奈良の古本屋・智林堂店主のブログ 古書買取強化中


古書店店主がつづる本と旅に明け暮れる日々..  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  【 智林堂書店 】     (電話)0742-24-2544   近鉄奈良から徒歩5分 もちいどのセンター街内 
by 智林 椰子生(ともばやし やしお)
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スィリフケからコンヤ行バスに乗車

朝のビーチは死んだように静かだった。日の出前に早起きして歩いてみた。
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砂浜に毛布をかぶって寝ている人たちがいるのに少し驚く。海岸のホームレス?
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近くの岸辺に古代の遺跡があった。番人がおらずフェンスが少し開いていたのをいいことに入ってみる。足元がやや危ないがあまり整備されていないところがよい。
城あり、遺跡あり、クズカレスィは楽しめるところだ。ただ、バスで来る途中で見えたのだが、周辺のアタケントその他の集落にもビーチはあり、4つ星級の高級ホテルもある。より静かにすごしたい人はそちらに泊まってもいいだろう。
7時の朝食を待ってから、早速移動開始。まずはスィリフケのオトガル(バスターミナル)へ。この町にも城塞やローマの貯水池など見どころがあるが、以前来たときに観たので用はない。城塞からの帰り道で子供らに「パラ(金)、パラ!」と追っかけられたのを思い出した。
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オトガルはガラス貼りのモダンな建物に変身していた。コンヤ行のバスに乗車。各座席にはTVがあり、乗車後に男前の車掌から水、菓子、紅茶などが配られる。いたれりつくせりのサーヴィスだが、そんなことより車内にトイレを設けて欲しいと思うのは私だけだろうか。何しろ4時間の行程だ。もちろん、途中でトイレ休憩はあるのだが。バスは山間部を縫って走る。いよいよトルコ大陸縦断の旅が始まるのだ。イスタンブールまでは全く未知の領域である。
by chirindo-tensyu | 2012-06-30 18:30 | トルコ | Comments(0)

クズカレスィのホテルとビーチでの遊泳体験

乙女の城ことクズカレスィへは昼すぎに着いた。
突出した高級ホテルはなく、3つ星以下の宿が海岸沿いにびっしり建ちならぶ。これは選ぶのが難しい。失敗のないよう端から慎重に見て歩く。何軒かで部屋を見せてもらい、デニズ・ホテルに決める。デニズとは海の意。2食付で75リラ。
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4階のバルコニーからは白浜、碧瑠璃の海や乙女の城が一望できる。これはすばらしい眺めだ。エレベーターが壊れていて階段での昇り降りも苦にならなかった。
早速海に跳びこむ。遠浅でそのまま海上の城まで泳いでゆけそうだが、ブイの囲いがあるのでそれは禁じられているのだろう。
さて、部屋代に込みの夕食はスープ、サラダ、焼鳥、茄子の挽肉詰め、バターライス、季節の果物と日本人好みの内容。
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量的には物足りないがそれ以上はオプションでということ。ビールももちろん別料金で、夕食は他へ行ってもよかったが何だかうまく乗せられてしまったなあという感じ。
とりあえず、地中海初遊泳に乾杯!
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by chirindo-tensyu | 2012-06-29 18:05 | トルコ | Comments(0)

地中海沿岸に遊泳ビーチを求めて

地中海で泳ぐ、というのも今回の旅の目標だった。今まで地中海を熱く語っておきながら、一回も沿岸で泳いだことがないというのはどうかという気持ちはあった。
キプロス島のギルネにもビーチはあったはずだが行けなかったので、トルコでは絶対探して泳ぐぞ!
タシュジュはこじんまりした港町で、海も美しい。この海の碧さを見るとだれでも詩人になれるのだ。
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    タシュジュ三行詩
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鳥は安全なところを知っている。
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猫は涼しいところを知っている。
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そして犬はところかまわず寝そべる。


あいにくタシュジュには手頃なホテルがない。海岸沿いにそれらしき立派な建物があったが、会員制クラブのような感じで宿泊施設ではないとのこと。かつては数軒ホテルがあったが、いずれも休業中かすでに廃業とか。ドルムシュ(ミニバス)とバスを乗りついで、海岸づたいにクズカレスィへ向った。
by chirindo-tensyu | 2012-06-28 18:09 | トルコ | Comments(0)

