奈良の古本屋・智林堂店主のブログ 古書買取強化中


古書店店主がつづる本と旅に明け暮れる日々..  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  【 智林堂書店 】     (電話)0742-24-2544   近鉄奈良から徒歩5分 もちいどのセンター街内 
by 智林 椰子生(ともばやし やしお)
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奈良市の住宅から推理小説・将棋盤・純銀製品など買取 後編

息子さんの部屋に通された時に、当初強力な既視感にとらわれた理由がわかった。
ずいぶん昔に古書の買取ではなく別の用事で訪れたことがあったのだ。
そこは私の中学生時代のかつての同級生の家でもあった。
仮にO君としよう。
さほど親しい友達とかではなかったが、ある日路上で偶然会った時に誘われて家まで一度遊びに行ったことがあるのだ。
O君の本棚には当時大流行していた赤川次郎やSF小説の文庫本がずらりと並んでいた。
ひととき文学談義みたいな話を交した記憶がある。
それらの本が、そっくりそのままではないにしても30年以上の歳月を経て眼前に残っている!
一瞬フラッシュバックしたような、ちょっとした驚きだった。
しかし、依頼主の前ではあえてそういうことは口にしない。
本を見て人を見ず、プロに徹して淡々と見積もるばかりだ。
息子さんは商社に勤務し別に住んでいるとのことで、先日帰省した折に不要書をまとめていったという。
落合信彦の著作が数十冊、ビジネス本やその時々の話題の小説など。
落合、若者に人気の作家だがアマゾンではほとんど1円・・・・・・。
こちらも少々厳しい査定となったが、依頼主は納得してくれたようだ。
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by chirindo-tensyu | 2015-07-31 18:20 | Comments(0)

奈良市の住宅から推理小説・将棋盤・純銀製品など買取 前編

その家を訪れたとき、私は奇妙な感覚に襲われた。
ここには以前、確かに来たことがある・・・・・・。
店を始めて以来、公的施設も含めて延べ数百軒の買取先に行った。
それらはすべて記憶にとどめてある。
むろん、正確な位置や依頼主の名前なども忘れてしまっている場合もあるが、おおよその蔵書内容と行ったことがあるかないか程度には覚えている。
ところが、その家に買取に行くのは確かに初めてのはずなのに強い既視感があるのだ。これは一体どうしたわけだろう。

近所のカラオケ仲間が大量の本を処分したがっているようだ、と父が伝えてきた。
確かに近くだったので内容は訊かずとりあえず父と見にいくことにした。
閑静な新興住宅地の一軒家である。
父と同年代くらいの夫婦に出迎えられる。
まずは1階のリヴィングルームと次の間へ。
立派なガラス棚が2本にスチール棚1本。そこにぎっしり納められていたのは斎藤栄・森村誠一・梶山季之・西村京太郎・内田康夫などなど。「それ系」の新書版ノベルズ及び文庫本が実に1500冊以上。何とか殺人事件のオンパレード!
しかも、ほとんど古本で買い集めたものらしく状態が良くない。
これではブックオフへ転売するのも無理だ・・・・・・。
いやー、参ったな。
要らないとも言えず、申し訳ないような値段ではあるが買い取ることになる。
ほかに、本以外のものもあるというので見せていただく。
脚付の将棋盤、天然石の碁石、純銀製のヨット細工、沖縄の漆器などなど。
正直なところ、それらの方が本よりもはるかに良く査定額も高くなる。
さて、2階には息子さんの蔵書がまだあるというのだが・・・・・・。

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後編につづく

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by chirindo-tensyu | 2015-07-30 19:39 | Comments(0)

連続の古書買取で5千冊超在庫が増加

さて、旅行から帰ってくると、たちまち仕事に追われる日々が始まった。
買取話も立て続けに入り、3軒の個人宅からそれぞれ分野の異なる蔵書をお譲りいただく。
一気に5000冊を超える本が入ってきて混乱をきわめる。
とはいえ、まことにありがたいことだ。
おかげでこの夏は安泰に乗りきれるであろう。
順番にそれらの古書買取の記録を書きとどめていきたい。
by chirindo-tensyu | 2015-07-28 18:28 | Comments(2)

