奈良の古本屋・智林堂店主のブログ 古書買取強化中


古書店店主がつづる本と旅に明け暮れる日々..  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  【 智林堂書店 】     (電話)0742-24-2544   近鉄奈良から徒歩5分 もちいどのセンター街内 
by 智林 椰子生(ともばやし やしお)
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トゥールーズからアンドラへバスで移動 国境まで

車は山あいの集落を縫って走りピレネー山脈にさしかかる。
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途中、フランス国鉄線と平行するシーンがある。山脈の麓までは鉄道が通じているのでトゥールーズからローカル線を乗り継ぎ、ラ・トゥール・ド・キャロルという駅からアンドラへ車で向うという方法もあった。ただ事前にネットで調べた限りでは連絡バスはあるのかは不明、タクシーも常駐はしていまいし相当な料金がかかるだろう。
それにしても、と思う。アンドラは陸上の孤島だと。何しろその国へ入るには隣国フランスかスペインから車で行く以外に方法はない。アンドラに鉄道も空港ももちろん港もないので。車か徒歩でしか行けない国というのは世界中探しても他にはヴァティカン市国くらいしか思い浮かばない。ちなみにイタリア内の小国サンマリノにはロープウェイが通じている。
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天候にも恵まれ車窓には壮大な雪山景色が拡がる。貸切状態なのをいいことに後部座席の左右から写真を撮る。
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山道を登りきったあたりがアンドラ国境。検問所があるがフリーパスで通過できた。
by chirindo-tensyu | 2017-03-13 18:04 | フランス | Comments(0)

トゥールーズからアンドラへバスで移動 フォワまで

トゥールーズのバスターミナルは閑散としていた。バスの姿も見あたらず心配になって窓口のオバマ氏に昨日と同じことを訊いてしまう。何しろアンドラ行は日に2本、10時半のバスを逃がすと14時半までないのだ。アンドラ・ラベリャまで所要約3時間半、途中トイレ休憩はないという話なのでしっかり済ませておく。
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時間ぎりぎりになって乗場に現れたのはバス、というより大型タクシーのような車。乗客は我々のほかに白髪の男性が1人だけでほとんど貸切状態だ。車はベンツ製でなかなか豪華な内装だ。料金は1人37ユーロ、それ以上の価値はあったろう。
車はトゥールーズ空港にも立ち寄るが新たな乗客はいない。客が誰もいず空気を運ぶだけの日もあるのではと思われる。運転手はどこかにスペイン語で電話をかける。フランス語英語とあわせ3ヶ国語が堪能なようだ。
高速道路に乗り正午前にフォワという村に着く。
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山小屋風の外観のマクドナルドがあり、そこが停留所になっているのかしばらく停車するがやはり誰も乗ってこない。

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by chirindo-tensyu | 2017-03-12 18:16 | フランス | Comments(0)

トゥールーズのトルコ料理店とスーパー

夕食は妻の希望でホテル向いのトルコ料理店でテイクアウト。トルコ料理は今回の旅行で3度目だ。トルコに訪れているわけでもないのに(笑)。
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ケバブは残念な味、ちゃんと羊肉を使っているようには思えなかった。
夜は冷えこむが三菱電機製のエアコンがよく効く。隣室の音楽や話し声がうるさいのでフロントへ文句を言いにいくと、さっきの青年はその部屋に行って静かにするように諭した。ちらりと黒人の若者どもの姿が見えた。
音楽はやんだが話し声は深夜まで続き眠りを妨げられる。部屋を替えてもらうべきだったと後悔。「替えずに言いにいくところが3つ星ね」と妻。確かに一流ホテルなら客室に注意しに行ったりはめったにするまい。
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朝食もスーパーで調達。サラダセットやサンドイッチなど。
ホテルのチェックアウト時にもめる。フロントにはアジア系の女がいた。支払いは昨日カードで完全に済ませており、明細だけもらったのだがそれには室代70+税2.76の合計72.76ユーロとなっている。私は75ユーロ払ったのでおかしい。差額を返せと文句を言ったら、その明細は隣室のものであることが判明。
女は差額を返すどころか未払いの税金2.76ユーロを現金で払えと言う。税金だけ翌日に請求するなんてありえない。昨日の青年はおらず、どうも連携がうまくいっていないようだ。とにかく全額精算済なのでそのまま出てきたが不愉快な対応のホテルであった。
by chirindo-tensyu | 2017-03-11 18:26 | フランス | Comments(0)