ギルネ港からフェリーでトルコのタシュジュに渡る

港までの道は遠かった。今回はなるべくタクシーを使わず安上がりな旅をめざしている。地図を頼りにひたすら朝の道を歩く。
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トルコのタシュジュと結ぶ航路は以前より減便されており、朝発の高速船は週4便、夜の大型船も週4便でうち3便は夜行、真夜中の0時発とあっては利用しづらい。
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9時半発のフェリーも乗客は少ない。
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キプロス島よさらば。短い滞在だったが心残りはない。3時間ほどかけて地中海を進む。持参した中津文彦『ラトビアの霧』を読破。
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トルコの大地が見えてきた。初めての国ではないが心がさわぐ。
by chirindo-tensyu | 2012-06-27 18:15 | キプロス | Comments(0)

ギルネのドーム・ホテルと魚料理

バスで北部の港町ギルネへ出た。陽射しがきつく、日陰を選ぶように歩き、めざす4つ星ホテルへたどりつく。
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海岸沿いに建つ白亜のドーム・ホテル。海側は上階になるにつれバルコニーが狭まっていく構造で、あえて最上階より一階下の部屋にする。190トルコリラ(1リラ=約50円弱)。目の前はさえぎるものがない地中海で、このホテルにして大正解。
ギルネは港町でありながら海岸近くまで山が迫り、キレニア城という城塞もあって、どこを切り取っても絵になる光景だ。
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そのキレニア城近くのレストランで、地中海を眺めながらシーバス料理(といっても味つけもなく焼いただけだが・・・・・・)の夕食。
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by chirindo-tensyu | 2012-06-26 18:57 | キプロス | Comments(0)

レフコーシャのキプロス南北境界線越えに挑戦 後編

境界線を越えるとあれや不思議! 通りにはギリシア語の看板があふれ、通貨もユーロに変った。
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教会にはギリシア国旗がこれ見よがしに翻る。
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猫もギリシア猫?
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町並みは北側より整っていて、ホリディ・インなどの有名ホテルも建ち並ぶ。ここで一泊するか思案したが、まだ昼前ということもあり、ぶらついてから北側へもどり、トルコ本土への移動に備えて北部の港町へ移動することに決める。
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境界線近くに「ベルリンの壁」という名のカフェがあり、店名にこめた店主の熱い思いを受けとめながらキプロスの生ビール「ケオ」をしみじみと味わう。
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「ノー・ボーダーズ」(国境無用)「ノーボーダーズ・ストリート」(無国境通り)という落書きも見かけた。そう、ひとつの国なのに境界線なんて誰も本当は望んでいないのだ。
帰りのゲートは一層混雑していてブースには列が出来ている。例の別紙を見せて突破しようとすると制止された。またスタンプをもらってこいという。そのために並ぶのも面倒だな。でも、待てよ。私はもともと「北側」に属する旅行者ではないか。一計を案じてパスポートの北キプロス入国印を見せると、あっさり通過できた。どうなってるの、これ?ギリシアとトルコがたがいの面子を張り合っているだけで、境界越えの手続きなどほとんど形骸化しているのであるまいか。
近い将来、ベルリンの壁が崩壊したように、この無意味な境界線がなくなる日が来ることを祈る。
by chirindo-tensyu | 2012-06-25 18:26 | キプロス | Comments(0)

レフコーシャのキプロス南北境界線越えに挑戦 前編

今回の旅に未知の国レバノンを組みこむか思い悩んだ。何せキプロスからは飛行機でひとっ飛び25分ほどの距離だ。だが、エルジャンからの路線はなく、南部のラルナカからになる。北キプロスから南へ入った場合、第三国へは出国できないことになっている。それがためにレバノン行きは断念せざるを得なかった。
キプロスの北部はトルコに実効支配されていると述べたが、では南部はというとギリシアが占拠している。レフコーシャの町には両国の領土争いの結果、南北に分断された軍事境界線がある。まずはその「レフコーシャの壁」をめざした。
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建物が建てこんでいて壁の存在はわかりづらいが、たしかにどこからも自由に往き来はできず、南へつづくメインロードにはゲートが設けられている。
ここを通過するにも一抹の不安があった。南から北へは問題なく出入りできるが逆はしばしば問題になるという情報もあり、最悪の場合戻ってこれなくなる可能性もあった。
北側のゲートで訊く。
「向こう側へ行ってからまた戻ってこれるよね」
「さあ、それはギリシア側の判断にもよるけどね。トライしてみる?」
もちろんそのつもりだ。万が一、北側へは戻れず第三国へも出国できない事態になってもギリシアへは脱出できるはずで、アテネかテッサロニキへ飛べば旅をつなげることができる。
パスポートにではなく別紙にギリシアの仮入国印のようなものをもらうと、私は国境、いやキプロス共和国を分断する境界線をまたぎ越した。
by chirindo-tensyu | 2012-06-24 18:03 | キプロス | Comments(0)

