空券並。妻は移動時間の長さに驚いていた。
出発まで時間があったので駅前のミニスーパー「モノップ」で食材を買いこむ。
このモノップというのはモノプリの系列なのか品揃えが似ている。缶ビールやワインのハーフボトルなども置いてあるのは旅行者を意識してのことか。
列車は空いていて快適、これなら長時間の移動も苦にはなるまい。
走り出すと早速食事を開始。鶏肉入クスクス、パン、チーズなど。車内販売もあり妻はカプチーノを注文。
カンヌ、トゥーロンを通ってマルセイユに着く。ここでしばらく停車し機関車を後ろに繋ぎかえる。方向転換のためで列車は後ろ向きに走り動き始める。
平原をひた走る。葡萄畑も冬枯れで殺風景だ。
どこかの空港があり、線路に近いのに駅とは直結していない。こういうのはもったいないと思う。
車窓の平板な風景にも飽きて角田光代「恋するように旅をして」を読む。
17時過ぎに薄暮の薄ら寒いトゥールーズ・マタビオ駅に到着。
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# by chirindo-tensyu | 2017-03-09 18:23 | フランス | Comments(0)

ニースのホテル「ニース・リヴィエラ」

ニース駅周辺には選ぶのに困るほどホテルがある。どちらかといえば駅前には安宿が多い。
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駅前特有の猥雑な地域は避けて大通りのジャン・メドゥサン通り沿いに歩いていく。新型の路面電車が走っている。
この通り沿いはどこもうるさそうなので横道へ入ったホテルを探す。
「地球の歩き方」に掲載の3つ星ホテルへまず行く。ボスはイタリア語で電話中でマダムが対応。部屋を見せるにはボスの了解がいるとのことだが電話がなかなか終りそうになかったので退出。
もう1軒気になっていた4つ星ホテルへ向うが、その手前の別のホテルに目が留った。
人気があるらしくフロントは忙しそうだったが応対はわりと親切で残り2室という中庭側と町側の両方の部屋を見せてもらう。
防音ガラスもついていたので町側の部屋に決める。
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この界隈では目立つ4つ星ホテル「ニース・リヴィエラ」、素泊り税込114ユーロ。内装はシックでコーヒーメーカーなどの備品も揃う。
夕食は大通りのスーパー「モノプリ」で食材を買って軽く済ませる。フランスのインスタントカレー麺も試してみたがこういうのはやはり日本産の方が旨いと思う。
缶ビールはなぜかスーパーには売っていなかったので斜め向いのバー「ロリンピア」で調達。
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ニースまで来たからには海岸へも行ってみたかったが疲れていたので断念。
ニースの海岸通りでは先年、トラックが歩行者を次々に撥ね実に80人以上もの死者を出すというテロがあった。君子危うきに近寄らず・・・。

# by chirindo-tensyu | 2017-03-08 18:11 | フランス | Comments(0)

モナコ・モンテカルロ駅とホテル探しに難航

モンテカルロ駅は地下にあるが暗い雰囲気はなく清潔で公国としての気品が漂う。
出口のカフェで妻を待たせて例によってホテル探しを開始する。
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正面玄関へ出るがホテルらしき建物は全然見あたらない。その辺を歩き回ってもマンションや商業ビルばかりでどうも勝手が違うようだ。
やっと見つけたのがノボテルで、部屋は225ユーロのガーデンサイドのスタンダードルームか300以上のスイートしかないという。さすがに高い。
駅へ戻り妻とホームを逆戻りして別の出口から出て経済的なホテルを探す。
やはり1軒もない。これほど主要駅前にホテルのない国は初めてだ。
ホテルは駅から離れた旧市街や海岸部にあるのはわかっているがそこまで行くのも億劫だ。
本来は予約して颯爽とタクシーで乗りつけるのがセオリーで、我々のように当日歩き回って探すというのはこの国では野暮なのかもしれない。
ガイドブックにもモナコのホテルはどこも高めなので隣町のフランスのマントンで泊ったほうがいいと書いてある。
そうしようと思い駅へ戻る。ホーム上には自動券売機があるが切符の買い方がややこしくてどうしてもわからない。
メイン窓口へ回っている間にマントン行を逃がしてしまう。
マントンで泊る理由もないので同じ路線でニースへ戻ることにする。
わずか1時間あまりの短いモナコ滞在であった。
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# by chirindo-tensyu | 2017-03-07 18:39 | モナコ | Comments(0)