トゥールーズのホテル「ドルレアン」

トゥールーズまで足を伸ばしたのは他ならぬアンドラ公国への拠点となる町だからだ。
トゥールーズ駅に着くとまず隣接のバスターミナルへ向う。
明日朝のアンドラ行の時刻を確認しチケットも買おうとすると、オバマ元大統領に似た窓口の男が当日車内で支払うようにという。
次にホテル探しだ。駅前正面の「イビス」がまず目につくが車の騒音がうるさそうなので避けて中のバイヤール通りへ入る。
ニースほど多くはないが中級ホテルが軒を連ねる。外観で判断して3つ星の「グランドホテル・ドルレアン」に飛びこむ。
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フロントには手持ち無沙汰の青年が寒そうに手をこすり合せている。最低料金が素泊り75ユーロとのこと。
部屋は改装したてなのかきれいだが冷蔵庫やバスタブはない。バスタブにこだわるとなかなか宿が見つかりにくいし日没前でつい妥協してしまったが結果的には悔いが残り後味の悪い思いをすることになる。




by chirindo-tensyu | 2017-03-10 18:40 | フランス | Comments(0)

ニース駅からトゥールーズへ列車で移動

翌朝は早起きするつもりが目ざめが遅い。やはり疲れがたまっていたようだ。
本日はニースからトゥールーズまで一気に移動するつもりだ。少なくともマルセイユかどこかで一回乗換の必要があると思っていたが駅で訊くと直通列車で行けるという。日に何本かあるボルドー行がそれだ。
所要時間は7時間弱、値段も1人82ユーロと格安航空券並。妻は移動時間の長さに驚いていた。
出発まで時間があったので駅前のミニスーパー「モノップ」で食材を買いこむ。
このモノップというのはモノプリの系列なのか品揃えが似ている。缶ビールやワインのハーフボトルなども置いてあるのは旅行者を意識してのことか。
列車は空いていて快適、これなら長時間の移動も苦にはなるまい。
走り出すと早速食事を開始。鶏肉入クスクス、パン、チーズなど。車内販売もあり妻はカプチーノを注文。
カンヌ、トゥーロンを通ってマルセイユに着く。ここでしばらく停車し機関車を後ろに繋ぎかえる。方向転換のためで列車は後ろ向きに走り動き始める。
平原をひた走る。葡萄畑も冬枯れで殺風景だ。
どこかの空港があり、線路に近いのに駅とは直結していない。こういうのはもったいないと思う。
車窓の平板な風景にも飽きて角田光代「恋するように旅をして」を読む。
17時過ぎに薄暮の薄ら寒いトゥールーズ・マタビオ駅に到着。
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by chirindo-tensyu | 2017-03-09 18:23 | フランス | Comments(0)

ニースのホテル「ニース・リヴィエラ」

ニース駅周辺には選ぶのに困るほどホテルがある。どちらかといえば駅前には安宿が多い。
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駅前特有の猥雑な地域は避けて大通りのジャン・メドゥサン通り沿いに歩いていく。新型の路面電車が走っている。
この通り沿いはどこもうるさそうなので横道へ入ったホテルを探す。
「地球の歩き方」に掲載の3つ星ホテルへまず行く。ボスはイタリア語で電話中でマダムが対応。部屋を見せるにはボスの了解がいるとのことだが電話がなかなか終りそうになかったので退出。
もう1軒気になっていた4つ星ホテルへ向うが、その手前の別のホテルに目が留った。
人気があるらしくフロントは忙しそうだったが応対はわりと親切で残り2室という中庭側と町側の両方の部屋を見せてもらう。
防音ガラスもついていたので町側の部屋に決める。
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この界隈では目立つ4つ星ホテル「ニース・リヴィエラ」、素泊り税込114ユーロ。内装はシックでコーヒーメーカーなどの備品も揃う。
夕食は大通りのスーパー「モノプリ」で食材を買って軽く済ませる。フランスのインスタントカレー麺も試してみたがこういうのはやはり日本産の方が旨いと思う。
缶ビールはなぜかスーパーには売っていなかったので斜め向いのバー「ロリンピア」で調達。
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ニースまで来たからには海岸へも行ってみたかったが疲れていたので断念。
ニースの海岸通りでは先年、トラックが歩行者を次々に撥ね実に80人以上もの死者を出すというテロがあった。君子危うきに近寄らず・・・。

by chirindo-tensyu | 2017-03-08 18:11 | フランス | Comments(0)

ニース・ヴィル駅からモナコ・モンテカルロ駅へ

ニース・ヴィル駅は久々のターミナル駅で混雑している。
ここまで来たら未知の国モナコへ立ち寄らないわけには行かない。体調はまだ回復途上だったが旅人根性が頭をもたげる。
モナコおそらく唯一の駅モンテカルロまでの切符を買ってマントン行列車に乗る。
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やはり2階建のきれいな車輌、もちろん2階へ上がり地中海の絶景を楽しむ。
by chirindo-tensyu | 2017-03-06 18:56 | フランス | Comments(0)