機内食はおかわりできる!? カナダ旅行番外編

帰国便のカナダ航空はそこそこの混み具合。
機内食は牛肉か鶏肉の選択だったが、私たちは2人とも牛を選ぶ。
鶏も食べたかったね、という話になり、
「これは裏技なんだけど」と、私は切り出した。
「機内食はおかわりできるんだよ」
「えっ、本当?」妻は驚く。
「できるかどうか、やってみよう」
機内食というのは必ず人数分より余分に積んである。
2種類の選択がある場合は人気のありそうな方をまず選び、ひととおり配膳が行きわたった後に、
「もうひとつの方も賞味してみたいのですが」と、こっそり乗務員に伝えるのがセオリーだ。
感じのよさそうな青年の日本人乗務員に伝えてみたところ、
「トレイごとですか?」
「いや、チキンの部分だけで結構です」
しかし、傍にいたカナダ人の女性乗務員が気難しい顔をし、だめだという。
やっぱり北米路線は厳しいなあと思いながら退散。
ところが、しばらくするとさっきの日本人乗務員が持ってきてくれたではないか。
「ね、やっぱり持ってきてくれたでしょ」私も面目を保つことができた。
その後のスナックのサーヴィス時も、
「エクストラ!」と言って、菓子やつまみをさりげなく5個位渡してくれたのには感激。
その乗務員によほど気に入られたのか(笑)、新婚旅行のいい思い出になった。
by chirindo-tensyu | 2015-07-27 18:04 | カナダ | Comments(0)

そしてまたホテルの部屋替え魔の血が騒ぐ

早めに就寝しようとしたが、戸外の音楽の生演奏が騒がしい。
「フロントに言って部屋を替えてもらう」と、私はいつもの台詞を言った。
「そんなこと言ったって」と、妻はあきれ顔で言う。
「外がうるさいのはホテルのせいじゃないでしょ」
「いいや、そんなことない」と、私は自論をまくしたてる。
「外部の騒音はホテルの立地と無関係ではなく、防音性が薄いのはホテルの構造上の問題であり、責任である。従ってホテルというのは外部環境要因にかかわらず、顧客に静かで快適な空間を提供する義務がある」と。
フロントにかけあうと、
「音楽なら1時間後にやむよ」と言われたが、
「我々は疲れていて今から寝るのだ」と言ったら反対側の部屋にあっさり替えてくれた。
それも道理、反対側はワンベッド・ルームのみでより安い料金の部屋なのだ。
ツインにこだわらず初めからそうすればよかった。
移った部屋は静かで眺めがよく、バルコニーもついている。
昼間は汚く見えた川も、夜目には周囲の明かりを受けて多少ロマンテイックに見える。
いつまでも旅の感傷に浸っていたい気分だった。


カナダ旅行記・完
by chirindo-tensyu | 2015-07-26 18:08 | カナダ | Comments(0)

カナダ最後の晩餐は家鴨料理

妻は今までの疲れも出たのか白昼早々眠ってしまう。
私はビールを買いに駅前へ行く。
ところが、駅の周囲は黄色のロープで封鎖され警官が立っている。
駅や商店も閉鎖中らしい。
電車もその駅だけすっとばして行ってしまうではないか。
何か事件があったようだが、詳しくはわからなかった。まさか殺人事件ではあるまいな。
別の店でビールは買えた。
安いのを選んで買ったはずなのに随分高いではないか。
税金が高いようだ。州によって税率も異なるようだ。
夕方になってもまだ明るく日差しがきつい。
妻を近くのレストランへ連れ出すが、この旅行最後の晩餐というのに何も食べたくないと言う。
やむなく私1人で食べる。
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家鴨料理、一応料理らしい形はしているんだけど、何だかソースがね。
カナダはどこもそんな感じだった。
グルメ志向なら、やっぱりヨーロッパだね。
by chirindo-tensyu | 2015-07-25 18:51 | カナダ | Comments(0)

ヴァンクーヴァーのホテル「イン・アット・ザ・キイ」

いわば、前日の雪辱戦的な選択だった。
昨日は超高層ホテルに泊ったのに部屋から川が見られなかったが、本日は絶対に見えるはずだ。
何しろ、そのホテルは川の中にあるのだ!
ニューウエストミンスター駅からフレーザー川の方へ歩く。
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「イン・アット・ザ・キイ」は川に張り出すように建つ奇妙な形のホテルですぐにわかる。
事前予約で18522円。
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部屋のデザインは青と白を基調とし、いくぶんか広めでリゾートぽい雰囲気がなくもない。
ただ、川はばっちり見えるのだが、運河みたいな川で水は茶色に濁っている。
都心部の川がそんなにきれいなはずはないのだが、カナダだからあるいは、と期待したのが間違いだった。
by chirindo-tensyu | 2015-07-24 18:20 | カナダ | Comments(0)