ニース・ヴィル駅からモナコ・モンテカルロ駅へ

ニース・ヴィル駅は久々のターミナル駅で混雑している。
ここまで来たら未知の国モナコへ立ち寄らないわけには行かない。体調はまだ回復途上だったが旅人根性が頭をもたげる。
モナコおそらく唯一の駅モンテカルロまでの切符を買ってマントン行列車に乗る。
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やはり2階建のきれいな車輌、もちろん2階へ上がり地中海の絶景を楽しむ。
# by chirindo-tensyu | 2017-03-06 18:56 | フランス | Comments(0)

タンド鉄道乗車記 サン・ダルマ・ド・タンドからニース駅へ

翌朝も不調。朝食は別料金だし何も食べる気がしない。
ホテルを出ると10時過ぎのニース行にあわせて駅へ向う。
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立派な駅舎があるのに施錠されたまま長らく使われていない様子。
昨日同様無人で券売機もないから切符を買うこともできないしトイレも使えないのは困る。
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ただモニター画面に次の列車の案内が出て自動音声のアナウンスも流れている。いわゆる合理化というやつか。
時刻表上ではニース行のはずだが画面には聞いたこともない行先が表示されていて不安になる。
ほどなく乗客のフランス人カップルが現れた。彼らも表示を見て気にしている様子。どうやらニースまでは行けないらしい。
とそこへバスがやってきた。フランス人青年が駆けより運転手と話をして言うには、このバスで2駅先のブレイル・シュル・ロヤまで行ってニース行列車に乗り換えたほうがいいとのこと。
狭い通路のバスにいそいそと乗りこむ。料金は請求されなかったので鉄道会社の代替バスなのかもしれない。
バスは山道を下りて30分ほどで町に着く。
ブレイルはニースとヴェンティミリア方面との分岐点になる駅でそこそこ大きく機能的。
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ニース行き列車は2階建でトイレも車椅子対応型の近代的なもの。
岩山を眺めながら海岸の方へ下っていき1時間弱で終点ニース・ヴィル駅に到着。
# by chirindo-tensyu | 2017-03-05 14:51 | フランス | Comments(0)

ホテル「ル・プリュレ」のレストラン

疲れていたので軽いものでも飲み食いしてすぐに寝たかったが周囲には店1軒たりとも開いていない。
老夫婦に教わった最寄のサン・ダルマ・ド・タンド駅へも行ってみるが、無人で駅舎も鎖されている。
ホテルでは19時から夕食ができるというので部屋で憩んで待つ。
妻が珍しく新年の祝いだから勘定は自分が持つという。
眠りかけているところを妻に起こされ冴えない頭でレストランへ行く。
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単品はなく18ユーロのセットメニューのみ。私はシーフードの前菜、若鶏と野菜のソテー、チーズの盛合せを選ぶ。
妻は同じ前菜とラビオリ、タルトタタン。
せっかくのフランスだからワインも飲みたい。
ハウスワインは赤白それぞれカラフで500mlが7ユーロと割安感がある。
まずはコート・デュ・プロヴァンスの白を頼んだが思いのほか量が多い。うかつにも50cl(センチリットル)の表記を50ml(ミリリットル)と読み違えたためで、といって50mlならグラスでも少なすぎる量だから間違えた説明にはならない。やはり相当寝ぼけていたらしい。
もちろん飲めない量ではないが肉が来ると赤も頼みたくなる。
赤はコート・デュ・ローヌ、ハウスワインとはいえ一級品だ。
料理は適量でうまかったが部屋に戻ってから気分が悪くなり全部吐いてしまう。なんてこった!
「5年に1回位はこういう失敗があるんですよ」と妻に弁解。
ワイン1リットル程度なら調子のいいときは何でもないのだが、疲弊のきわみに達しているときに無理に飲食したものだからそんなことになったようだ。
しかしワインの飲みすぎには今後注意しよう。
# by chirindo-tensyu | 2017-03-04 18:35 | フランス | Comments(0)

