奈良の古本屋・智林堂店主のブログ 古書買取強化中


古書店店主がつづる本と旅に明け暮れる日々..  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  【 智林堂書店 】     (電話)0742-24-2544   近鉄奈良から徒歩5分 もちいどのセンター街内 
by 智林 椰子生(ともばやし やしお)
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カテゴリ:ルーマニア( 38 )

プッチーニのオペラ歌劇「ラ・ボエーム」のルーマニア語公演パンフレット

さて、芸術の秋到来ということで今回紹介するのはプッチーニの名作オペラ歌劇「ラ・ボエーム」のルーマニア語版パンフレット。1965年発行。1967年ブカレスト上演時のルーフレット付。
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歌劇の原曲はイタリア語だが、パンフの説明書はすべてルーマニア語、巻末のアリアの歌詞もルーマニア語で表記されているところからすると、ルーマニア語で上演された可能性が高い。付随のリーフレットの役者表を見ても明らかにルーマニア人ぽい名前ばかりである。このような物を欲しいと思う、または必要とする人が日本にいったいいるのだろうかと疑問を抱きつつのヤフオク出品。
プッチーニのものなら何でも、どんな断片でも集めているというような稀有の愛好家の人がいたらぜひどうぞ。

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by chirindo-tensyu | 2012-09-09 19:17 | ルーマニア | Comments(0)

ルーマニア・ブカレスト近郊で殺害された邦人女子大生を悼む

ルーマニアの旅行記を書き終える頃に恐ろしくかつ悲しいニュースが舞いこんできた。ブカレスト近郊で日本人女子大生がタクシーの客引きの男に惨殺されたというもの。ネットでもさんざん取りあげられているので、今さら私が言うことはあまりない。第一、赤の他人なのだしな。
といっても、「ブカレスト」「クライオヴァ」などのキーワードで全く無関係の当ブログまでが検索の対象になっているようなので、近い期間にたまたま現場に居合わせた者として一言発言しておきたい。
それにしてもネット上で興味本位の書きこみがあふれ、さまざまな憶測が飛びかっているのにはあきれた。「ルーマニアは吸血鬼の巣喰う野蛮な国。それみたことか」みたいな意見があるのも遺憾。現地に行ったこともないのに、勝手なことをいうなよなと思う。
彼女は研修目的でクライオヴァを真っ先にめざしていたらしい。クライオヴァというのはルーマニアではメジャーな中核都市だが、国外では知られていない。特に観光すべきものがあるわけでなく、外国人とくに日本人にはなじみのうすい街だが、大学がある文化都市ということで、学生間交流のために彼女は訪問しようとしていたものだろう。
そういう目的がなければ旅行者には退屈な街ではあるが、休養がてら1・2泊くらいならしてもいいと思う平穏な場所ではある。私は訪ねきれなかったが、ルーマニアで一番美しいとされる公園もあるという。
さて彼女の計画表をみるかぎり、成田からウィーン乗り継ぎで同日夜にブカレスト空港着、その足で夜行電車に乗り目的地クライオヴァへというのはかなりの強行軍ではあるが、比較的治安の悪いとされるブカレストでの滞在時間を極力減らし、最短で任務地へ向かおうとする強固な意志が見てとれる。クライオヴァへはティミショアラなどとを結ぶ幹線上にあたり、乗客も結構多いので一旦列車に乗ってしまえば夜行であろうと危険性は少ない。っていうか安全が確約されたにもひとしい。深夜に女性一人で列車で移動なんてどうかしてるという意見もあろうが、ブカレストを一刻も早く脱出・通過したいという気持ちは私にはわかる。
「ルーマニア着いてから一人で深夜電車に3時間乗らなきゃだから、それが最大の不安」「辿り着けたら奇跡だと思う」 という彼女が遺したツイッターが生々しく暗示的だということで話題になっているが、初めての土地で「ほんとにたどりつけるのかな」という不安は誰しもいだくもの。しかし、本来ならたどりつけて当然の場所へ行き着けなかったのはまことに残念であった。
by chirindo-tensyu | 2012-08-22 17:58 | ルーマニア | Comments(0)