ヴァンクーヴァー空港からスカイトレインでニューウエストミンスターへ

ヴァンクーヴァー空港にはスカイトレインが直結、市内中心のウォーターフロントまでは30分ほどで行ける。
予約にあたってホテルはその辺で探したが、どうも設備のわりに高かったり、不便な場所だったりと難航。
思い切って郊外のニューウエストミンスター地区まで範囲を広げ、やっと1軒見つけたのだった。
ニューウエストスターへはウォーターフロントから別の路線に乗り継いでさらに30分ほど。
空港からのスカイトレインは高架を走り、すこぶる眺めがよい。
乗客はみな、真夏のよそおいだ。海に面した国際都市のせいか、開放的な気分が漂う。
色白の女学生が乗りこんでくる。
「カナダの10代の女の子って、色気があるよねー」と、妻が感心したようにいう。
ウォーターフロントではちょっと市内見学でもしていきたかったが、荷物が重いのでそうはいかない。
ベッドタウンのような町を過ぎて電車は目的駅に到着。
駅前には立派なスーパーや商店がある。
やっぱり土産はカルガリーではなくここで買うべきだったか?
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by chirindo-tensyu | 2015-07-23 18:57 | カナダ | Comments(0)

カルガリーからヴァンクーヴァーへエア・カナダで戻る

カナダ航空で不便なのはヴァンクーヴァーでの乗継が往路は良いが帰路は最悪なことで、長時間の待ち合せを強いられる。港内にはとどまれず町で1泊となる。ついでにヴァンクーヴァーも見学できて幸運という見方もできようが、それにしては中途半端な滞在時間で、いっそ2泊したくなる。
ところが、24時間以上の滞在はストップ・オーヴァーとみなされ、別料金が発生してしまう。1人1万円(1万5千だったかも?)の追加だったが、そんなあほらしい出費はできない。
最終日のヴァンクーヴァーの宿も予約済だったが、それゆえに一抹の不安があった。
飛行機が予定通りに飛べばいいが、欠航になったりするとヴァンクーヴァーへは行けずホテルの予約もパーになってしまう。
前回の旅行のエア・アジアの欠航騒動がトラウマになっているようだ。
ホテルで朝食を食べてから、カルガリー空港へは例の300番のバスで戻る。
若い女性の運転手だったが、途中で突然、鞄を持って車外へ降りてしまう。10分ほどして戻り、何事もなくバスは動き出した。トイレだったのかもしれないが、一言説明があってもいいと思う。
空港での搭乗はスムーズだったが、思わぬアクシデントが発生。
関西空港まで荷物を受託するつもりで荷造りしてきたのに、ヴァンクーヴァーで降ろすという。
「ストップ・オーヴァーではなくトランジット扱いなので最終目的地まで預けられるはずだ」と抗議したが、
「次便が翌日になるので」とのこと。
言われてみればそれもそうかもしれないが、24時間空港の場合はどうなんだろう。
国際線でも私はほとんど荷物を預けないのでよくわからない。
最後と思ってワインなども買いこんだのに、ヴァンクーヴァーで全部降ろして持ち歩くことになろうとは・・・・・・。
12時15分、我々の不満顔をよそにエア・カナダは無事に離陸。
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ヴァンクーヴァーへ近づくと、機内からは美しい湖沼や雪山が望まれた。
by chirindo-tensyu | 2015-07-22 18:07 | カナダ | Comments(0)

カルガリーの中華街の料理店「味香園」

ホテルの近くには中華街がある。
中華専門の商店で、妻は安いと言ってインスタント麺などを買いこむ。
夕食もその一軒「味香園」へ入る。
ここは失敗だった。
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南洋炒飯、唐辛子マークに釣られて注文したが全然辛くなく塩味ですらほとんど効いていない。
「南洋といったら、イメージからして甘酸っぱくて辛くなさそう」との妻の言葉に納得。
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准揚梅菜排骨は、写真見本では美味そうに見えたが、苦味がきつく肉も少ない。これで16ドルは高い。
おまけにその後腹具合がおかしくなってしまう。
妻はビールの飲みすぎだというが、ホテルの朝食の水増しジュースか茹卵が怪しいと私はにらんだ。
by chirindo-tensyu | 2015-07-21 18:12 | カナダ | Comments(0)

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