サン・ダルマ・ド・タンドのホテル「ル・プリュレ」

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いつしか国境を越えて列車はタンドに着いた。
駅前に降りたつが人の気配はない。タクシーも1台も停っていない。
通りを歩いて探すとホテルは確かに2軒ほどあったが休業中。
「教会にでも泊めてもらおうか」と妻に冗談で言ったが、その教会もどうやら開いていない様子。
これは困った。最悪でも次の列車でニース方面へ行くという選択肢は残されている。だが、タンドに泊ると決めた以上もう移動はしたくなかった。昨日から夜行列車など延々と乗りついで来て体力と精神力の限界でもあった。
途方にくれていると店じまいしかけていた雑貨店のおばさんと目があった。
訊けば5キロほど離れた町に別のホテルがあり、今から車でニースの方へ行く途上だから乗せていってあげるという。
助かった!これぞ天佑だ。
近くの家から夫も出てきてトランクにチェロなど色々荷物を積みこんで発車。どうやらニースの娘の家に行くようだ。
夫は仕事で京都へ行ったこともあるという。不慣れな日本人と見て親切にしてくれたのかも。
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その小さな集落サン・ダルマ・ド・タンドにある2つ星ホテルは「ル・プリュレ」といった。プリュレとは小修道院という意味で、鐘楼に隣接しており修道院を改装したホテルではないかと思われる。妻に言ったことも満更冗談ではなかったわけだ。
本日空室があることも確認し、老夫婦は車で去った。彼らに助けられなければどうなっていたことか・・・・・・。
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町側の部屋は57ユーロと安いがバスタブがない。眺めもよい山側の部屋にする。素泊り65+税1ユーロ。湯のふんだんに出るきれいなバスタブと暖かいパネルヒーターがあり値段の割に快適な部屋であった。
# by chirindo-tensyu | 2017-03-03 18:49 | フランス | Comments(0)

タンド線乗車記 クーネオからタンドまで

我々のこれから乗るタンド線はトーマス・クック時刻表の景勝ルートにも選ばれているローカル線で観光路線の色合いもあるらしい。「地球の歩き方」にも紹介されているのを見て、今回の旅行にぜひ組み入れてみたいと思っていたのだ。
イタリア海岸部のヴェンテミリア行列車は昼過ぎの発。イタリアからフランスを経てまたイタリアへ戻るわけで、国境の入り組んだヨーロッパではこういう形態の運行はさほど珍しくはない。
列車はトリノからのにも増して近代的なものでローカル線のイメージはない。
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車窓はしだいに雪景色に変りはじめる。リモーネという駅では実に標高が1000mにも達する。
沿線の雪の積もりようを見て私は不安に駆られた。観光路線かと思いきや観光客など誰も乗っていない。
「地球の歩き方」には路線の紹介だけでタンドに泊るところがあるとは書いていない。いきなり訪れて大丈夫なのか?
途中から若者のグループが乗りこんできて、日本のあられ煎餅とそっくりな物を大袋をまわしながらぼりぼり食べ始める。まさか米菓のはずはなく小麦でできた甘い菓子なのだろう。
近くの女の子にタンドにホテルはあるか訊くと、あるという。そりゃ、1軒位はあるよな。
でも私はなお疑心暗鬼だった。宿泊施設はあっても冬季休業の可能性もある。
その不安は見事に的中することとなる・・・・・・。



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# by chirindo-tensyu | 2017-03-02 18:33 | フランス | Comments(0)

トリノ駅からクーネオ駅まで列車で移動

11時15分発クネオ行はなかなか快適な車輌。
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車窓にはしばらく西アルプスの雪山が寄り添う。乗っているとわからないが列車は山へ向けて徐々に高度を上げているようだ。
山麓の町クーネオには昼過ぎに着く。待合室で妻を待たせてホテル探しに出かける。
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駅前はひっそりしていたがしばらく歩くと人通りの多いメインストリートに出る。
その通り沿いの小路にプチホテルがあった。
駅の近くにも寂れた安ホテルがあり、値段は80~90ユーロ位。
どちらの宿にもあまり魅力を感じず、決めかねたまま駅へ戻る。
待合室に戻ると妻と荷物の姿がない。トイレにでも行ったのかと思ったが、待合室にいた男に言い寄られたので逃げ出したのだという。やれやれ、やはりフランスまで行ったほうがよさそうだ。
出発まで駅の建物の陰の「安全地帯」で過ごす。
# by chirindo-tensyu | 2017-03-01 18:50 | イタリア | Comments(0)