トルコ航空イスタンブール経由でキプロス島のエルジャンへ

トルコ航空でイスタンブールのアタテュルク空港に着くと、国際線乗継カウンターへ急いだ。脳裏には一つの疑問があった。
事前にトルコ航空オンライン予約ページで航空券は購入していた。乗継先の目的地はキプロス共和国のエルジャン。予約ページはまず国を選び、空港名を選択するようになっている。ところが、ABC順に並んだ国名にCyprusキプロスがない!
おかしいと思いながら冒頭のTurkeyトルコの数多い空港名をチェックしていると、まさにその中にあった。そう、アンカラやイズミルなど国内線と同じ選択肢の中にまさしくエルジャンは組み入れられているのだ。これは一体どういうことだろうか。
キプロスの北部はトルコが実効支配している。暗に自国の領土の主張とも見てとれる。
券は買えたもののアタテュルク空港で私は再度とまどった。国際線ならそのままトランスファー・コーナーへ進むのだが、国内線乗継の場合はここで一旦入国審査を受けねばならない。早速港内の係員にきくと、エルジャンなら国際線だよという。そりゃそうだよね、常識的には。別の国なんだから。ではあのオンライン予約ページの国内線のような扱いは何なのだ。
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国際線の発着ボードにERCANの表示が出ているのに一安心。該当機の待合室の乗客は少ない。日本人は私だけ。日本からのヨーロッパ周遊旅行でいきなりキプロスの、それもエルジャンからはじめる人は稀だろう。
イスタンブールからは1時間ほどのフライト。地中海に浮かぶ緑の島に着く。
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エルジャンは「国際空港」にしては閑散とした雰囲気で、全員飛行機から降りると歩いて建物へ向かう。港内に両替所はなかったがこれは想定済みで、イスタンブールでトルコリラに両替しておいた。北部キプロスでは通貨はトルコリラなのだ。言葉もトルコ語だし何だかトルコにやって来たみたいだな。時刻はまだ朝の8時台。青空の下、バスでとりあえずは中心部の町レフコーシャ(ニコシア)へ出る。

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by chirindo-tensyu | 2012-06-23 18:06 | キプロス | Comments(0)

帰国と営業再開のお知らせ

初夏恒例のヨーロッパ旅行より22日夜に無事帰国。23日土曜日から智林堂は営業再開します。
今回の旅行はまずまずの、いや上出来に近い成果だった。地中海と黒海で泳ぎ、4ヶ所の温泉に浸り、バルカン寝台特急とバンスコ山岳狭軌鉄道に乗り、そしてドナウ・デルタの船旅でペリカンを見ることもできた。ブカレストでは少量ながら東欧の絵本などの古書を仕入れることもできた。そう、仕事もしてきたのだと強調しておこう。ハードカバーなども買いこんだので重量がかさみ、お土産に重いものは買えなかったのは少し残念だった。
周遊4ヶ国の内3ヶ国トルコ・ブルガリア・ルーマニアはいずれも既訪問のため、累計海外訪問国数はキプロスの1ヶ国のみ加算し合計56ヶ国となった。
旅の詳細はまた本ブログ上で連載形式にて発表していきますので引き続きよろしく。
by chirindo-tensyu | 2012-06-22 22:01 | Comments(0)

世界のビール飲みくらべ紀行★オーストラリア

オーストラリアの東海岸の町タウンズヴィルから内陸部へ向った。長距離バスでほぼ1日がかりの行程。
マイナーな路線とあって乗客も少なく、車体も老朽化している。朝7時過ぎに出発したバスはひたすら平原を走る。広大な大陸だけに町から町までが長く、その間は延々と単調な風景がつづくのみだ。やっと途中の町でランチタイムを兼ねた休憩があり、真っ先にバーへ駆けこみ生ビールを一杯。VBの通称で親しまれるヴィクトリア・ビター、乾いた喉にこれは文句なしに旨かった。
バスは午後も走り続け、日没後にようやく内陸の砂漠地に近いマウント・アイザに到着。目についたモーテルに荷を解いて夕食を摂る。オージービーフのステーキにビールはやはりVBの生。近くのテーブルでは見おぼえあるバスの運転手が、同じビールで一杯やっていた。この町まで一人で運転してきたのだ。お疲れさま!
by chirindo-tensyu | 2012-06-21 18:00 | オーストラリア | Comments(0)

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