そしてブカレスト国際空港行列車に最後の試練が

ウニリャ百貨店ものぞいてみた。以前に比べて格段にきれいになっている。トイレが無料であるのもうれしい。
さてホテルで預けていた荷物を受け取ると、ノルド駅へ向かう。ブカレスト国際空港へは鉄道でも簡単にアクセスできるはずだったが・・・・・・。
ゆっくり駅でビールでも買ってと思っていたら、なぜか定刻より早く出発する気配。実際はそれは1時間前の列車で、大幅に遅れているのだった。これは次の列車も危ないぞと思い慌てて跳び乗る。乗客はまばらで外国人らしき姿もない。何だか心配になってきたが、間違いなく空港へ行くらしい。ただ、直通ではなく途中で連絡バスに乗換えという。
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列車は対向列車のすれ違い待ちのためか、ローカル駅に長時間停まったりしていらつかせる。どうもこの空港線というのは既成の路線を途中まで利用しただけで、まだインフラ面が追いついていないようだ。地下鉄を空港まで延伸する計画もあるらしいが、いつできるかは神のみぞ知る・・・・・・。
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さて空港の近くの駅へ着くと、車庫でもあるのか列車はそのまま先へ行ってしまう。駅は無人駅のようで、まともに機能しているとはいえない。周囲は住宅地があるだけのさびしい場所で、バス停も連絡バスも見あたらない。他の乗客もこれは変だということで騒ぎだし、どこかへ携帯電話をかけている。その結果わかったのは連絡バスが遅れてくるらしいということだけ。しかも別の場所からというので皆でぞろぞろと歩き、幹線道路沿いのロータリーへ。
そこにもバスの姿はなく、余裕をもってきているとはいえ次第にあせりを覚えはじめた。バスをあきらめ自家用車を手配している人もいる。通りでタクシーをつかまえようとしている親子2人がいた。あと1人乗れるなと思い、声をかける。
「タクシーがつかまったら乗せてもらってもいいかな?」
「いいとも!」
でも、そのタクシーが全然つかまらない。飛行機に乗り遅れたらどうするんだよ! と、そのときようやくミニバスが現れ、やれやれと乗りこむ。全く最後まで気がぬけない国だ。
国際空港へ着くと待望のビールで一杯と思ったが・・・・・・何と缶ビールが市価の10倍以上、ありえん、これはさすがに引く。でも、そういう時は隣りの国内線ターミナルへ行こう。そこへ行けば市価で売っていることを現地の人なら誰でも知っている。私も知っている。何しろルーマニアは4度目だから。


「地中海から黒海へぬける癒しの4カ国旅行記」  完
by chirindo-tensyu | 2012-08-20 18:28 | ルーマニア | Comments(0)

ブカレストの古本屋まわりでルーマニア語版「ハイジ」などを

大学広場へ出ると、露天商の古本屋が店開きを始めている。
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1軒では古そうな絵本が山積み。「ハイジ」もあったが値段が書いていない。うかつに訊くと足元をみて高くいわれそうなので、別の絵本の値段を確かめたりしてからさりげなく訊いたが、やっぱり高くいう。
「何でハイジだけ高いの?」
「これはチャウシェスク政権崩壊以前の発行だからね」その年代の物はあまり出回らず貴重なんだとか。なかなか抜け目のない店主である。強気で値引にも応じてくれそうになかったが、他の本と何冊かあわせて買うことで最初の言い値の7がけくらいにしてもらう。
さて今回のテーマのひとつは日本人作家のルーマニア語訳古書を探すというもので、各店で訊いてまわったがほとんどない。前回、辻邦生『夏の砦』を掘り出した店にも皆無。別の店ではジェームズ・クラベル『将軍』を出してきた。それって日本人作家じゃないんだけど。
ホテル・インターコンチネンタルの至近距離には立派な店構えの古書店があった。整理も行き届いており、物知り顔の店主が静かにすわっている。ここならあるかもと訊いてみると、何冊かさっと出てきたのはさすが。ただ、どれも新本屋で売っているような新しいもので、値段も高かったのであえて買う気にはなれず。三島由紀夫の「サムライ」というのがあったが、三島に「侍」という題名の本はないはずなので、これは「憂国」かなにかを訳したものだろうか。
by chirindo-tensyu | 2012-08-19 18:25 | ルーマニア | Comments(0)