タンド鉄道乗車記 サン・ダルマ・ド・タンドからニース駅へ

翌朝も不調。朝食は別料金だし何も食べる気がしない。
ホテルを出ると10時過ぎのニース行にあわせて駅へ向う。
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立派な駅舎があるのに施錠されたまま長らく使われていない様子。
昨日同様無人で券売機もないから切符を買うこともできないしトイレも使えないのは困る。
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ただモニター画面に次の列車の案内が出て自動音声のアナウンスも流れている。いわゆる合理化というやつか。
時刻表上ではニース行のはずだが画面には聞いたこともない行先が表示されていて不安になる。
ほどなく乗客のフランス人カップルが現れた。彼らも表示を見て気にしている様子。どうやらニースまでは行けないらしい。
とそこへバスがやってきた。フランス人青年が駆けより運転手と話をして言うには、このバスで2駅先のブレイル・シュル・ロヤまで行ってニース行列車に乗り換えたほうがいいとのこと。
狭い通路のバスにいそいそと乗りこむ。料金は請求されなかったので鉄道会社の代替バスなのかもしれない。
バスは山道を下りて30分ほどで町に着く。
ブレイルはニースとヴェンティミリア方面との分岐点になる駅でそこそこ大きく機能的。
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ニース行き列車は2階建でトイレも車椅子対応型の近代的なもの。
岩山を眺めながら海岸の方へ下っていき1時間弱で終点ニース・ヴィル駅に到着。
by chirindo-tensyu | 2017-03-05 14:51 | フランス | Comments(0)

ホテル「ル・プリュレ」のレストラン

疲れていたので軽いものでも飲み食いしてすぐに寝たかったが周囲には店1軒たりとも開いていない。
老夫婦に教わった最寄のサン・ダルマ・ド・タンド駅へも行ってみるが、無人で駅舎も鎖されている。
ホテルでは19時から夕食ができるというので部屋で憩んで待つ。
妻が珍しく新年の祝いだから勘定は自分が持つという。
眠りかけているところを妻に起こされ冴えない頭でレストランへ行く。
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単品はなく18ユーロのセットメニューのみ。私はシーフードの前菜、若鶏と野菜のソテー、チーズの盛合せを選ぶ。
妻は同じ前菜とラビオリ、タルトタタン。
せっかくのフランスだからワインも飲みたい。
ハウスワインは赤白それぞれカラフで500mlが7ユーロと割安感がある。
まずはコート・デュ・プロヴァンスの白を頼んだが思いのほか量が多い。うかつにも50cl(センチリットル)の表記を50ml(ミリリットル)と読み違えたためで、といって50mlならグラスでも少なすぎる量だから間違えた説明にはならない。やはり相当寝ぼけていたらしい。
もちろん飲めない量ではないが肉が来ると赤も頼みたくなる。
赤はコート・デュ・ローヌ、ハウスワインとはいえ一級品だ。
料理は適量でうまかったが部屋に戻ってから気分が悪くなり全部吐いてしまう。なんてこった!
「5年に1回位はこういう失敗があるんですよ」と妻に弁解。
ワイン1リットル程度なら調子のいいときは何でもないのだが、疲弊のきわみに達しているときに無理に飲食したものだからそんなことになったようだ。
しかしワインの飲みすぎには今後注意しよう。
by chirindo-tensyu | 2017-03-04 18:35 | フランス | Comments(0)

サン・ダルマ・ド・タンドのホテル「ル・プリュレ」

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いつしか国境を越えて列車はタンドに着いた。
駅前に降りたつが人の気配はない。タクシーも1台も停っていない。
通りを歩いて探すとホテルは確かに2軒ほどあったが休業中。
「教会にでも泊めてもらおうか」と妻に冗談で言ったが、その教会もどうやら開いていない様子。
これは困った。最悪でも次の列車でニース方面へ行くという選択肢は残されている。だが、タンドに泊ると決めた以上もう移動はしたくなかった。昨日から夜行列車など延々と乗りついで来て体力と精神力の限界でもあった。
途方にくれていると店じまいしかけていた雑貨店のおばさんと目があった。
訊けば5キロほど離れた町に別のホテルがあり、今から車でニースの方へ行く途上だから乗せていってあげるという。
助かった!これぞ天佑だ。
近くの家から夫も出てきてトランクにチェロなど色々荷物を積みこんで発車。どうやらニースの娘の家に行くようだ。
夫は仕事で京都へ行ったこともあるという。不慣れな日本人と見て親切にしてくれたのかも。
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その小さな集落サン・ダルマ・ド・タンドにある2つ星ホテルは「ル・プリュレ」といった。プリュレとは小修道院という意味で、鐘楼に隣接しており修道院を改装したホテルではないかと思われる。妻に言ったことも満更冗談ではなかったわけだ。
本日空室があることも確認し、老夫婦は車で去った。彼らに助けられなければどうなっていたことか・・・・・・。
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町側の部屋は57ユーロと安いがバスタブがない。眺めもよい山側の部屋にする。素泊り65+税1ユーロ。湯のふんだんに出るきれいなバスタブと暖かいパネルヒーターがあり値段の割に快適な部屋であった。
by chirindo-tensyu | 2017-03-03 18:49 | フランス | Comments(0)

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