トリノ中央駅に到着

2017年の元旦はイタリアの夜行列車内で迎えることとなった。
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目ざめると車窓の風景は一面霜が降りている。遠方の山々には雪がかぶり冬景色である。
9時20分頃トリノ中央駅に到着、本来はトリノに用事はない。このままクーネオ方面に向いたいが数分後の列車を逃がし次のは2時間後。切符を買うのにも時間がかかる。ナポリでクーネオまでの通し切符を買っておくべきだった。
ただそうしなかったのはさらにその先、フランスとの国境を越えたタンドまで行きたかったからで、その情報も乏しくトリノに着いてから調べて考えようとしたためだ。
窓口ではトリノ→クーネオ、クーネオ→タンドの2枚に分けて切符が発行された。
しかし、接続を見るとクーネオでも2時間ほどの待ち時間が発生する。2枚目の切符は当日でなくても使えるし場合によってはクーネオで泊ってもいいかと思案。
トリノ駅前は元日の朝とあってかひっそりしている。ナポリ駅周辺のように怪しそうな人はいない。
駅のカフェで軽い朝食。サンドイッチは1個4.5ユーロ程度で高いが旨い。
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# by chirindo-tensyu | 2017-02-28 18:42 | イタリア | Comments(0)

ナポリ中央駅からトリノ行夜行寝台列車に乗車

それから2時間ほどもナポリ駅構内でひたすら列車を待つ。
ベンチに座って日記を書いたりしているとイタリア人のカップルが騒ぎながら近づいてきた。
女のほうは酔っぱらっているらしく、私に抱きついたり膝の上に乗ってきたりするので驚く。
彼らをよく見ると青年と熟年女で、息子と母親のようである。
息子も母親の「奇行」にどう対応したらいのか困惑している様子だが、こっちはたまったものではない。
妻と一緒に逃げだすと追いかけてきたが何とか振りきって見つからないよう別のところに潜む。
もうナポリ、最悪だ・・・・・・。
列車は始発なので出発時間より早く乗車できると思ったが入線してきたのは10分ほど前。
座席と寝台の混成で乗客はどちらも少ないようだ。年末から夜行列車で移動する人はそういないわな。
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すでにベッドメイキングはされており、1室に上下段ベッドが向い合せに並ぶ。暖房はよく効いており毛布一枚でも眠れそうだ。
飲みきりサイズの水パックとウエットティッシュがあるのは気が利いている。
何の合図もなく定刻に発車、車掌が来てチケットとパスポートを照合。チケットは降車時まで預かるという。
その後は誰も来ない。車内販売も来ないが手持ちのワインを飲んで就寝。私は上段、妻は下段で寝る。
次のローマ駅で誰か乗りこんでくるのではという一抹の懸念もあったが杞憂に終る。
# by chirindo-tensyu | 2017-02-27 18:06 | イタリア | Comments(0)

ナポリ駅前の治安とトルコ料理店

さて夜の出発まで駅周辺で時間をつぶさねばならない。
ナポリ駅の荷物預かりは1個6ユーロと高額でしかも20時までという。
預けずにリュックを背負ったまま町のほうへ歩き出す。
駅前の狭い通りには物を並べた黒人の露天商が大勢いる。駅前広場は再開発中で周囲は雑然として何となく治安はよくなさそうな感じだ。
さらに大通りを進むと妻が後ろから何度も背中をひっぱられたという。見ればリュックのチャックが開いている。やられた!と思ったが幸い何も盗られてはいなかった。
私も警戒していたが一度開けられかけた。普通に歩いているだけで金品が消えてなくなることもあるのだ。ナポリ恐ろしや!
妻は急に怖くなったみたいで駅へ戻りたいという。
しかし、駅といえども安全ではなくどこかで夕食をとる必要があるので妻の好きなトルコ料理店へ入る。
オープンテラスの席で、防犯のため荷物は椅子の脚にくくりつけておく。
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注文したのは15ユーロのセットメニューで、チキンの腿肉やカレー、ピラフ、サラダ、ポテト、それにスプライトが1本つく。2人でシェアしてもほどよい量だ。
例によって酒は置いていないので他の店で調達した缶ビールを隠し飲みしながら食べる。
美味しかったがさっきのことがあるので常に誰かに狙われているようで落ち着かなかった。
# by chirindo-tensyu | 2017-02-26 18:20 | イタリア | Comments(0)

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