ブカレストの市場と国立歴史博物館

さて最終日。夜のフライトなので一日ブカレスト市内で時間をつぶすことになる。しかし、困った。国民の館や農村博物館など主だったみどころは以前の旅行でまわったしな。真夏のブカレストでいったい何をすればいいのだろう。
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ホテル近くの市場を冷やかしたりしてから地下鉄で中心部へ出て、あまり興味はなかったが国立歴史博物館へ。
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威風堂々たる建物。地階の宝物館は国家の威信をかけて造ったものだろう。土産物コーナーもわりと充実していて、なぜかモデルガンを売っている。これは日本で高く売れるのではと思ったが、買っても空港で没収されるのは目に見えている。
近くのレストランで軽い昼食。またしてもシンプルな魚料理。
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ママリガ添えとメニューにあったのに別に料金を請求されてもめる。支配人格の男が出てきて説明をはじめる。
「ママリガは通常はつかないものでして・・・・・・」
「そんなことこっちは知らん。メニューに載ってるじゃないか!」
「それはメニューの間違いでして・・・・・・」
「メニューの間違いはあんたらのミスでしょ」
「はい、私どものミスです」
「それなら金額を訂正してきてよね」
「はい、そうします」
ということで穏便におさまったが、私が指摘しなければ素知らぬ顔だったろう。全く油断のならない国だ。
by chirindo-tensyu | 2012-08-18 18:35 | ルーマニア | Comments(0)

ブカレスト・ノルド駅前でホテル探し

ママイアからコンスタンツァへは微妙に距離があり、タクシーでなくバスを探して移動。駅前から鉄道でブカレストへ戻るつもりだったが、時間があわず長距離バスに乗る。ベンツ製のなかなか快適な車だった。
ブカレストへ入ってからが結構長い。終点は列車と同じノルド駅前。駅周辺には何軒かホテルがあり、泊まるには困らないはずだったが・・・・・・安宿ばかりでどうも快適なホテルを探すのは難しい。4つ星以上のクラスは皆無。
外観が一番立派なのは「イビス」で、そこへまず行き部屋を見せてもらう。朝食なしで49ユーロと値段も手ごろで悪くはないのだが、唯一の窓が嵌め殺しというのが気に入らない。空調設備も何だかうるさそうだったのでやめて、隣りに小判鮫のように貼りついている「ハローホテル」へ。ここは部屋はチェックインしないと見せられないという。
「窓は開くかい?」
「もちろん!」
しかし、もう1軒気になる3つ星ホテルがあったのでそちらの方へ。
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「ユーロホテルズ」は向い側の高層のイビスに比べると見劣りするが、中の雰囲気はより高級ぽい。60ユーロ。ここにしよう! とにかく静かな部屋をと希望し、裏通りの最上階角部屋を確保。裏通りにしてもブカレスト駅前だから交通音が少しうるさいがやむをえない。窓は開くのは当然でバルコニーまであるのは上出来。しかし、そこへ出たところで暑い・うるさい・眺めは殺風景とうまみはないのだった。
おまけにレストランで夕食は本日できないという。
「では近くに良いレストランは?」
「ない」
ないという答えにはがっくりきた。でも、本当にないのだ。周辺にレストランの名に値するような店は。あるとしたらイビスの中くらいだが、部屋を断った手前行きにくいしな。
やむなく駅前の安食堂で済ます。飲物の提供はないのだが、隣で買ってきてもいいという庶民的な店。かえってこういう所の方がおいしかったりするんだけどね。
by chirindo-tensyu | 2012-08-17 18:31 | ルーマニア | Comments(0)

ママイアのロープウェイは試乗の価値あり

ホテルの朝食は客が少ない、もしかして私だけ?のせいかバイキングでなくチョイス式。5つ星なのでそれなりのものを自由に選べるがどうも落ち着かない。
チェックアウトすると、海岸沿いのロープウェイ、現地ではテレ・ゴンドラとよばれる乗物に乗車。これで町の入口まで行ける。
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左手に黒海とビーチ、右手にはママイア湖が望め、真下にはホテル群。高層ホテルも豪快に跨ぎ越していく。何と痛快な乗物であろう。思わず何往復もしてみたくなる。山ではなく海のロープウェイ、これは気にいったぞ。
by chirindo-tensyu | 2012-08-16 19:14 | ルーマニア | Comments(0)

黒海のビーチでも遊泳を果たす

さて待望の黒海へくりだす。隣にはイアキという大型4つ星ホテルがあり、「イアキビーチ」という看板が砂浜の入口に立っている。別にプライベート・ビーチというわけでもないのだが。
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泳いでみたが少し水が冷たい。地中海よりも水は濁っているようだ。小魚や水母(くらげ)まで浮いているのが見える。毒水母だったら大変なので早々に退散。このビーチにはろくに着がえる場所もない。その辺の設備はまだこれからといった感じ。
ママイアは細長い半島のような形をしているが海に面しているのは東側だけで、西側は淡水湖となっている。
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湖へもいってみたがそれほどきれいな水ではなく、ビーチもない。場合によっては泳いでみようと思ったのだが。
海岸沿いの店で安い定食。チョルバ、ドルマスなど。
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玉蜀黍の粉が原料のママリガは懐かしい味。
ところで、今回のテーマは「地中海から黒海へいたる癒しの旅」。無事その黒海へ達したことでかなりの満足感が得られ、全身の力がぬけてしまった。
by chirindo-tensyu | 2012-08-15 18:30 | ルーマニア | Comments(0)

ママイアのホテルと黒海沿岸の魚料理

昼前トゥルチャへ着くと、コンスタンツァ行ミニバスに乗りつぐ。やはり陸路の方が落ち着く。
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珍しく指定席で助手席だった。特等席といいたいところだが事故ったときが怖い。
コンスタンツァからはタクシーで黒海沿岸のママイアへ。目星をつけていた5つ星ホテル「ママイア」へ乗りつけると、従業員がさっと玄関の扉を開けてくれる。
どの客室からも海は見えないとのことで躊躇したが、客室があまりにすばらしく、静かな環境だったので決定。広大な敷地にある客室はすべてワンフロア。なんとも贅沢な空間だ。
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二重扉、きれいなバスルーム、よく効く冷房、大型液晶テレビ、窓の電動シャッター、どれをとっても最高級ホテルにふさわしい完璧な設備。唯一、デスクの幅がデザイン上狭まっておりパソコンや資料を拡げて仕事をするにはやや不向きか。もっともそんなビジネス客はこんなリゾートホテルへは来ない?これで120ユーロは割安。
レストランはいかにも高そうだったので、海岸沿いの店へ。
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名前は不詳だが鯛に似た白身魚のグリル。中にレモンとオニオンが仕込んであった。
by chirindo-tensyu | 2012-08-12 18:36 | ルーマニア | Comments(0)

スリナからトゥルチャへモルドヴァ号で戻る

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翌朝のスリナ発の船は7時と早い。往路よりは人が少なく、ゆったり乗りこめた。昨日のドイツ人は姿を見せない。それはそうだろう。1泊ではスリナではほとんど寝るだけの旅程になってしまう。私としても心残りだったが、帰国日が迫っているのでここは無難に折り返す。
意外だったのは乗船券が船内へ乗りこんでから、自己申告制で購入ということ。黙っていればただ乗りできるのだが正直に申し出る。そういや、マレーシアの奥地でも申告制のレストランがあったな。出ぎわに自分の飲み食いしたものを告げて金を払う。給仕と会計は全然別の人だからごまかそうと思えばごまかせるのだが、やはり正直に言ってしまうのだ。相手に信用されたら裏切ってはならない。
川や沿岸ではまた新たな発見があった。
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by chirindo-tensyu | 2012-08-11 18:13 | ルーマニア | Comments(0)

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